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#いち#
彼との出会いは中学2年生になりたての頃。
たしか、5月だったと思う。
本当に偶然が偶然を呼んで、私たちは出会った。
『出会った』と言っても、直接会ったことはない。
彼は私の顔を写真で見て知っているけれど、私のほうは彼の顔さえ知らない。
彼は写真を送ってくれないから。でもそれは仕方がない。
この話は、少しくすぐったくてもどかしい話になりそうです。
まだ始まったばかりで完結するのか不安ですが、
目に留まったら、これからもちょっと読んでみてくれませんか?それでは。