2話 あとがき
またしても、このような(隠しシナリオ的)展開。
本当は、最初に少しあったように、貴族にすり替わったレッサーオーガからの依頼で、邪悪な魔法の指輪を地下遺跡から探す予定でした。
が、自重するかと思ったら、一致団結して爆走し始めたので、方向性を変えました。
予想はしていましたよ。予想はね。
実現してほしかったかどうかという意味ではノーコメントとしておきましょう。
シナリオに関しては、シティーシナリオを目的としていました。
とはいえ、あまり複雑なものは目的としておらず、コンシューマーゲーム的な単調なもので、正直情報収集と推理というより、選択肢でいろいろ変わるフリーシナリオにしています。
『薬売りの老婆』を追えば、老婆が錯乱して刺激物(バステ付与)をばら撒いた中で、老婆の護衛のオブシディアンドッグとの戦闘。
『極上の奴を確保』しているコボルトを追えば、地下の遺跡でジャイアントセンチピード(大ムカデ)と戦闘になっていました。
追跡判定に失敗した場合は、コボルトが注意を払うことで難易度を上げての再挑戦。最悪の場合、盗賊ギルドで、ある程度の情報(有料)を提供する予定でしたので、判定失敗はそれほど致命的にならないようにしています。
≪オリジナルモンスター≫
『重装甲機動キッチン』
モンスターレベル:2
知能:なし 知覚:なし 反応:なし
言語:なし 生息地:所有者による
知名度/弱点値:8/- 弱点:なし
先制値:ナシ 移動速度:-8
生命抵抗力:4(11) 精神抵抗力:4(11)
【攻撃方法】 【命中】 【打撃点】 【回避力】 【防護点】 【HP】 【MP】
なし - - 2(9) 8 60 -
▼即席破城槌
建造物を対象として攻撃する際、この操縦者(最高三人)は冒険者技能+筋力ボーナスで判定(足場によるペナルティが適用される))を行い、その達成値の合計値+5の物理ダメージを建造物に与えます。(一人でも1ゾロを出すと、この判定は失敗する)
ただし、各操縦者の達成値の最高値は敏捷度まで。また、達成値合計は最高『68』です。
また、この方法で建造物ダメージを与えた場合、与えたダメージと同じ物理ダメージを受けます。
○搭載=2体
○調理施設
強力な火力を使う料理を作ることができる。(超重要)
この機能はHPが10以下になると、使用できなくなる。
:キャリッジ(荷馬車:『ルミエルレガシー』147P)を、手先の器用な種族(匿名)が改造した一品。追加装甲と調理能力が搭載され、戦闘能力は置き去りにされている。騎獣用装備『チャージホーン』相当を装備しているが、戦闘能力は皆無の為、数値的に変更はない。
攻城戦の際、即席の破城槌として似たような改良を施す事もあるが、足回りが貧弱で、本体も脆く、基本使い捨てで非経済的な物である。今回は対象が城塞ではなく家屋であり、無意味に重装甲で頑丈であり再利用可能(何に再び利用するかは不明)である。
『FFF結社幹部』
モンスターレベル:1
知能:人間並み 知覚:五感(暗視) 反応:中立(客の場合は友好的)
言語:交易共通語、ドワーフ語 生息地:人里
知名度/弱点値:4/- 弱点:なし
先制値:5 移動速度:9
生命抵抗力:3(10) 精神抵抗力:3(10)
【攻撃方法】 【命中】 【打撃点】 【回避力】 【防護点】 【HP】 【MP】
フライパン 1(8) 2D+1 0(7) 2 18 16
メ妖精魔法1LV/魔力2(9)
▼剣の加護/炎身 炎による攻撃や魔法では、一切傷付かず、炎属性の物理・魔法ダメージを全く受けません
【戦利品】
2~8:サイフ(10G/-)
9~11:妖精使いの宝石(25G/-)×1D
12:ドワーフ製の装飾品(250G/-)
:帝都のドワーフ料理の秘密結社FFFの幹部。ドワーフ料理の料理人として帝都で店を構える料理店の店長(一般人)である。ドワーフの女性と結婚しており、ドワーフの子供が二人いる。
