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脇役主人公は屈しない  作者: レイ=シモンズ
神はいつでも不平等
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冒頭、今の世界と素朴な疑問(未完)

正義の味方について少し、思考してみることにする。


正義の味方とはヒーロー、英雄、勇者、救世主、スーパーマン、戦隊物、これら等を総じて現す者であることは、今も昔もテレビやライトノベルを見ている者にとっては何となく察して頂けると思う。

僕の生きてる現代で言えばそれらの者がテレビや本の中だけのものではなくなり、実際に現れているのであるから親近感も強いだろう。

僕が産まれる約500年前、突如現れた人の理解が及ばない人知を越えていた化け物。

今ではそれらを"クリーチャー"と名付けられているが、そいつらは存在を確認されたその日から人類に多大な影響を与えたらしい。

人の住む場所に現れては家を壊し、ビルを破壊し、村を町を首都を徹底的に壊し回ったそうだ。


もちろん人間側も黙って見ているわけもなく、軍隊や最新鋭の兵器を使ってクリーチャー達に反撃を試みた。

結果は惨敗。

兵器が効かなかった訳ではないが、クリーチャー達の恐るべき生命力と身体能力の前では殆ど意味をなさず、人類は着実に追い込まれていった。


しかしお約束と言うかなんと言うか、そんな人類達にとって危機的状況を変えた救世主となる存在が現れた。

それは5人の少年少女たちだった。

姿はまるで戦隊物の格好をしていたため分からなかったそうだが、そいつらは人類の敵となったクリーチャー達を片っ端から殲滅していった。

あるものは手から青い炎を出してクリーチャーを焼き払い、またあるものは無数の重火器を至るところに出現させ、個人ではあり得ない火力でクリーチャーを蹂躙し、他の者もその当時では考えられない未知の力を使い、人類を滅ぼそうとしたクリーチャー達を逆に滅ぼしていった。


そして少年少女達の活躍により、人類側が活気を取り戻し始めた時、思いもよらぬことが起きた。

大きな地震だった。

建物は崩れ、大地は割れ、その影響による津波なども発生し、すべての大陸で起きたその地震により人びとはまたしても混乱にまみれた。


そしてこのあと地震が収まったあとの話になるのだけれども、"その地震のせいで"何が起きたのかは人々は気づくのが少し遅かったみたいなので、その辺りは省いて事の端末だけを言おう。

"大陸が六つに別れた"

より正確に言うのであれば小さい大陸もあるのだけれど、最も大きい大陸、そして今で有名な場所が六つだからそれを覚えておけばいいと思う。


その六つの大陸について詳しく説明した方がいいのだが、最初の話題から離れすぎてしまったのでここからは少し簡単に、おざなりに、省略していこう。


六つの大陸のうち今人類が所有しているのは二つ。

クリーチャーが所有しているのも二つ。

人類とクリーチャーが奪い合っているのが一つ。

そして"どちらも手を出さない"ものが一つ。


その内の人類が所有する一つ、シェルターと呼ばれる大陸にある首都に僕は今住んでいる。

どういった時代なのかは始めに少し触れたが、察しの良い人ならお分かり出来るだろう。

人類を救った少年少女達の未知の力、"サイコマジック"と呼ぶそれは今や様々な人が使える力となっている。

一人に一つ自分特有の潜在能力を"サイキシス"、そして誰でも扱う事の出来る力を"マジック"、それらを総じてサイコマジックと呼んでいる。

それらは人類全てに扱える物ではあるが、個人で習得するには危険な為、全ての学校で義務教育として教わっている。


まあ簡単な話、その力を使って人類の所有する大陸にいるクリーチャーを倒している奴らが今ではたくさんいるわけだ。


さて、予備知識はこれぐらいで言いとして、



本題に戻ろう。


 


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