12【技術】テキスト系のタグ
「今回は『テキスト系のタグ』を紹介する。活動報告の『新しい記事を作る』画面の下にあるタグ一覧で、上から二番目にくるやつだな」
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「で、テキスト系のタグはこれだ」
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<p></p> , <BR> , <em></em> , <strong></strong> , <del></del> , <ins></ins> ,
<abbr></abbr> , <dfn></dfn> , <blockquote></blockquote> , <q></q> ,
<cite></cite> , <sup></sup> , <sub></sub> , <pre></pre> , <code></code> ,
<var></var> , <kbd></kbd> , <samp></samp> , <bdo></bdo>
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「『テキスト系』がタグの種類が一番多いんだね。覚えるのが大変そうだ」
「いや、ここのタグは活動報告ではあまり使えないか、別のタグで代用できるものばかりだ。今回のは参考だと思ってほしい。まずは<p>タグと<BR>タグを紹介する」
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・<p></p>で囲まれた箇所はparagraph(段落)を表します。
<p>タグを使うと改行され、下に行間があきます。
閉じタグ</p>がなくても実害がないため、略されるかも。
<BR>タグとは異なり、その下に行間があきます。
Webサイトによっては段落とは無関係に、改行(と行間)のために<p>が使われることもあるかも。
活動報告内では元の文で改行されるため、<p>や<BR>はあまり使わないかも。
・<BR>タグは改行を意味する「line break」のタグです。
単独のタグで、閉じタグは使いません。
本来は、段落の文章全体を<p></p>で囲み、段落内での改行で<BR>タグを使います。
先に書いた通り、活動報告内では元々改行されるため、使うことはあまりないかも。
<P>タグや<BR>タグは、活動報告よりランキングタグの改行で使う方が多いかも。
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「<P>タグと<BR>タグは、活動報告ではあまり使わなそうだね」
「一般的なWebサイトでも『<p>は1行あける』『<BR>で行間をあけずに改行』として使っている人もいるかもな」
「ランキングタグで行間をあけるために<p>タグ、単なる改行のために<BR>タグが使われるんだね」
「<p>タグだけをたくさん書くと行間が大きくとれる。でもHTMLの考え方では<p>タグの後ろに文章の段落がないとおかしいんだな」
「ところで、タグ<>の中は大文字でも小文字でもいいんだよね。白猿さんは、さっきから<BR>だけ大文字だけを使ってないかい?」
「<BR>を小文字で書くと、小説内でも改行タグと認識されるんだ。まぁ、小説でこれを使う人がどれだけいるか不明だけどね」
「じゃあ、割烹エディターで作成されたタグに小文字のbrがあった場合、この小説で紹介するときは大文字に直さないといけないかもね」
「で、次は<em>タグ、<strong>タグ、<del>タグ、<ins>タグを紹介しよう」
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・<em></em>は「emphasis(強調)」の略で、囲まれた箇所は強調されます。
どんな装飾になるかはブラウザ任せですが、多くは斜体になるかも。
なお、<i></i>でも斜体になります。
・<strong></strong>は文字通り強調です。
どんな装飾になるかはブラウザ任せですが、多くは太字になるかも。
なお、<b></b>でも太字になります。
活動報告で気にすることはありませんが、emとstrongの使い分けはこうです。
emは単なる強調。
strongは文中で重要度や緊急性が高い箇所の注意書きです。
・<del></del>は「delete(削除)」の略で、囲まれた箇所に取り消し線がつきます。
記事の誤記をなおしたときに、修正前の情報も残しておきたい場合に使います。
ある種のジョークで、口がすべりかけた表現で使うこともあるかも。
例)その<del>クソヤロウ</del>お客様がたいそうご立腹なさっていました。
なお、<s></s>タグでも取り消し線がつきます。
・<ins></ins>は「insert(挿入)」の略で、囲まれた箇所に下線がつきます。
記事に後から追加したことを表す場合に使います。
例)<ins>お</ins>役人<ins>様</ins>から至急の連絡がありました。
なお、<u></u>タグでも下線がつきます。
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「以前紹介してくれた『テキスト表現系』のタグでも代用できるってことだね」
「うん。『テキスト表現系』のタグは文字を装飾するだけだけど、今回の『テキスト系』のタグはそれぞれ何に使うかの意味を持っている。タグはその意味に合わせて使うべき、って考えもあるからね。ちゃんとHTMLの指示に従ってWebサイトを作るなら、今回紹介したタグのほうがいいけど……」
「<b>とか<s>の方が覚えやすそうだね。文字数をおさえられるし」
「活動報告では、気にせずに『テキスト表現系』で書けばいいと思う。だから、今回紹介するタグの説明は参考程度で読み流してくれるといいぜ」
「それじゃあ、残りのタグもあまり使われないのかな」
「残りのタグを紹介しよう」
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・<abbr></abbr>は「abbreviation」の略で、囲まれた箇所が斜体になります。
何かの略語であることを強調するときに使います。
なお、<i></i>でも斜体になります。
・<dfn></dfn>は「definition」の略で、囲まれた箇所が斜体になります。
言葉の定義をするために使います。
なお、<i></i>でも斜体になります。
・<blockquote></blockquote>は「blockquote」の略で、囲まれた箇所の上下で改行されます。
他者作成物などの引用部分を表します。
・<q></q>は「quotation」の略で、囲まれた箇所の両側に「」がつきます。
他者作成物などの引用部分を表します。
blockquoteは複数行、qは短い文で使います。
・<cite></cite>は「citation」の略ですが、囲まれた箇所は変化しないかも。
blockquoteやqタグの後で、引用元のURLなどを書きます。
・<sup></sup>は「superscript」の略で、囲まれた箇所は少し小さい字で行の上寄で表示されます。
・<sub></sub>は「subscript」の略で、囲まれた箇所は少し小さい字で行の下寄で表示されるかも。
・<pre></pre>は「preformatted text」の略で、囲まれた箇所は改行や文字サイズがそろいます。
活動報告では改行用のタグは不要なので使い道が限られるかも。
・code,var,kbd,sampはコンピュータプログラムを紹介する時などに使いますが、説明は省略。
・<bdo></bdo>は「bi-directional override」の略で、囲まれた箇所は文字の並びが左右逆になります。
属性 dir="rtl"の指定により、文字が逆並びで表示されます。
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「たしかに、あまり使われなそうだね。かろうじて<sup>タグが『数字の何乗』をかく場合に使えそうだね。<sub>タグは小さい文字が書けそうだけど、それなら<small>タグでもいいのか」
「何度も言ってるけど、今回は参考程度だな。登録可能のタグ一覧にあるけど『実際に使える』かどうかは疑問だぜ」
この記事を書いていて、小文字の<br>タグが小説内でも改行されることを知りました。
前からの仕様のようです。
『後書きに<BR>と入れると非表示になる』と書いていましたが、勘違いでした。
(たんに反映されるまでタイムラグがあっただけのようです)




