5 新しい武器とはじめの一歩
『』「」《》()の違い。
『』←ランウェルウ、説明文
「」←会話文
《》←テウト
()←念話等が
ガーデンルームを整備してより住み心地のいい環境にして見ました!!
湖に川引いたり、果実林を思い切って果樹園にしたりて、ハーブ、薬草に付いては別々の専用ハウスで栽培する様にした!!
田んぼも作って日本米も順調にストックできてるし、餅米もあったからお餅も出来てるのよこれが!!大豆に小豆もあるので色々幅が広がりまくりよ!!
野菜やハーブ、薬草はガーデンルームのおかげで翌日には実や葉が出来あがるし、収穫しなくてもそのままの品質を保てるから大丈夫。
後は、お肉とか魚とか欲しいな、野菜とか有るだけいいんだけど、ソロソロ肉とか魚肉食べたい。
ランウェルウ様に貰ったものの中に野菜とか果物は有ったんだけど、肉とか魚肉は無かったんだよね…ヤッパリ神様だから精進料理しか、食べないのかな?
後は、ガーデンルームの扱い方が分かってきてねトレーニングも兼ねて戦闘訓練も含めた空間を作ってみた。
アタシ自身ココで数日間武器の扱い方と魔法の練習何かもして戦えるようにはなっていると思うし何とか形になったかな。
《マスター、本日は何か生成をしたいのでしたね》
(うん!!)
まぁ、テウトが細かい作業はやってくれちゃうからアタシがやる事はどんな物を作りたいか魔力を上手く調整しつつ想像する事だけなんだけどね。
テウトは、解析、鑑定、分解、解体、生産、再構築はお手の物だしアタシは基本アイディアを出してテウトに頼むだけでいいのである。
調味料とかもいい例だね。
(女神様からレア素材貰ってたでしょ!アレで魔導具造りたいんだけど出来る?)
《ハイ、魔晶石が有りますしマスターの付与スキルも有りますので可能ですが、何を生成しますか?》
(街に行ったときの為に、カモフラージュで神々之宝物庫の代わりになる物を別に作っておきたいのあと野営する時に使うテント)
《神々之宝物庫のかわりは分かりますがテントですか?》
(うん、アタシ今の所はソロで活動するつもりだけどパーティ組んだ時とかガーデンルームを使う訳にも行かないから、代わりになる物をね)
《分かりました、アイテムボックスとテントを生成してみます》
(ありがとう!!)
《魔物が寄ってこないようにもう一つ別の物も生成します》
(良いけど、大丈夫?大変じゃない?)
《問題ありません。ガーデンルームの代わり使用予定ですし、少しハイスペックになってもよろしいでしょう》
(やり過ぎは駄目だよ!?外で使えなくなる!!)
コトリ
《マスター、完成しましたので確認して下さい》
(流石テウト、綺麗な臙脂色のバンクル。コレが神々之宝物庫の代わりだよね)
《神々之宝物庫の機能を付与し、アイテムボックス(特大)を生成しました。ヒヒイロカネで素材を活かした色合いで仕上げてあります。テントですが、アイテムボックスの中に収納して有りますので使用してみて下さい》
(はーい)
テウトに言われてアイテムボックスの中にあるテントを出したらテントが出てきた中に入ってみると、何ということでしょう、2LDKの空間が広がっていた…何故?普通の大型テントなのに、中が2LDKっておかしくない!?入り口は玄関みたいになってて10cm位上がっててフカフカの絨毯が引いてあって家具まで完璧に揃ってるし、置いてあるベットは大樹の家にあるベットと寝心地が一緒だし、冷蔵庫の中には新鮮な食材がザックザク!!
(テウトやり過ぎは駄目だって言ったのに!!)
《マスター、この世界の冒険者の使うテントでは外見より中が広いのは常識です。空間魔法の応用で外見よりも中を広くしてあるんです》
(そうなの!?)
