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狐耳の神様と都会更新〜神と都会の私生活〜  作者: 百目


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2/2

取り調べ室の神託

で?あなたは身分を証明出来るモノも無ければ

両親も居ない

コスプレイヤーでもないと?

挙句の果てに神様に無名ですか…

公式イベントのコンちゃんとかではなく?



この耳を見ろ

コスプレイヤーは直に

この様なモノを生やすのか?

コンちゃんとやらは色々あって

この姿になっただけじゃぞ?


色々信じられませんね

血液審査も上手く機能してないし

その耳も本物みたいですし

本当に何なんですかあなたは?


(この目の前で困ってる女性は白川さん)

(スーツ姿に眼鏡が似合う中々しっかりしたイメージの人じゃな)

(最初は警察官から始まって色々ややこしい事になり)

(特別捜査官の一人として現在対面して居る状態じゃな)

(まあ普通の人じゃないしな私)


ちょっとばかし眠り呆けた

神様じゃよ私は

まさか山そのものが都市化に呑まれたとは思わんな

いやびっくりじゃった


少し整理したいのですが

具体的にはどの様に眠ってたのですか?


うむ

結界の様なモノで特殊な空間で眠ってたのう

現世とは隔離したトンネルの様な所で

滅茶苦茶静かだったぞ

本来なら神社の片隅で目覚めるはずが

全くの別世界で驚いたものじゃな


こちら側で調べた限りでは

恐らくそれは狐神社ですね

他の神社とは異なって

かなり地域特有の伝承から建てられた

建造物だったみたいですが

80年前に移転したはずなんですけど

あなたはそこから動かなかった事になりますね



人が勝手に祀って勝手に移転してたからの

しかもその時は深々お居眠りタイムじゃ

気付きようがないの そんな事



辻褄は合いますがその場合だと

あなたが何者か本当に訳が分からなくなりますね

他に何か証明出来るモノはないのですか?


少しばかり変わった

手品の様な事なら神として証明出来るの?

紙と筆…じゃなくてペン

紙とペンを貸して貰えるか?

それで証明しよう



〜白川視点〜



目の前の少女はある日突然現れた

自らを神と名乗り

身分を証明するものは無く

妙に落ち着いて従っているが

何処か対面して居ると無気味さが滲み出る子だった


特に頭にピンと伸びた狐耳は本物らしく

血液検査は間違いなく人間ではなく

どの様に扱うか悩ましい存在だ


一通り調べたが全くこちら側の理解から外れてる

こうして聞き込みをしても

とても現実味が無い話ばかり


そして今

何か披露して証明しようとしてる訳ですが



では いくぞ?

まずはこの紙に適当な絵を描きましてと

ここからじゃ

よく見とくと良い ほれ



その時だった

確かに目の前の絵が描かれててた

落書きらしい簡単な絵だとしても

それは確かだったはずなのに

絵が消えたのだ

特に紙に触れてもないのにだ


え?今のは


まあ簡単に言えば

私は私に関わった事を無かった事に出来るぞ

ただ今回は紙とペンを私が部分的に関わったから

ほれちょっと絵の痕跡が残ってしまってるがな

直接的に関わった事なら完全に無かった事になるぞ


マジックとかじゃないんですか?

ちょっと目を疑いますねコレは


だから手品みたいなものだと言っておるのよ

個人的には好き勝手出来る能力だから

タネも仕掛けもあるからーっの!


ひっ!


そう言った彼女は今度は自らの手をペンで貫いた

あまりの唐突差やその光景に驚いた

変な声が出たと思う

しかしその後その手は無傷だった

いや手渡ししたはずの紙とペンすら消えていた

違うペンが元々の位置にある

つまりこれは…彼女の言った能力なのだろうと

この瞬間理解させられた



ついで言えば

時間差でここでの話は少し長引いたと思われてるぞ?

時間は操れんのだ

認識がズレる事は出来るのだがな

どうだ?驚いたか?くふふふ

やろうと思えばお主を何度も何度も何度も

八つ裂きにして無傷で生かせるぞ?



目の前に居るソレが恐らく感じた

だけど仕事だから聞かなければならない事が

一つ浮かび上がった


あなたは…あなたの目的は何ですか



うむ

取り敢えず普通に生活する事を望むぞ?

この土地の変わった姿を堪能したいしな

ただ私自身が社会に下手に関わると

大変な事になるからの

そこでお主に一つ要求する

私の巫女になれ

最低限の世話の準備と

私が悪さしないか監視をすると良いだろう



…随分と身勝手な要求ですね



妥協点とは思うがな?

別に野放しにしても構わないが

神様なりの親切心じゃぞ?



この身勝手な要求いや神託は

受け入れるしかなさそうだった

彼女は逃げようと思えば逃げれるし

騒ぎを起こそうと思えば止められそうにもないのだから

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