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2-4話

GM: では、戦闘が終わったところで、尾行組に行きましょう。突如起こった戦闘から逃げ出したコボルトなので、後ろを気にします。難易度が上がりました。『尾行』判定をお願いします。

ディート: まあ、ボーナスが変わる事はないんで…『13』

GM: では、特に気が付かれることもなく、コボルトのラードリシアンは町はずれの空地で足を止めます。周囲を気にしていますが、移動する様子はありません。

ディート: ここが集会場かね?

GM: そのまま様子を見ていると、一人二人とコボルトが姿を現す。その姿にラードリシアンも安心したようだ。最終的には4人(匹)のコボルトが集まる。何かヒソヒソと相談を始る。

ディート: ここから『聞き耳』をたてられる?

GM: その場合は、『忍び足』で近くまで近寄ってください。

カンモン: おっと、それなら妖精魔法の<ウインドボイス>で音をこちらに持ってこれないかな?

GM: ほほう。それは面白い。問題ないでしょう。

カンモン: では<ウインドボイス>…「6」1ゾロじゃないので成功。

GM: では、コボルト達の話が聞こえてきます。


ラードリシアン: 「お前達、明日の準備は整っているな?」

コボルトA: 「もちろんだ。集会の為に極上の奴を確保してある」

コボルトB: 「ボクの方は、薬売りのお婆さんに頼んである。後は取りに行くだけさ」

コボルトC: 「こっちも、場所はわかっている。絶対誰もこない場所だ」

ラードリシアン: 「よし。わかっていると思うがオレは参加できない。敵に感づかれている可能性が高い。この仕事をしている以上、仕方ない事だがな…」

コボルトA: 「ラード!」

ラードリシアン: 「気にするな。お前達なら安心して任せられる。オレ達の牙を頼むぞ」

コボルト一同: 「「「我ら『シャドウファング』の牙の為に」」」


GM: そういうと、コボルト達は合言葉のように声をそろえてそういうと、バラバラに分かれて離れていきます。

トロント: ほほう。シャドウファングか。

ディート: 集会は明日らしいな。とはいえ、場所はわからないか。コボルト一人捕まえて、聞き出すか。

サンドラ: 何か準備しているらしいし。その辺も調べないといえけないね。毒かな?

カンモン: 薬売りとか言っていたしね。

ディート: このGMだからな、なにするかわからん。

GM: ヒドイ偏見だ。(笑)

ディート: いつものセッションを顧みろ(笑)

カンモン: まあ、後を追うのがいいだろう。どれを追うだな。

サンドラ: 料理人のコボルトは、除外した方がいいかね?場所と情報なら他の3匹のどれかでわかるだろう。

カンモン: 適当にサイコロで決めるか。

GM: (まあ、敵の種類が変わるだけなんだけどね…)

ディート: …「5」か3番目。『誰もこない場所』に行くコボルトだな。


GM: では、再び尾行判定をお願いします。

ディート: 「9」でいい目が出た。『17』だ

GM: では、コボルトは君たちに気が付くこともなく、西門から帝都の外へと向かいます。時間は午後を過ぎです。距離にもよりますが、夜になると帝都の城門は締まりますので、戻る時間に気を付けてください。

カンモン: ふむ。そろそろトロント達と合流するか?

ディート: そうだな。一応目印を置きながら後を追います。最悪野外なのでサンドラのレンジャー技能でも後を追えるだろう。

カンモン: オッケイ。それじゃ、さっきのチンピラぶちのめした場所まで戻ればいいかな?

トロント: 考えてみれば、どうやって合流するか考えてなかった。(笑)

サンドラ: いっそ、冒険者の店にでも戻ろうかねぇ。

カンモン: おい(笑)

サンドラ: まあ、死なれるといろいろ面倒だから、レンジャー技能で倒したチンピラを治して、放り出すか。「いいかい。お前達。これに懲りたら、まっとうに仕事して金を稼いで、週に2回はお風呂に入って、早寝早起きを心がけて、健康的な生活をしな!」

チンピラ: 「うるせぇ。お前はオレの母ちゃんかよ!!」

GM: と、捨て台詞を吐いてチンピラは路地に消えていきます。

サンドラ: オカン属性ですから。(笑)


(一同笑)


カンモン: では、二人と合流していいかね?

GM: どうぞ。では、単独行動しているディートは『尾行判定』をしてください。

ディート: …「1ゾロ」?

