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出会いとすれ違いの春



 「1年A組の小田仁志です。

 皆さんと一緒により良い学園作りに取り組んでいきたいと思っています。

 よろしくお願いします。」


 新しい春の初め、少し緊張しながら挨拶をしたのは何日前だっただろう。









 「こんにちは。」

 「あ、ども。こんにちは。」



 生徒会に入って、放課後には生徒会室に来るようになった。


 部屋に入ると、副会長の一人、長田さんに挨拶をして与えられたスペースに荷物を置いた。




 教室に居るのは、先ほど挨拶を交わした長田さん(二年生だ)、

 窓際の席でなにやら作業をしている榊原さん(三年の男子)と自分を入れて三人。



 三人だけ。



 生徒会役員が全員揃ったのは、一番初めの顔合わせの時の一回のみ。



 生徒会がこんなので良いのか、と思う。



 長田さん曰く、

 「割り当てられた仕事は、皆さんこなしていられるから、問題はないんですよ。」

 だそうだ。



 そんなものなのか。



 「それに、1学期ですからね。部活動と掛け持ちされてる方は、いろいろと忙しいんですよ。」



 部員の勧誘とか?



 まあ、忙しいのなら仕方がないのか。




 しかし、11人いる役員の内、いまだに会話をしたことがあるのが三人だけ、

 というのはどうなんだろう。(長田と日比野と榊原)




 会長の顔もうろ覚えだしなー。



 見ないと覚えられないよな。など思いながら、本日の仕事(榊原さんの手伝い)に取り掛かった。






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