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ストレージ学派 『聖書』を科学書・人類設計書と捉える  作者: 如月妙美


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第9章 倫理的・哲学的含意

 聖書を科学書として読み解くことは、宗教と科学の対立を超克し、両者を統合する試みです。創造主が設計図を残したという考えは、インテリジェントデザイン論の延長線上にありますが、神域物理学派はそこに「仮想現実論」というメタ理論を組み合わせることで、宗教的教義を超えた普遍的な生命論を提示します。

 しかし、このモデルは人類を単なる実験データと見る可能性を孕み、プログラム開発者(創造主)の意図に従わざるを得ない受動的存在と捉える危険性もあります。ゆえに、聖書の科学書的解釈には、同時に人間の自由意志や主体性をいかに位置づけるかという倫理的課題が伴います。


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