第27話 戦争の準備
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バスタ王国とログラン皇国が戦争を仕掛ける事が決定的になり、国境のシブチ街の砦を強固に作り直すのは工兵隊に任せた。
砦に応援部隊を4万人送るのは決定したが、誰を総大将にするかでショーンと話して俺が行くと言うとクルトが。
「皇帝になる殿下に何かあったなら大変だから俺が総大将で戦う」
ショーンも自分が行くと言ったがクルトが強硬に自分が行くと言い張りクルトに任した。
1カ月後に砦の改修が終わり空間魔法で移転して見に行ったのだ。
流石に我が工兵隊だ。
今までの砦はそのままにして軍1万が守備と遊撃出来るようにして、谷間の左右の両側の斜面に新しく砦を築いていた。
砦の上には魔法隊が魔法を撃てるようにして、砦の窓から弓矢を放てる工夫して作っている。
此れなら狭い谷の上から攻撃して敵を混乱させるだろう。
俺は満足して工兵隊に特別に報奨金を出して褒めておいた。
砦が完成した1カ月後にクルトが応援部隊をつれて来て、兵士を戦場になる場所で地形を覚えさせる為に訓練を始めた。
これで、いつバスタ王国とログラン皇国が攻めて来ても良い準備が整った。
総大将のクルトが自信満々で俺に。
「バスタ王国とログラン皇国は俺に任せて殿下は戦いの後の事を考えておいてくれ」
「うん。だが油断しないでくれ。もしもの時は援軍を送るから早めに連絡をしてくれ」
「ハッハッハー! 殿下は心配性だな。俺は戦争は初めてだがショーン大臣から厳しい指導を受けたから大丈夫だ。心配するな」
砦を後にして皇宮に帰るとラオス宰相が。
「バスタ王国とログラン皇国は何時頃、戦争を仕掛けて来るのでしょうか」
「余にも分らんが1年以内だろう」
ラオスがとんでもない事を言い。
「戦争が終結したならリズと結婚式をあげたらどうなのです」
俺は飲んでいたコーヒーを噴き出してしまい。
「ブォー! な、何を言い出すんだ。俺はまだ16歳だぞ」
「うわー! 汚いな。コーヒーが掛かったじゃないか。陛下は15歳で結婚したから早くはないのに」
「すまん。せめて18歳まで待ってくれ」
「それに第2后妃も探さなくてはいけないのに、誰か良い令嬢の心当たりはないのか」
「何を言う。俺はリズ1人で良い」
「それは周りの貴族が許さないだろう」
全く。この世界は女が多いので貴族は沢山の奥さんを持つのが当たり前だが、俺はリズ1人で良いので。
「リズに子供が出来なかったら考えるが当分の間はリズ以外と結婚する気はない」
「仕方ない。子作り頑張れ。5人も作れば周りの貴族も文句を言わないだろう」
「ラオスは俺に遠慮がないな」
「ハッハッハー! 私1人くらいは友達がいた方が殿下も良いだろう」
「そうだが、最近は遠慮がなさすぎるよ。まあ、良いが」
「それじゃ帰るよ」
全く、言いたい事を言いやがって俺もラオスと2人で話すときは、臣下としてではなく友達と話すみたいで気楽なのだ。
次の日にリズに会った時に。
「ラオスに第2夫人を娶るように言われがリズ以外と結婚しないと言っておいたよ」
「私は嬉しいけれどこの世界は皇帝が沢山の女性を面倒見るのが当たり前だから、私に遠慮しないで良いのよ。陛下なんか側妃も含めたら50人以上もいたわよ」
「うーん、俺は嫌だよ」
「ウッフフッ、それなら子作り頑張りまししょう」
やれやれ、ラオスと同じ事を言うのかよ。
今は戦いが始まるまで今まで以上に内政に力を注ぎ、戦争が終わった時も考えバスタ王国とログラン皇国の統治の事も考えている。
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