表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
はんぶんこ  作者: 具志堅
1/45

6月14日

 「何黙って飲んでんのよ」

僕がその声の発信源に向かって顔を向けると、少し酔っ払った愛くるしい笑顔が目に飛び込んできた。これが僕の彼女の最初の印象だ。


 当時、僕は4月から出向という名の人員提供で、勤めている会社の親会社で勤務していた。元々人見知りをする性格の僕は、まだ新しい職場にちゃんと溶け込んでいるわけではなく、少し居心地の悪さを感じている頃だった。

そんな中、職場の年齢の同じくらいの人たちが仕事終わりに飲みに行くということで誘ってもらい、皆が楽し気に会社の愚痴などを話し合っている中、周りの人の会話に合わせつつも、とりあえずひたすらビールを飲んでいる、少し周りから浮いた姿が彼女の視界に入ったようだ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