星はソラへと還る
スカイツリーの根本、ゼロ・オリジンの鎮座する広場
光り輝くオリジンの元ににパンッ! と乾いた音が鳴り響いた
それと同時に赤い飛沫がアスファルトに飛び散り、赤と黒のまだら模様を作る
彼の身体はゆらり、ふらりと二度揺れた後
糸の切れた操り人形の様にぐしゃりと、その場に崩れ落ちた
「「13」・・・?」
私はまるで現実感のない光景の中を、一歩一歩ゆっくりと歩いて彼の元へ近づいていく
そして私は地面に横たわる彼の目の前に立つと、その場にゆっくりと膝を付き
まるで動かない彼の身体を丁寧に抱きかかえた。そして・・・
「あ・・・う、ああああああああああっっっっっ!!!!!」
彼の身体を抱きしめながら、私は溢れんばかりの叫び声を上げた
そう、彼はもう息絶えていた
親もなく、兄弟もいない
孤児としてグラウンドゼロのスラムで生き抜いてきた幼少時代
接続者を作り出す為の施設に収監され
同じ境遇の子供達と訓練と実験の日々を過ごしてきた少年時代
崩壊した施設で死にかけていた所を「4」に拾われ
暗殺者として、接続者との殺し合いを生き抜いてきた青年時代
その人生の大半を戦いと共に過ごしてきた白髪の青年は
最後に自らの命を絶ち、その生涯を終える
だがその過酷な人生とは裏腹に、その死に顔は安らかな笑みを浮かべていた
「ああああああああああっっっっっ!!! うああああああああああっっっっっ!!!!!」
私はただただ涙を流しながら叫び続ける
「・・・それが、君の選択なのか・・・。「13」・・・」
私に抱きかかえられた彼を見下ろしながら、安栖さんが俯きながらボソリと呟く
だが私にその声は聞こえない、耳には届いているが意味は理解出来ていない
それどころか自分が何故叫んでいるのか?
私はその理由すら考えられず、ただただ声を上げ続けるだけだった・・・。その時・・・!
ヴン・・・ゴゴゴゴゴッ!!!
「えっ!?」
思わず顔を上げる
私の目の前で光り輝いていたオリジン、その光が明るくなったり暗くなったりと乱れ
オリジンの外殻、光球の枠がぐにゃりと歪み不定形な形になっていく・・・!
「これは・・・! オリジンが苦しんでいるのか・・・!?」
安栖さんの叫び声と共にオリジンの歪みは激しくなり、光の明滅も激しさを増していく・・・! そして・・・!!!
「くっ・・・!!!」
激しい閃光が、周囲を包み込んだ・・・!!!
水の中に浮かんでいる
真っ暗な夜の海の中に沈み、揺蕩っている
身体を包む心地よい浮遊感の中、目を開くと
遠くに無数の光が輝いているのが見えた
それはまるでプラネタリウムの様な星々の輝き
そして同時に、自分が浮かんでいるのが水の中ではない事に気付く
ここは宇宙だ
星々の輝きに囲まれた宇宙の海の中に、自分は浮かんでいたのだ
「ここは・・・? 俺は確か死んだはず・・・」
俺はゆっくりと周囲を見渡す。その時・・・
「・・・よお。カズミ」
ふと聞こえてきた懐かしい声に、俺は振り向く
そして目の前の人物に対し、笑みを浮かべると言った
「久しぶりだな。カズヤ・・・」
俺の言葉に、カズヤは穏やかな笑みで返す
そして俺は周囲の宇宙を眺めながら、カズヤに向かって言う
「・・・ああ、そうか。ここは・・・」
その言葉にカズヤは頷き、答えた
「そう、ここはオリジンの中だ。オリジンという巨大なサーバーの中に作られたもう一つの世界。そして・・・」
