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はんぶんこ  作者: 具志堅
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4月

僕は元の会社に戻り、一つ役職が上がったせいか、ますます忙しくなり、電話を掛けられる時間帯には帰れない日々が続いていた。


すずさんはといえば、治療を続けつつ、海外出張もこなすほど、精力的に働いているようだった。

それはそれで病み上がりにエンジンがかかりすぎているようだったが、僕の心配は彼女にとっては余計なお世話のようだった。


5月に香港に会いに行く予定も、お互いのスケジュールが合わず断念せざるを得ない状況であった。

その話を電話で話していたところ、すずさんは心なしか少しほっとしているようでもあった。


この頃になると、お互いの呼吸のずれは大きくなっていた。

元に戻そうにも季節と同様に先に進むしかないようだった。

といいつつ、結局のところは余計なプライドや役に立たないプラス思考から、僕が元に戻す努力を怠っていただけなのだろうが。


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