極論男プレゼンス ~異次元の少子化対策の答え~
「お父さん、お父さん。政治家の人が異次元の少子化対策をするって言ったね」
「そうだな、寅次郎。また口だけだろう」
「だったらお父さんならどんな少子化対策を考える?」
「異次元というくらいだ。やっぱり一夫多妻制を導入するくらいの事をやらないと」
「それで少子化対策になるの?」
「勿論だ。第3夫人まで認めよう。夫人同士で子育てを助け合うのさ。それともう1つある。資産と性欲は反比例する傾向にある。だからお金持ちが貧乏人の子沢山に資金援助するシステムも導入する。カネがなければ子育ては出来ない」
「お金持ちが寄付をするんだね」
「それだけじゃないぞ。ふるさと納税みたいに寄付をしたお金持ちの所得税を減らしたりなんかすれば上手く回ると思うよ」
「それなら既得権益でがんじがらめになってる政治家や官僚にお金が落ちないね」
「その通りだ。寅次郎、冴えてるな。こういうのもどうだ。寄付をしたお金持ちに免罪符を渡して消費税も減税。免罪符はマイナンバーカードと一体で、お店で買い物をする時にセルフレジの読み取り機にかざすだけで消費税ゼロ。良いだろう?」
「ガオー。スゴいや、お父さん。ちゃんと考えられてるね」
「まあ、うちには関係のない話だな」
「お金も子供もないもんね。ハッ!」
「安給料だからな、この動物園。寅次郎、餌にしよう。今日は生の鶏肉だぞ」
「ガオー!」
ーー寅次郎は動物園の虎で、お父さんは幻聴が聞こえる飼育員というオチでした。すみません(笑)ーー