そう言うと、カズヤは周囲の星々を眺めながら言う
「あの輝きの一つ一つが「接続者」だ」
「「接続者」・・・?」
「ああ。この東京で死んでいった「接続者」達。その肉体は滅んだが、精神はオリジンの元へ回収されていた。生前の「接続者」達のバックアップ、魂とでも呼ぶべき物があの光だ」
その時、辺りを煌めく星のいくつかが「13」の元に近づいてきた
そして「13」の目の前に降り注いだ光は、懐かしい人達の姿に変わる
「凄かったよおにーさん! さすが私が好きになった人なだけはあるよね~!」
「ああ! すげえよにーちゃん! あんな強い奴ら全員に勝っちまうなんて!」
「然り。貴様の戦いぶり見事であったぞ、修羅よ。吾の人生の最後に貴様と戦えた事、誇りに思う」
「レン・・・ユウヤ・・・。それにラオ・フーシェン・・・」
そしてまた別の光が「13」の元に現れる
「チッ・・・。まぐれで僕達に勝ったぐらいで偉そうにするなよ!」
「「7」! もう勝ったとか負けたとかどうだっていいじゃない!」
「フッ、気にするな。ただの敗者の戯言だと思っておけ。この戦い、お前が勝者だ「13」」
「「7」・・・「8」・・・「5」・・・」
更に、別の光も・・・
「まずは礼を。護国の為、最後まで戦い抜いてくれた事。鳳として深く感謝する「13」」
「フン・・・、どうでもいいぜ。自分のエゴを賭けて全員で殺し合った結果、オマエが生き残った。それが全てだ、敗者が勝者にかける言葉なんてねえよ」
「「9」・・・「6」・・・」
そして、最後に一つの光が俺の元に訪れる
「ククッ・・・! 奴の捻くれた性格は死んでも治らなかったようじゃのう! まあ、放っておけ」
「・・・「4」」
「ああ、儂じゃとも。どうした? そんなに儂が恋しかったか?」
「・・・そうだな、恋しかった。今こうして話せている事がとても嬉しいよ」
「ッ・・・!!! 真顔で恥ずかしい事を言うな・・・! そんな手管まで教えた覚えはないぞ、馬鹿弟子め・・・!」
そう言いながら「4」はフンッと顔を背けた
「そうか・・・みんな、ここに居たんだな・・・」
無数の星々を見渡しながら、俺は呟く
この東京で死んでいった「接続者」達
彼らは全員、このオリジンの世界で魂だけの存在となって存在していたのだ
「ああ、そうだ。そして・・・」
そのカズヤの言葉に俺は頷く、そしてゆっくりと後ろを振り返り・・・
「ようやく会えたな・・・ミナ」
俺の真後ろに立っていた白髪の少女に対し微笑みかけた
「あの日からずっと・・・ずっと俺と一緒に居たんだな。気付けなくて済まなかった・・・」
その言葉に、ミナは首を横に振り笑顔で答える
「ううん、仕方ないよ。それよりも、私のせいで・・・。私がカズミ兄さんを無理矢理「接続者」にしたせいで、カズミ兄さんを苦しめてしまった・・・。ごめんなさい・・・」
自分の方こそ、と謝罪するミナに向かって俺は手を伸ばし
その頭を優しく撫でながら言う
「ミナが謝る必要なんてないさ。確かに辛い事、苦しい事は沢山あった。でも俺はここに居る、ミナが居るこの場所までたどり着く事が出来た。ありがとう、ミナ」
「カズミ兄さん・・・」
俺の言葉に笑顔を取り戻すミナ
そんなミナに様子に俺は安堵すると、ふう と息を吐き・・・
「これで・・・すべて・・・」
激しい光が周囲を包みこみ、私は激しい眩しさに目を閉じる
「一体・・・! 何が・・・!」
目を閉じたまま私が呟いたその時・・・!
