11【雑談】HTMLとホームページ
「いまさらだけど、『HTML』という言葉を軽く説明しておこう」
「ほんとに今更だね」
「HTMLはハイパーテキスト・マークアップ言語の略だ。Web……いわゆるホームページを作るためのプログラムの一種だ」
「ハイパーテキストってどういうものかな」
「文章のどこかをクリックすると、何かのイベントがおきるものをハイパーテキストっていうんだ。以下はHTMLで書いたテキスト文書の例だ」
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「文書の中に山括弧<>を付けた『タグ』っていうものを埋め込むといろいろな仕掛けができるんだ。これをWebブラウザで表示させるとこうなる」(以下補説:半角不等号記号の括弧<>、の方が正確とは思いますが、冗長になってしまうかもしれませんね……。)
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「つまり、この割烹巻物で紹介している『HTMLのタグ』っていうのは、ホームページを作るための技術なんだね」
「うん。自分もWebサイトを作ったことのある人や、作り方を勉強したことがある人は、比較的すんなり理解できるみたいだ」
「前から思ってたけど、白猿さんはあまり『ホームページ』って言わずに『Webサイト』って言葉を使うよね。同じものだと思うけど」
「まぁ、日本人が使う『ホームページ』が和製英語だから、なるべく『Webサイト』とか『Webページ』って言うようにしている。『小説家になろう』の会員が『ホーム』ページっていう場合、4種類あるんだよ」
「ホームページが4種類?」
「こんな感じ」
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[ホームページって何?]
・『Webサイト』や『Webページ』と同義語
⇒日本人がよく使う和製英語
・あるWebサイトのトップ画面
⇒『小説を読もう!』『小説家になろう』のトップページなど。
・Webブラウザを開いたときに最初に表示するページ
⇒元々の意味はこれ
・『小説家になろう』のユーザーホーム
⇒小説の投稿や活動報告を書くページ
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「ホームページの元々の意味って、ブラウザの家のマークをクリックしたときのページなんだね」
「ここでいう『ホーム』は家じゃなくて、基準点とか出発点の意味なんだよ。野球のホームペースとかと同じ」
「活動報告でHTMLのタグを覚えればホームページが作れるようになるのかな」
「どうだろう。割烹エディターでつくったタグが活動報告でどう見えるか。そういうのを考えればHTMLを覚えやすくなると思う。でも、使えるタグや機能に限りがあるから、参考程度だな。それに割烹巻物では紹介している<div>タグや<span>タグにstyle属性をつける手法は、一般的なWebサイトでは古いやり方だという意見もあるんだ」
「タグを手っ取り早く覚える方法ってあるかな」
「HTMLの基礎をわかりやすく説明した書籍やWebサイトで勉強するっていう方法が一つ、もう一つは先に割烹エディターを使って、実際にタグ入りの文がWebブラウザでどう見えるかを確認して覚えていく方法がある。後者の方が、理解しやすいかもな。『タマゴと親鳥、どっちが先に生まれたか』みたいな議論になるかもしれないけど」
「つまり、割烹エディターを使ってみて、どういう表示なるかを見て覚えるといいんだね」
「割烹エディターを作った夕月 悠里さんも割烹エディターの使い方やHTMLの解説資料を公開している。あとがきの下でリンクしているから、参考になるかも」
「資料が4つあるけど、1から順番に見ていくといいのかな」
「割烹エディターの機能を知りたい場合は『4』の資料だけでもいいぜ。1~3はHTMLのことも知りたい場合に読むものだ。2022年に活動報告で使えなくなったタグもあるから、それ以前に書かれた資料では少し注意がいるな。今は文字の色や大きさはspanタグで変えてるけど、古い資料だとfontタグで説明していることもあるぜ」
「ところで、さっきの『タマゴと親鳥、どっちが先に生まれたか』の議論では、白猿さんの見解は?」
「決まっている。『どちらでもない』が正解だ。神は最初にヒヨコを作ったのさ」




