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臆病で戦下手で長いものに巻かれたい織田信雄と曖昧な態度の筒井定次 偉大なる父を持つ二人は、凡庸な二世同盟で生き延びる   作者: 鴨ロース


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9/10

神君の悪夢

同時刻。堺から三河へ逃れようとしていた徳川家康の一行もまた、別の「恐怖」に直面していた。


伊賀の山中。


家康の前に現れたのは、数千もの「伊賀衆」だった。


殺気はない。だが、その数は暴力的なまでの圧力となって家康にのしかかる。

「……万事休すか」


家康が腹を括りかけたその時、伊賀衆の中から信雄の使者が進み出た。

「家康殿。当家の信雄様より伝言でございます」

『家康殿、こんな物騒な時に山歩きとは感心しませんな。

どうぞ、我ら伊賀衆が安全に三河まで護送いたします。

ああ、それと……今後、何かあればいつでも伊賀の者が、貴殿の寝所にお邪魔しますので』

使者は満面の笑みで、家康の背筋を凍らせた。


『織田への謀反など、夢にも考えぬよう』

家康は震えながら、深く頭を下げた。

殺されるよりも恐ろしい。自分の命は、今後永劫、織田信雄という「底知れぬ男(と勘違いされている)」の手のひらの上にあるのだと悟った瞬間だった。

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