【承】純喫茶でプロットを
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
創作部。のあの子。
明日か明後日当たりに兄さん登場すると思います。
しつこく聞いた質問の果てに、漸くプロットを書く踏ん切りがついた。プロットの転が苦手、短篇故に緻密に書くことはせず、起承転結それぞれ一行程度のものを仕上げる事から始めよう。
起
純喫茶に行く。特異な見掛けをした男性を発見する。
さり気なく監察していると、声を掛けられた。
承
男に促されるままに同じテーブルへ。
男の容姿を観察していると、一昔前の格好である上に、顔をやたら隠したがる。そして太い犬歯が特徴だった。
伝承の吸血鬼と類似していると感じる。
転
恐怖を感じてその場を去ろうとするも、男に引き留められる。
会話を続けてくうちに、強い眠気に襲われる。
結
次に目が覚めた時には男はおらず、テーブルには金貨が数枚残っている。
それより印章的だったのは、手首に開けられた二つの穴。
やはりあの男は吸血鬼ではなかったのか、と考えて終了。
こんなところだろうか? 大きな山場と呼べる山場と言えば、吸血鬼に術を掛けられるところだと思うのだが、作者である私もはっきりとした事は言えない。
だから非常に苦手なのだ。数字のように誰が見ても肯定してくれるものでは無い。極めて流動的に流れていく。果たして私が書いたプロットは、これで良いのだろうか?
「手が止まってる」
「少し悩んでしまいまして」
そう言うと、書生の彼は吹き出した様に笑った。相変わらず鋭い犬歯を剥き出しにして笑うものだから、つい警戒を強めてしまう。
「僕も。だから君と話そうと思ったんだ。話していた方が物語の取っ掛りになるから。新しい網が広がって行くから」
そんな話をしているうちに、店員が頼んでいた品を提供する。ブレンドとチーズケーキ。丁度二つ分、盆に乗っている。
「さて、休憩と行こう? お菓子があった方が話も弾むだろう?」
大真面目に『苦手な事を書くもんじゃない』『精神イカれたいのか?』とひぃひぃ言ってます。
長らく引き伸ばしたプロットも漸く完成。
でも喫茶店では書かないで、自宅で書く予定だと思います。滞在時間が長すぎる。
これ、長編では納得のいく形に再構成したいな。
プロットなしで殴り込み行くからなんですけど。
今日も何かしら短篇で終わりそうな物を書きたいな。
思いついたら投稿しますね。