(冬香・・・聞こえているか? 冬香・・・)
「ッ!?」
聞こえてきた声に私は目を見開く
そこにあったのはオリジンと、その前に浮かぶ小さな光球だった
「「13」・・・?」
私がそう呟くと、その光球の輪郭がじょじょに人の形に変わっていく
そして光球は、隻腕の青年の姿へと変化した
「「13」・・・なのか?」
「ああ・・・。正確には俺の魂の様な物みたいだ」
そう言いながら、青年は微笑む
「これは・・・こんな事が・・・」
茫然とする安栖さんを横目に、私は目の前の青年に向かって叫ぶ
「どうしてだ!!! どうしてこんな・・・!!!」
「冬香・・・」
「他に・・・方法はなかったのか・・・!? どうしてお前が犠牲にならなければならなかったんだ・・・!?」
「13」の身体を抱きしめながら、私は涙を流す
そんな私の涙を拭う様に手を伸ばしながら、青年は言う
「アンタが気に病む必要はない、これは俺自身が望んでやった事だ」
「これが・・・お前の望み・・・?」
「ああ。アンタの復讐を完遂させ、そしてこの世から全ての「接続者」を消し去る。俺が俺の意思で叶えたいと思った願いだ」
そして青年は微笑みながら続けて言う
「冬香、俺は願いを叶えたんだ。生きる意味もなく、ただ亡霊の様に生きてきた俺が。だから悲しむ必要なんてない、俺はお前のお陰で、本当の意味で生き抜く事が出来たんだから」
だがその言葉に、私は勢いよく首を横に振る
そして、勢いよく叫び声を上げた
「それに!!! お前の幸せは何処にあるんだ!!!???」
「俺の・・・幸せ・・・?」
「そうだ!!! 普通の人々が普通に得られる幸せ・・・! 笑って・・・楽しんで・・・喜んで・・・! そんな普通の幸福が何処にあるんだ・・・!?」
その言葉に、青年は少し困った様に考え込み答える
「・・・すまない、冬香。俺にはその普通の幸せってやつがよく分からない」
「なっ・・・!?」
「ずっと生きるだけで必死だったからな・・・。そんな物があるって事すら考えもしなかった」
茫然とする私に対し、青年は困った様に微笑むと告げる
「気にするな、別に誰のせいでもない。そういう物だっただけだ、俺の人生が」
「だったら知ればいい!!! これから! 私の側で!!! そんな普通の生き方を・・・! 私と・・・!!!」
思わずそう答えた私に、青年は首を横に振る。そして・・・
「悪いな、それは出来ない。オリジン、今残っている全ての接続者、そして俺の意識も。全てこれで消え去る・・・」
「なっ!? まって・・・!!!」
そして青年の姿が輝きを増していく・・・!
「それが契約だ。これで全てが元通りに・・・」
だが・・・その時・・・!!!
「違うよ・・・カズミ兄さん」
「えっ・・・?」
青年の後ろに一人の少女が現れる
白髪の少女、それは・・・
「ミナ・・・」
私がそう呟くと、白髪の少女は微笑み頷く。そして・・・
「ボクノコエガキコエマスカ?」
彼女と共に、一人の少年が現れる
丁度ミナと同じ歳の頃の白髪の少年、それを見た青年は驚きながら言う
「子供の頃の俺・・・? いや、まさか・・・お前は・・・」
そして彼は、その少年の名を告げる
「お前がオリジン・・・なのか・・・?」
その言葉に少年は微笑む、そして・・・
「感じ取ってカズミ兄さん。私の・・・そしてオリジンの意思を・・・」
その言葉と共に、青年の姿が元の光の球に変わる。そして・・・
「これが最後の奇跡・・・。生きて、カズミ兄さん・・・」
その光は私が抱きかかえていた「13」の身体に吸い込まれていき
次の瞬間・・・! カッと眩く輝く!!!
「うっ!?」
あまりの眩しさに私は思わず目を閉じる。だがその時・・・!
