10【技術】基本構造系のタグ
「今回は『基本構造系のタグ』を紹介する。活動報告の『新しい記事を作る』画面の下にあるタグ一覧で、一番最初にくるやつだな」
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「で、基本構造系のタグはこれだ」
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<div></div> , <span></span> , <h1></h1> , <h2></h2> , <h3></h3> ,
<h4></h4> , <h5></h5> , <h6></h6> , <address></address>
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「『基本』っていう言葉がついてるね。タグを勉強するための基礎知識なのかな」
「どうだろう? divタグとspanタグは色々なことができて、ある意味で基本的なタグかもな。それぞれの役割を軽く紹介しよう」
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・divタグ
division[分割]の略。
このタグで囲まれた範囲で、文字の色や大きさ、囲んだ範囲の背景色や枠を設定する。
タグ自体は意味をもたないため、いろいろな状況でも使える。
・spanタグ
span[物や時間の長さ]という言葉。
行の中でタグで挟まれた箇所の文字の色や大きさを設定する。
タグ自体は意味をもたないため、いろいろな状況でも使える。
・h1~6タグ
heading[見出し]の略
ある情報の見出しの部分に設定する。
数字1が字が一番大きく、6が一番小さい。
「見出し」の意味で1から順に使用する。
・address
address[宛先・住所]の意味。
「連絡先」の意味で使用し、メールアドレスなどを設定する。
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「最後の『address』って何に使うのかな」
「まぁ、使わない方がいい機能だな。このタグでメールアドレスを挟んでおくと、その作者の連絡先であることを宣言できるんだ」
「そもそも、活動報告にメールアドレスは書かないよね」
「addressは活動報告では使わないと思う。ではdivタグとspanタグの説明の前に、hタグの説明をしよう。前にも書いた活動報告の例文をもっかい流用する」
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■執筆状況
時代小説『白洲ロジック』の第六話を投稿しました。
ぐうたら奉行のインチキ推理が炸裂します。
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■最近読んだ小説
アホリアSSさんの短編『桜並木の青い猫』を読みました。
猫が動いててビックリしました。
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■近況
朝起きたら、家の前に雪が積もっててビックリ。
近所の家の前に小さな雪だるまができてました。
いつ作ったんだろう……
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「この例文では『■執筆状況』などが『見出し』だよね」
「そうそう。ここに『<h1>■執筆状況</h1>』のようにして、ここが『見出し』だと宣言するんだ。見出しの配下の情報に『小見出し』をつける場合はh2など、数字を順番に大きくしていくんだ」
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<h1>■執筆状況</h1>
<h2>・小説更新</h2>
時代小説『白洲ロジック』の第六話を投稿しました。
ぐうたら奉行のインチキ推理が炸裂します。
<h2>・短編投稿</h2>
ホラー小説『いいねボタンの裏技』を投稿しました。
ちょっと恐いお話です。
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「ふむ。活動報告で普通に記事を書く場合は、小項目の中に小項目ってあまりなさそうだね。基本はh1だけで、内容によってはh2やh3だたまに使われるかな」
「ただし、活動報告でhタグが『使いやすいか』も疑問なんだ。hタグはこんな感じになる」
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「活動報告の通常の文字のサイズが最初の『HTMLタグの練習*基本構造系』の文字だ。h1タグだと倍くらいの大きさになる。これだと大きすぎるんだな。スマホなどでは改行されてしまう」
「h2とh3がちょうどよさそうだね。無理にh1は使わなくていいように思う」
「h1を使わずに、いきなりh2を入れるのはHTMLの文法上ではおかしいんだ。h1を使わずに見出しを飾るなら別のタグを使ったほうがいい」
「hタグは使いどころが難しそうだね。ところで、さっきのdivタグやspanタグの説明で『タグが意味を持たない』っていうのはどういうことかね」
「タグってのはHTMLという文法で書かれている。h1タグは『見出し』と決まっているけど、divタグやspanタグは何に使ってもいいんだ。hタグを見出し以外に使っても誰も困らないけど、文法上はおかしいってことになる」
「divタグもspanタグは文字の大きさを設定できるんだよね。それらのタグで『見出し』を作ればいいんだね」
「そういうこと。以前に説明したbタグでもいいんだ。見出しを『<b>■執筆状況</b>』ってやれば、ここが太字になる。ただしbタグも『見出し』という意味はないんだ」
「意味に合わせたタグを使った方がいい、っていう考え方もあるんだっけ」
「そうそう。divタグやspanタグやbタグなどは他の手段がない場合に使うもので、本来は『見出し』の意味のhタグを使うべきという意見もある。Webデザイナーを目指すとかHTMLの資格取得を考えている場合は、そのへんも気にした方がいいかもな」
「活動報告で書くだけなら、細かい文法やタグの意味まで知る必要はなさそうだね」
「じゃあ、次はspanタグの説明をしよう。spanは長さの意味の単語だな。日常でも作業期間などをスパンって呼ぶこともあるかもな。以下は使用例だ」
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[記事の入力内容]
囲んだ文字を<span style="color:green;">緑色</span>にする
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[記事の表示例]
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「こんな風に<span></span>で挟んだ箇所の文字に効果をつけられる。上の例ではstyle属性で色を指定している」
「さっきの説明では文字の大きさも指定できるんだよね」
「うん。でも、ここでは細かい説明は省略する。次にdivタグを説明しよう。divisionという分割という単語の略だ。ある範囲をまとめて、効果をつける感じだな。以下は使用例だ」
