表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
不本意ですが「悪魔様、御命令を!」  作者: ニノマエ ハジメ
第二章 風の都・ヴィントス街編
16/31

第十五話 現状

今作の投稿時間が0:00から6:00にお引越しすることになりました。


今後も応援よろしくお願いします!

都主を殺した犯人を捜している、いや、正しくは捜している設定の僕ら3人は、客室で犯人特定のための作戦会議をしていた。


「…じゃあ状況を確認するよ? まずは犯人が都主様の部屋に侵入するとき、警備兵達は1人残らず倒れていた。倒れたときの記憶も無いみたいだから、多分何かの魔術が使われたんだと思う」


「魔術か…警備兵の数はどのくらい?」


「確か4人って言ってたと思う」


「結構多いな…そうなると犯人の魔力はかなり強いね…」


…あれ? もしかして僕自分で自分の首絞めてる?


「或いは、複数犯である可能性も有りますね。都民が都主に反乱を起こそうとしたのかもしれません」


「それはあるね。…都民まで疑わなきゃいけないのか…」


ナイス、ディア! このままだと疑われるところだった。


「次は、遺体の刺し傷。でも、これからはあんまり分かることが無いんだよね」


ミリアは苦笑した。


「だからまぁ、実際犯人特定に役に立つのは当時警備兵が倒れてたってことだけ」


「そっか…」


今のままなら僕らが都主を殺したことはバレない。けど、その代わりに支配もできそうにもない。

どうしたものか…


当分無言の状態が続いたが、いずれディアが重い口を開いた。


「…それでは、都主様の護衛兵達により詳しく話を聞きましょう。当時は彼等が最も近くにいたはずです」


「そうですね、私も簡単にしか聞いていないからもう一回ちゃんと聞きたいです」


…ミリアが珍しく真面目な顔をしている。


「その次は都主様の秘書に聞こう。普段から近くにいた人だから、何か知ってるかもしれないし」


「その他にも王宮の方々ならば当時の事を知られている方がいらっしゃるかもしれませんね。後で聞いてみましょう」


「そうですね、色々試してみましょう!」


…さて、この子をどう騙そうか。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