表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
はんぶんこ  作者: 具志堅
15/45

8月9日

相変わらずの夏の熱気で覆われる中、佐々木さんからの集合の合図により、職場から少し離れた場所にある居酒屋に3人は座っていた。


「少し前からすずと付き合っていたそうじゃない。何で教えてくれなかったのよ」

佐々木さんは少し拗ねた様子で僕を攻めた。


「まあ、佐々木さん、良いじゃない。私に免じて許してあげてよ」

「そうね。ってすずも教えてくれても良いもんじゃない」

「しゅんちゃんはいつまでたっても付き合っているって認めてくれなかったのが悪いのよ」

すずさんがこちらに責任転嫁してきた。


「でも佐々木さん、安心して。これからも三人で飲みに行くよ」

「そう?二人が気にしないのなら良いんだけど。目の前でイチャイチャしないでね」

「それはしないでしょ」

僕が答えるとなぜかすずさんが睨みつけてきた。


「何か腹立つ言い方ね。本当はイチャイチャしたいけど佐々木さんの目の前ではしないって、感じで言ってよ」

「痴話話はいいわ。で、結婚するの?」

「そんなの、まだ先の話でしょ」

僕が即答すると、またすずさんが睨みつけてきた。


「また適当なんだから」

「そうよ、こいつは適当なのよ。すず、気を付けなよ」

なぜか2対1で僕が責められるシチュエーションになったので、話を職場の人間関係に移し、極力それ以上余計なことを言わないように心掛けた。


その後、普段と変わらないたわいもない会話を続け、閉店間際でお開きとなった。

そして三人とも酔っているせいか、仲良く三人で腕を組んで駅に向かった。

こんな状況が何となくいつまでも続く気がしていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