七話目+ドライヤー 前編
ご無沙汰ですorz
これからも引き続き三日坊主、よろしくお願い致しますm(__)m
「あっちぃ〜〜〜〜…」
姉貴が風呂から出て来た。
姉貴はソファを見つけると俺が座っているのにも関わらず猛突進してくる。
あ、いや…正確には倒れ込んできたって言ったほうがいいかな。
「うわっ!!」
「邪魔ぁっ」
俺は避ける。プライド?そんなものはない!!命が大事!!!!
…まぁ少しくらいはプライドあるけど…って俺何言ってんだ…?
「お兄ちゃん、ドライヤー知らない?」
「知らねぇよ、」
「私が使ってるよ〜」
ゴォォォォォ……——
姉貴の声が聞こえたかと思うとすぐにあのドライヤー独特の五月蝿い音が聞こえて来る。
「あ、私も乾かしてぇ〜♪」
蘭南はすぐに姉貴の所へ行った。姉貴は面倒くさそうにしながらも乾かしてやっている。
さすが姉妹…。
ってなに浸ってんだ、俺!!
年寄りじゃねぇんだっ!!まだ現役だっ!!!
………。
なんか今凄い年寄りっぽいこと言ったよな?俺。
もし年寄りだったら言ったあと腰痛めるよな…、。
…ま、いっか。
「——ぃ…ん!!お兄ちゃん!!!!」
「…あ、何だよ」
やば、全く気づかなかった。
蘭南は少しふてくされてる様子。
「お姉ちゃん!!やっちゃって!!!」
「は!?」
蘭南の合図とともにゆらりと立ち上がる姉貴…。
怖い、これは怖い…。
女ってのは気がコロコロ変わりやがるから扱いにくい。
「蘭南!!」
「任せてっ」
「え!?…おわっ!!ちょっ、やめろって!!」
蘭南は俺を羽交い締めにする。
俺は次々と起こる事態についていけず一人で混乱していた。
すると、なぜか姉貴は冷蔵庫へと向かった。
もちろん手にはドライヤーを持ち…。