GM: では、見失った。とはいえ、野外なので『足跡追跡』が出来ます。

ディート: それならレンジャー技能でも出来るかね?

GM: (街の外に出てるか)可能ですね。

ディート: では、サンドラと一緒に追ったほうが成功率高いな。合流しよう。

GM: では、しばらくすると帝都の東門の前で合流できます。すでに、日は西に傾き、行商人などは、門が閉じる前に中に入ろうと、門番や役人をせっついています。

トロント: 帰るのは明日の朝になるな。


サンドラ: それじゃ『足跡追跡』でいいのね?

GM: はい、スカウト技能かレンジャー技能+知力ボーナスで判定をお願いします。なお、装備とのボーナスはもうありません。

ディート: はいはい。素の判定なのね…「4」の『8』。合流してよかった(笑)

サンドラ: 「7」で『12』

GM: はい。特徴的なコボルトの足跡と、移動してからの時間により簡単に見つかります。その足跡は、街道から外れると、どんどんと人気のない場所へと向かいます。

カンモン: 帝都を出てからどれくらい時間かかります?

GM: 2時間ほどでしょうか。すでに日は落ちて星空が見えています。コボルトの足跡が向かった先は、古い墓所のようだ。近年のものもあれば、もはや墓石もボロボロで、文字も読めないような古い墓石なども置かれている。

トロント: コボルトは見えますか?

GM: はい。30mほど離れた所に、墓地に似つかわしい曲がり節くれだった一本の木が生えており、その木の根元あたりを小さな影が、ごそごそしています。

カンモン: 何をしているかわかりますか?あ、ちなみにミアキスなので【暗視】はありますよ。

サンドラ: ルーンフォークも【暗視』は持っているので見ます。

GM: ふむ。どうも根元を掘っているのではなく、木の幹にナイフを当てているようですね。と、皆さん『危険感知』判定をお願いします。

ディート: 「9」で『13』

サンドラ: 「8」で『13』

トロント: 「10」

カンモン: 皆高いね「6」。

GM: では、木の根元で作業をするコボルトの後ろに、不審な影が起き上がります。それは両手を振り上げると、いまだに気が付かないコボルトに襲い掛かる。

ディート: 止められる?

GM: では、戦闘といきましょう。また、日が暮れて夜なので【暗視】の能力がないと、命中と回避の判定に-2のペナルティがかかります。

カンモン: 【暗視】があります。前には出ませんが(笑)

サンドラ: 【暗視】はあります。前に出ません(笑)

トロント: 前に出ますが【暗視】はありません(笑)

ディート: 前に出るけど【暗視】はないです(笑)


(一同笑)


GM: まあ、まずは『魔物知識』判定といきましょう。

カンモン: この場合も、暗闇によるペナルティーかかるのかね?まあ、暗視あるからいいけど「9」で『14』

GM: では、敵が「グール(ML3)」が二体だとわかりました。弱点値を超えていますが『回復効果によるダメージ+3』なので、あまり意味がありませんね。さて、次が先制判定ですが、結果によらず『危険感知』に失敗したカンモンは、このラウンドの最後に行動となります。2ラウンド目からは普通に行動して問題ありません。

カンモン: はいはい。

ディート: 先制判定は…「9」で『15』

GM: そちらからです。


第一ラウンド

トロント: 相手までの距離が30mか…

ディート: 暗闇のペナルティが怖いんだが、誰か明かりの魔法ある?

カンモン: 吾輩は4大精霊(地水火風)しか契約していない。

トロント: 一応、マギテック魔法の<フラッシュライト>があるけど、照らせるのは10mだけ。

カンモン: 魔法を使う際は『制限移動』だから3mしか移動できない。それだと13mしか照らせない。

ディート: 相手は二体か…オレの通常移動でも24m。乱戦には持ち込めない。かといって、グール二対に絡まれたらコボルトは確実に死ぬな。

サンドラ: ジャベリンも射程10m。アタシの敏捷力は16だから微妙に届かない。

トロント: ボクの敏捷度は11。どうやっても届かない。ので、まず収納マギスフィアからミニバイクを取り出し、補助動作で乗る。このミニバイクはい動力40ある。次のラウンドには『チャージ』ができる(笑)

GM: お、おう。

サンドラ: まあ、そうだね。あたしは16m移動して次のラウンドにコボルト回復できる距離まで近づくわ。

ディート: ま、一匹だけなら何とかなるかな。通常移動で24m近づいて、ハンドアックスをグールの一体に投擲。投擲はフェンサー技能でも使えるんだよね?

