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不本意ですが「悪魔様、御命令を!」  作者: ニノマエ ハジメ
第二章 風の都・ヴィントス街編
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第九話 躊躇

更新遅くなりすみませんでした!

今後も応援よろしくお願いします!

「…キロ…ヲキロ…起きろ!」


「ふぇっ!?」


「…起きたか」


ねむ…なんでこんな時間に…


「もう極火だ。行くぞ」


…そうだ。今日僕は、人を殺すんだ。


「どうした、頭痛でもするのか」


殺さなきゃいけない。支配するために。


「…悩んでいるのか。殺すことを」


「…うん…なんとなく分かってたつもりだったけど、やっぱり…」


僕には、殺せない。


「…無理に協力しなくても良い。これは全て、俺がすべき事だ」


彼は怒ったような、でもそれと同時に悲しんだような眼をしていた。

僕はこの眼を見たことがある気がした。


復讐する者の、眼。


彼には周りが見えていない。きっと都主なんて見ちゃいないんだろう。支配だって復讐のための方法で、目的じゃない。そんな風に思っているんだろう。それなら。


僕も協力しよう、彼の復讐に。

彼が殺したいと願う者を殺せばいい。


僕は暗い感情を心に渦巻かせながら、彼に命を捧げることを決意した。



「…ごめん、行こうか」


僕は彼にその意思を伝えるように、返事をした。

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