《はい、中がここまで豪華な者は貴族でも持ってはいませんが》
(駄目じゃない!?)
テウトの説明では、冒険者はある程度ランクが上がっていくとダンジョンに挑戦する者が多く、ダンジョンで寝泊まりをして素材集め等をする者が殆どそこで活躍するのが拡張を施されたテントだそうです。ダンジョンに潜る為にパーティでお金を貯めて最初に買うのがこの拡張テントらしく見た目に反して1番小さい物でも5人は余裕で寝れる位の広さがあって備え付けでフカフカの床があり中に入れた物もテントを畳むと中に収納されて小さくなってくれるのでアイテムボックス代わりに使えたりもしてダンジョンという過酷な環境下では重要視されているらしい。
アタシのテントはやり過ぎな気がするけどね…1つの部屋なんか空き部屋になっちゃってるし…。
冷蔵庫はテウトが作ったマジックアイテムだしこの火の魔晶石が埋め込まれたキッチンもそうだけどさ……。
《マスター、お取り込み中に申し訳ございませんがコチラも渡しておきますね》
(コレは何?綺麗な石??)
《結界魔法を付与しました結界石です。テントを貼った後にテントの四角に置いて頂ければ外敵からの攻撃を防げます》
(見張りをしなくても襲われないって事?)
《そういう事です。マスター準備もできた事ですしそろそろ》
(ハイハイ、分かってますよ。ソロソロ向かわないとね、南の街ルフォンに)
《そうしましょう。現在位置ですが西側のエイルシーネの森にいる形ですので、南の地域に入るまでは森を抜けることをオススメします》
(うげぇ、ここ西寄りなんだ……南に入るまでは頑張って森抜けます!!)
いよいよ、街に向かって出発!!
数週間かけてガーデンルームの中は出来上がってるし、アタシもテウトに見てもらって、武器の扱いはそれなりに出来るようになった。
ガーデンルームを出ててエイルシーネの森に来たんだけど、出てそうそう眼の前にアタシを余裕で飲ま込める程のデカい蛇が居るんだけど。
しかも、敵意むき出しの!!
《ホワイトサーペントのですね。毒性は強いですがその毒は薬にも使われます、牙、革など高値で取引されています》
(冷静に分析しないで!!この辺こんな、強そうな魔物とか普通に出るの!!)
《ハイ、エイルシーネの森は高ランクの魔物が稀に出現する森です》
(今、その稀に遭遇してる気がするんだけど!?ウッワ!!)
威嚇をしていたホワイトサーペントが尻尾で攻撃してきた。
凄いスピードで繰り出される尻尾の攻撃は避けるのも大変だけど何より連続で繰り出されるので回避のみになたりしちゃうんだけど…。
しかも、隙を付いては噛み付こうとしてくるからチョト厄介。
アレ?でも、アタシ避けれてる?
それに、慣れてきたのか全然余裕で避けれてる。コレなら、いける!!
《マスター、威力は小さめの魔法で仕留めてください》
(なんで?)
《魔剣グラマムや神槍グングニルで斬るより素材が無駄になりません》
(了解)
隙を付いて、雷魔法で一撃必殺っと思っていたよりも、簡単に勝てたな…ホワイトサーペントってそんなに強くないのかな?
《ホワイトサーペントのは魔物ランクAランクに分類されます》
(Aランク!?ソレって確か…高ランクの冒険者パーティが複数で討伐するレベルの魔物じゃなかったっけ?)
《ホワイトサーペントは毒性が強く、鱗の硬さも普通級、希少級クラスの武器ではまず傷つけることは不可能です》
(……魔法だから倒せたわけでも無さそうなんだけど…)
気にする事をやめてホワイトサーペントをアイテムボックスにしまって、テウトに解体を任せて…驚かないわよ!!もう絶対に驚かない!!チート能力と武器があるんだし、Aランクの魔物位楽に倒せるわよね!!
人前で、簡単に見せちゃいけない能力なきがするけど…まぁ、何とかなる……よね?