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困ったメガネちゃん〜花壇スピンオフ〜

作者: 楡葵

口うるさくて、凶暴で、ヒステリック。


だけど、僕は知ってる。

本当は寂しがりで、とっても優しい女の子なことを。


プトがしばらく他国へ遠征に行ってた時、心配しすぎて毎日部屋でこっそり泣いてたことも、


毎週かかさず家族に10枚にしたためた手紙を送っていることも、


僕があげたうさぎのぬいぐるみを実は抱きしめて寝ていることも、


町の子供にもらった似顔絵を手帳に挟んであるところとかね。


頑張ってることだって知ってる。


毎朝誰よりも早起きして、マーガレットの手入れしてるところとか、


余った食材を部屋に持ち込んで、苦手な料理の練習してたり、


実は毎日ラジオ体操してたり。


いいところなんて、他にもたくさんあるんだよ。


だからね、大切なんだ。




「もールチ!いい加減にしなさいよ?!」

僕が部屋を散らかしたから、怒ってる。


「しない、ずっと」

そういって手を引っ張れば、びっくりして黙りこんでしまう。


たまには、押してみるのもいいかな?

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