トクン・・・
手に伝わる感覚に、私は目を開く! そして・・・!
「・・・俺は? これは・・・俺の身体か・・・?」
そう静かに呟きながら、「13」は目を覚ました・・・!
「「13」!!!!!」
私は思いきり彼の身体を抱きしめると、その胸に顔を埋める
「俺は・・・生き返ったのか?」
茫然と呟く「13」に対し、安栖さんは・・・
「オリジンの力なのか・・・? これがオリジンの意思・・・」
そう呟き、安堵した様に微笑んだ
「そうだ・・・! オリジン・・・! どうして・・・!」
そう問いかけようとする「13」に対し、少年は微笑む。そして次の瞬間・・・!
「これは・・・!?」
「オリジンが・・・空に・・・!」
オリジンがゆっくりと宙に浮かんでいく・・・!
それと同時に・・・
「な・・・なんだ!? 俺の身体から光が・・・!?」
生き残っていた「接続者」の一人
その身体から光る球が現れると、ゆっくりと空に昇っていく
そしてそれと同時に彼は理解する・・・
「能力が、消えた・・・?」
彼だけではない
この東京に生きる全ての「接続者」から、その能力が失われようとしていた・・・
空へと昇っていくオリジンと「接続者」から抜け出た無数の光
それらはゆっくりゆっくりと、地上を離れていく
「これは・・・!?」
叫び声を上げる「13」に対し、ミナが答える
「これがオリジンの意思。地上に残っている全ての力と、オリジンの中の私達の魂と共に。オリジンはソラへと還る」
東京の空を埋め尽くす光に、この街で生きる全ての人が空を見上げる
だがその時
その光の一つが地上へスーッと降りていくと、血を流し倒れていた少女の元へと向かって行く。そして・・・
(起きろ・・・アイリ・・・。お前はまだこっちに来なくていい・・・、お前はそっちで生きろ・・・。にーちゃんとねーちゃんと一緒に、幸せにな・・・)
その言葉と共に、倒れていた少女の眼がうっすらと開かれる
「ユウヤ・・・お兄ちゃん・・・」
そして別の場所では・・・
「くっ! クソっ!!!」
血まみれで倒れていたある人物
その人物に対し能力を発動させていた女の姿があった
「サツキ! もう十分だ! ソイツはもう死んでる!」
「けど・・・!!!」
「分かってるんだろう!? 俺達の能力ももうすぐ消える! それにお前の怪我も重傷だ! お前の能力は自分自身には使えないんだろう!?」
それは「5」直属の部隊
サツキ隊の隊長サツキと、その隊員達
そして、サツキが発動させているのはサツキの能力「外傷治癒」
(いつもそうだ・・・肝心な時には全く役に立たない・・・! 本当に癒してあげたかった人にさえ、一度も使う事の出来なかった能力・・・!)
叶う事のなかった望みに、サツキは歯をぎりりと食いしばる。そして・・・!
「役立たずの能力!!! 最後の最後に一回ぐらい!!! 奇跡を起こしてみせろ!!!」
様々な感情
喜び、悲しみ、戸惑い、怒り
それらを全て連れて、オリジンは空へと昇っていく
その時・・・
「カズミ兄さん・・・」
「ミナ・・・」
白髪の少女は微笑むと「13」に向かって告げる
「これで、今度こそお別れだね」
だがそう告げるミナに対し、「13」は首を横に振り問いかける
「どうしてだミナ! 俺はこれでようやくお前達と一緒に行けると・・・! なのに・・・!」
その言葉に、ミナは答える
「それは無理だよ。だって、カズミ兄さんにはまだやる事が残ってるでしょ? ほら・・・」
そう言って、ミナは「13」の後ろを指さす。そこには・・・
「「13」・・・」
「冬香・・・」
戸惑う「13」に対し、冬香はゆっくりと告げる
「何が正しくて、何が間違いなのか。何が幸せで、何が幸せでないのか・・・。正直、私に正解は分からない。だから私が言えるのは一つだけだ・・・」
そしてゆっくりと「13」に向かって手を差し出し言った
「私と生きろ「13」。それが復讐の次の、私の願いだ」
「生きる・・・」
「ああ。本当の生きる意味を探す為、私と一緒に来い「13」」
その差し出された手に対し、「13」は・・・
「・・・見つかるかな?」
「見つけるんだ・・・!」
フッと笑みを浮かべ、その手を取った
そして次の瞬間・・・!