GM: はい。大丈夫です。

ディート: 「10」で両手利きで攻撃していないので『14』。

GM: もちろん命中です。

サンドラ: そういえば<パラライズミスト>使い忘れてた。

カンモン: よくあるよくある。

ディート: まあ、命中したしいいでしょう。ダメージは…「7」で『9』点ダメージ

GM: ふむ。では、ディートの投げたハンドアックスを受けたグールは、ディートに向かっていきます。ただ、もう一匹のグールはコボルトに襲い掛かる。グールに気が付いたコボルトは悲鳴を上げます。

コボルト: 「ぴいいいいい!!!」

カンモン: コボルトってそんな鳴き声だっけ?

GM: いや、なんとなく。とりあえず、ダメージ算出して…コボルトは気絶した。

カンモン: はや!!

GM: グールは二回攻撃なんだよ。というわけで、ディートは二回回避してね。

ディート: 「8」の「3」で『13』の『8』

GM: 二発目は避けられなかったね。ダメージは…「1ゾロ」で『4』点。

ディート: 一点抜けた。

GM: では、グールのマヒ毒の抵抗をお願いします。生命力抵抗で12以上を出さないと、体がマヒして回避に-2のペナルティーがかかります。

ディート: 闇夜でマヒしたら最悪だな。「6ゾロ」抵抗成功。

GM: グールらしい戦い方という奴だな。最後はカンモンか。

カンモン: では、制限移動で3m前に進んで、コボルトを襲っているグールAに<スネア>をかけます。「8」で『13』

GM: 抵抗失敗で、グールAは転倒しました。-2のペナルティーが入ります。

トロント: なんか、この戦闘ペナルティーばっかりだね。



第二ラウンド

トロント: では、ミニバイクの移動力40をいかして、ディートを軽く迂回しつつ、グールAに『チャージ』!30mなのでダメージ+6

GM: 命中判定のペナルティーを忘れずに。

トロント: 大丈夫。ミニバイクの『知覚: 機械』なので、光による制限は受けません。はい。ドカーン!「5」で『9』

GM: 転倒しているので回避が下がって『9』なので同値で回避です。

トロント: 【運命変転】を使います。


※【運命変転】は人間種族にのみ使える特殊能力で1日に一回、すべての判定のダイス目をひっくり返す(「1→6」「2→5」「3→4」)ことができる。超便利。


トロント: これで命中の出目が「9」になるので『13』で命中。ダメージが…「10」なので『22』点。

GM: (グールの防護点0だから、一機に残り一桁瀕死…)おう。グールAはもうボロボロ。

トロント: さらに、チャージだけなので、騎乗したボクが【魔力撃】で攻撃。

GM: おう…

トロント: 「9」で『11』で命中。ダメージは「7」で魔力を足してダメージ『12』点。

GM: グールAは死にました。

トロント: エクセレント!(笑)

カンモン: 先に魔法を使おう。再び<スネア>をグールBに。「10」で『15』

GM: 抵抗できません。こいつも転倒です。

サンドラ: <パラミス>はいらないかね?とりあえず、傷ついたコボルトの所に向かう…ついでに。グールにジャベリンを投げる。命中「6」で『11』。

GM: 転倒しているのでグールの回避値は『9』です。

サンドラ: 命中したのね。ではダメージが…「11」でクリティカルの「5」で『13』点。

ディート: では、オレがハンドアックスで攻撃。両手利きのペナはないので「6」で『10』命中だね。ダメージは「8」で『9』点

GM: まだ生きています。では、グールは立ち上がってディートを攻撃。

ディート: 二回回避ね。「6」「7」で『11』『12』

GM: 両方ともよけました。


第三ラウンド

トロント: 明かりいる?

カンモン: もういらんだろ?

ディート: そうね。敵も瀕死だし。

トロント: オッケイ。マスター。グールBまで『チャージ』できる?

GM: 残念ながらグールAとBはそこまで離れていませんので、無理という事でお願いします。

トロント: まあいいや。ミニバイクで突撃。「8」で『12』

GM: 命中です。

トロント: ダメージが「5」で『11』点ダメージ。

GM: それでグールBも落ちました。


GM: では、戦闘終了です。グールに攻撃されたコボルトが苦しそうにうめいています。

サンドラ: 急いで手当てをしましょう。


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