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不本意ですが「悪魔様、御命令を!」  作者: ニノマエ ハジメ
第一章 二人の出会い編
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第三話 名前

僕と悪魔は、ヴィントス街という近くの都市に来ていた。

正直、こういう賑やかな都市に来るのは初めて…だと思う。記憶がないから何とも言えない。

コイツは何の為に僕をここに連れて来たのだろう。まさか悪魔が都市で買い物、ということもあるまいし。


相手が悪魔だとはいえ、一緒に歩いている相手と何も話さないのは気まずい。何を話そうと考えてすぐに、この悪魔の名前を知らないことに気がついた。


「…なぁ、」


「…何だ?」


「名前、教えてくれないか? いつまでもお互い『お前』って呼び合ってると不便だろ?」


「…確かにそうだな… 俺の名はディアボリ=オーミデュマだ。好きに呼んでくれて構わない」


「じゃあ…ディア、でいいかな?」


「…好きにしろ」


じゃあこれでいいのかな…。


「…お前の名はアレク。アレク=サンドラだ。契約前のお前から聞いた」


アレク…全く実感が湧かない。


「行くぞアレク。無駄話は終わりだ」


ディアは街を足早に歩いていった。

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