なお変装(技能ナシ)をしている為、種族は不明である。
ドワーフ料理に人生をかけており、誇りをもって仕事をしている。その腕は見事なもので、帝都の上流階級の客も多い。その料理の腕から結社の中でも高い地位を得ている。
ちなみに、コボルト料理が大嫌いである。
この魔物を”料理勝負で”倒した場合、『一流シェフ(名誉点5)』の称号と追加名誉点を得ます
『FFF結社構成員(火種持ち)』
モンスターレベル:2
知能:人間並み 知覚:五感(暗視) 反応:中立
言語:交易共通語、ドワーフ語 生息地:人里
知名度/弱点値:6/- 弱点:なし
先制値:5 移動速度:9
生命抵抗力:4(11) 精神抵抗力:4(11)
【攻撃方法】 【命中】 【打撃点】 【回避力】 【防護点】 【HP】 【MP】
武器 6(13) 2D+4 2(9) 4 21 13
○フレイミングトーチ 彼の持つ武器。攻撃は炎属性の物理ダメージを与える。(『ザルツ博物誌』37P参照)
▼剣の加護/炎身 炎による攻撃や魔法では、一切傷付かず、炎属性の物理・魔法ダメージを全く受けません
【戦利品】
2~5:なし
5~11:サイフ(10G/-)
12:ドワーフ製の装飾品(150G/-)
:帝都のドワーフ料理の秘密結社FFFの構成員。ドワーフ料理の愛好家として帝都で生活している。5人兄妹の3男。両親健在。独身。
冒険者を目指したものの、大成せずに挫折して家族の元に帰る。以後、親の紹介でドワーフの職人に弟子入りしている。帝都の民兵団にも所属しており、戦闘訓練を受けている。
祖母と母親が結社の熱心な支援者であり、その紹介で結社に所属することになった。
なお変装(技能ナシ)をしている為、種族は不明である。
コボルト料理も悪くないと思っているが、結社に入った以上その事を口にすることはない。
『FFF結社構成員(油持ち)』
モンスターレベル:2
知能:人間並み 知覚:五感(暗視) 反応:中立
言語:交易共通語、ドワーフ語 生息地:人里
知名度/弱点値:6/- 弱点:なし
先制値:5 移動速度:9
生命抵抗力:4(11) 精神抵抗力:4(11)
【攻撃方法】 【命中】 【打撃点】 【回避力】 【防護点】 【HP】 【MP】
拳 4(11) 2D 2(9) 4 23 13
○油袋A/4(11)/生命力抵抗/消滅
手に持った巨大な油袋の中身を振りかける。点火されるか、きちんとふき取るまで、命中と回避の判定に-1のペナルティーを受ける。
また、炎属性の攻撃を受けた場合、自動的に点火します。点火された場合、キャラクターは『1D』点の炎属性の魔法ダメージを6ラウンドの間、(自身の手番の最初に)受け続けることになります。
この攻撃は合計5回まで使用できます。
▽油袋B 一度に10点以上のダメージを受けた際、油袋が壊れて油がふりまかれる。乱戦エリアにいる全員が(油袋Aの残回数)Rの間「1D」点の魔法ダメージを(自身の手番の最初に)受ける。(『油袋A』の効果と重複しませんが効果時間が『油袋B』の効果時間に上書きされます)
▼剣の加護/炎身 炎による攻撃や魔法では、一切傷付かず、炎属性の物理・魔法ダメージを全く受けません
【戦利品】
2~5:なし
5~11:サイフ(10G/-)
12:ドワーフ製の装飾品(150G/-)
:帝都のドワーフ料理の秘密結社FFFの構成員。ドワーフ料理の料理人に弟子入りしている。独身。親兄弟に先立たれ家族はいない。料理店の同僚と結社仲間を家族のように思っている。
いつか独り立ちしたいと考えており、努力家でめきめきと腕を上げている。店内でも有望株である。
帝都の民兵団にも所属しており、戦闘訓練を受けている。
なお変装(技能ナシ)をしている為、種族は不明である。
ちなみに、コボルト料理は嫌いだが、きちんと食べた事があるわけではなく、食わず嫌いである。
どうでもいい話だが、作者(=GM)はドワーフが大好きである。




