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第26話 暗殺団に襲われる



 砦の責任者、男爵のグレン大将の話を聞いた後、バースを先頭に国境の街シブチに帰る為に道の両側に木々が生い茂る森の中を馬を走らせている。


 道路に落ちていた縄が突然、宙に浮きバースの馬が縄に足を取られて転倒してバースが投げ出された。


 縄は何者かが仕掛けて置いたみたいだ。


 バースの後ろを走っていた俺とリズは急いで馬を降りバースに駆け寄ろうとしたとき、森の中から黒ずくめの集団が襲ってきたのだ。


 その黒ずくめの数人がリズに切りかかった。俺は助けようとしたが少し離れていたので間に合わずに焦ったが、俺たちの後ろを走っていたリンダが切りかかった襲撃者を火魔法で焼き殺した。


 俺はホッとしてリズに駆け寄り、側にいた襲撃者を切り殺し、リズを守りながらリンダと襲撃者と戦い倒していた。


 襲撃者は残りが2人になった所で逃げだし、リンダが追いかけようとしたが俺はリンダを止めて影の者を呼び出し。


「影の者! 逃げた襲撃者を追いかけて何者に頼まれたか調べてくれ」


「承知しました」


 影の者が消えると襲撃者の1人が傷を負い生きていたので、誰に頼まれたか尋問しようとしたが、襲撃者は毒を飲んで死んでしまい。影の者の帰りを待つことにしたのだ。




 バースは幸い怪我をしただけでリズに治癒魔法で治して貰いすまなそうに。


「俺が油断したので迷惑をおかけしてすみませんでした」


「不可抗力だ。それよりも無事で良かった」


 リンダが襲撃者を見て。


「バスタ王国かログラン皇国から頼まれた者でしょうか。それにしても何故、殿下だと分かって襲ったのでしょうか」


 俺も考えたがもしかしたらバスタ王国と

ログラン皇国の諜報活動は優秀で、俺の行動を知って襲わせたのかも知れない。



 それから警戒しながらシブチ街に帰り、影の者の帰りを待ち、4日後に報告を聞いた。


 それによると、襲撃者はバスタ王国とログラン皇国が雇った暗殺団で俺の動きを監視していて襲って来たみたいだ。


 今回は無事だったが、これでバスタ王国とログラン皇国が我が国に敵対しているのが分かり、いつ戦争を仕掛けてきても良いように準備をしなければいけないだろう。




 影の者から報告を受けたその日に空間魔法で移転して皇宮に帰り、次の日に軍務大臣ショーンと副大臣クルト第4皇子を呼び出した。


 俺がバスタ王国とログラン皇国が雇った暗殺団に襲われた事を話すとクルトが激怒して。


「今すぐバスタ王国とログラン皇国を攻めて叩き潰してやりましょう」


 ショーンが苦笑いをして。


「証拠もないのにそれよりも相手が戦争を仕掛けて来たら叩き潰して我が帝国の属国にした方が良いのではないですか」


 この際だから戦争を仕掛けてきたらショーンの言う通り、バスタ王国とログラン皇国を属国にして奴隷を解放して水道や下水を整備して国民を人並みの暮らしを出来るようにしてあげるのも良いかも知れない。


 戦争になれば我が国の戦力は倍で負ける事はないだろう。


 戦争を仕掛けて来るバスタ王国とログラン皇国は負けないと思っていて馬鹿としか言いようがない。


 おそらく両国が一緒に戦えば勝てると思っているのだろう。


 引退した陛下に報告をすると笑いながら。


「ハッハッハー! 彼奴たちは自滅したいのだろう。リオンの思う通りにしなさい。両国の国民もその方が助かるだろう」


 そう言って俺のやる事に反対しなかった。


 ショーンと相談して国境のシブチ街の砦を強固に作り直し、4万人の兵を増強して砦にいる兵士と合わせると5万人にすることにしたのだ。


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