溶けかけスノーマン
白い季節に佇む
見つからないように刻む旋律
鼓動を頼りにタクトを振るう
未完成のストーリー
(始まりすら怪しい)
夢心地
熱い視線が飛び交う
溶けかけスノーマン
愛に似た優しさ
3秒前の視線の先にあるもの
見蕩れる時間が愛しいの
(呼吸は熱く、鳴り止まない)
赤に埋もれたのは昨日の出来事
幻と見紛う程の曖昧な記憶
潤んだ瞳に口付け
チョコレートソースが包み込む幻想
あまい・にがい
恋かしら?(きっと、お遊び)
サヨナラと手を振った先の夜
会いたい声を探して目を閉じた