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[記事の入力内容]
<div style="color:green;">
<h1>■最近読んだ小説<h1>
<i>アホリアSS</i>さんの短編『<B>桜並木の青い猫</B>』を読みました。
猫が動いててビックリしました。
</div>
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[記事の表示例]
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「さっきのspanタグでは文字の一部だけ変化させたけど、divタグは複数行に効果があるのかな」
「そうとも言えるけど、『そのページの中のある範囲』に効果をつけるものだ。今回は色を変えただけだけど、divタグでは文字に枠をつけたり、枠内の色を変えることもできるんだ」
「なんだか便利なタグに見えるけど、覚えるのが大変そうだね」
「では今回の知識をふまえて、『割烹エディター』で記事を飾るものを紹介しよう。黒猫さんも割烹エディターを開いてくれ。ここのあとがきの下でもリンク張ってるから、そっちからでもいいぜ」
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『割烹エディターのURL』
https://k-editor.com/
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[割烹エディターのサイト:トップ画面]
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「ふむ。吾輩も開いたよ」
「黒猫さん。画面の『おしながき』『単品』の下の『カラー文字』をクリックしてみよう」
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[割烹エディターのサイト:『カラー文字』ツール]
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[割烹エディターのサイト:『カラー文字作成くん』]
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「吾輩もこれは見たことあるよ。文字の色を変えるものだね」
「では、実際の使い方を紹介する。『サンプル文字』を別の文字に書き直してみよう。例えば『ギャグもまた真なり』と書いてみるぜ」
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「書いた内容は、サンプルの下に青字ででたね」
「初期設定では文字色が青になっている。別の色にも変更できるぜ。ではサンプルの下の『押すとなろう用に変換される』をクリックしてみよう」
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※見やすくするために、枠を小さく見せています。
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[変換された文章]
<span style="font-size:14px;color:#1b8ef3;line-height:1.7;">ギャグもまた真なり</span>
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「spanタグに変換されたんだね。見た感じ、文字の大きさと色、行の高さが設定されているみたいだね」
「こいつをコピーして、活動報告の記事に貼り付ければ青い字で書けるんだ。<span></span>の中身だけ後で書き替えることもできるぜ」
「文字を青以外のにする場合は『文字色』で変えられそうだね。行の高さも変えられるのかい?」
「line-heightで行の高さを変えられる。というより行の高さを設定することで『行間』、つまり他の行との間隔を変えてるな。文字色の下の『詳細設定』で設定できるぜ。『割烹エディター』のサイトでは、こんな感じで部分的にタグを作ってくれるツールがそろっているんだ。今紹介した『カラー文字作成くん』以外をもう1つ紹介しよう。黒猫さん。割烹エディターの入口に戻って、『おしながき』『単品』の下の『見出しデザイン』をクリックしてみよう」
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[割烹エディターのサイト:『見出しデザイン作成くん』]
※見やすくするために、余白や枠を小さく見せています。
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「『見出しデザイン作成くん』に入ったよ。これは記事の見出しを装飾するものだね」
「その通り。では画面の『見出し文』の『見出し』の字を『■執筆状況』に書き替えて、メニューをいじってみよう。ある程度、変えたらサンプルの下の『押すとなろう用に変換される』ボタンをクリックだ」
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※見やすくするために、余白や枠を小さく見せています。
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[変換された文章]
<div style="color:#18b7cd;background-color:#e0f8f7;font-size:24px;padding:5px;line-height:1.5;text-align:center;font-weight:bold;border-left:10px solid #81f7f3;">■執筆状況</div>
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「こんどはdivタグに変換されたんだね」
「divタグでは、文字だけでなく枠の設定ができるんだな。『割烹エディター』を使うとこんな感じで、おしゃれな見出しを簡単に作れるわけだ」
「『見出しデザイン作成くん』って、見出し以外に使えそうだね」
「うん。字を枠で囲むツールとして使うこともできる。『詳細設定』を押すとリンクの設定もできるから、他の小説に飛ばすボタンにもできるんだ。今回紹介した『カラー文字作成くん』『見出しデザイン作成くん』の2つだけで、活動報告がだいぶ変わるぜ」
「タグを覚えなくても『割烹エディター』があれば何でもできちゃうかもね」
「そうかもね。ただタグの意味がある程度わかっていると、便利なこともあるぜ。今回説明したspanタグやdivタグで、一回使えばタグで挟まれた文字を書き替えるだけで、別のところで流用できる。style属性の中の数字を変えれば、文字の大きさや枠の余白なども変えられるぜ」
「この割烹巻物は、何を目指すのかな。HTMLのタグをマスターすることではなさそうだけど」
「どっちかというと超初心者向けかな。タグってこういうものだよ。というイメージだけ覚えてもらって、実際は割烹エディターを使ってもらおうと思うぜ」