「じゃあ、私達は行くね。カズミ兄さん」
「じゃあな、カズミ。またいつか何処かでな」
「13」の選択を見届けたミナとカズヤの光も、空へと昇っていく
そして・・・
「僕の声が聞こえますか? この星の皆さんごめんなさい、そしてさようなら。また、星の海の何処かで会いましょう」
そんな声が響いたと同時に光が辺りを包み込むと・・・!
「ッ!!!」
次の瞬間、オリジンと「接続者」達の光は遠い宇宙の彼方へと消え去っていた
オリジンは消え去り、同時にこの世界から接続者は居なくなった
夜は明け、朝日が昇ろうとしている。だがその時・・・
「これで・・・全てが消えてしまったか・・・」
そう、何もかもが終わったかの様に静かに呟く安栖
そんな安栖に対し、冬香は言う
「安栖さん・・・これでオリジンの力はこの街から消え去った」
「ああ、そうだね・・・」
「けれど、これで終わりじゃない。むしろここからがスタートなんです」
そして冬香は決意の籠った眼差しで安栖に告げる
「確かにオリジンも接続者も消え去った、けれどこの街に残された傷跡は消えていない。無法地帯となったグラウンドゼロ、今も東部エリアで活動を続ける非合法組織に各国の諜報機関。それらの脅威を排除し、この東京に本当の平和を取り戻すまで私達の戦いは終わらない」
「・・・」
「安栖研究主任・・・、その為には貴方の力も必要なんです。私達と一緒に帰りましょう」
そう言いながら安栖に手を差し出す冬香、だがしかし・・・
「すまない、霧生監査官。確かに君の言っている事は正しい。だがまだ僕は・・・君の言う理想を信じる事が出来ない・・・」
「安栖さん・・・」
そして安栖は、二人に背を向け・・・
「けれど・・・その理想が叶う事を、どこか遠くで祈っているよ・・・」
そう告げると歩き出す。だがその時・・・
「安栖さん・・・!」
「・・・?」
そう呼びかける「13」の声にピタリと足を止める
そして「13」は背を向けたままの安栖に向かって告げる
「ーー総合病院・・・503号室」
「・・・!」
「最後にオリジンが教えてくれた。安栖さん、貴方の本当の願いは叶ったと・・・だから・・・」
「そうか・・・」
安栖は空を見つめながらそう答える
そして、左手の薬指の指輪を外すと「13」に向かって投げた
「「13」、君から彼女に返しておいてくれ。僕はもう彼女に会う事は出来ないから」
「安栖さんはそれでいいのか・・・?」
「ああ・・・。犯した罪のケジメは付けないとね」
そう答える安栖に対し、「13」はゆっくりと頷く
「・・・分かった。今までありがとう・・・安栖さん・・・」
「・・・君も。達者で「13」」
そう答えると
白衣を着た壮年の男性は笑い、何処へともなく歩き去って行った
安栖の姿が見えなくなった後、冬香は「13」に問いかける
「これで良かったのか・・・?」
「ああ・・・」
そして「13」は朝日に背を向け、冬香に向かって告げる
「それじゃあ行くぞ、冬香。任務は完了、帰還する」
「ああ、帰ろう・・・「13」!」
星はソラへと還り
人もそれぞれの場所へと帰る
朝日と共に訪れた、新しい明日に向かって・・・