あの時に「さよなら」を言いたくて。
掲載日:2025/12/16
自己満足小説です。
自己中心的小説です。
以上を許容できる方のみ本文をお読みください。
明日はどんな楽しいことがあるかなって楽しみに眠ったあの時と、同じパジャマを着ていて、同じ空を見上げているのに、私の心境は全然違う。
時が経つのって早いな。
それだけ、私はただそれだけ考えて眠った。
夢を見た。
私はいつのまにか6ーAの教室にいて、おはようって友達に笑いかけていた。
大富豪しよ、いいね、待ってまだ宿題終わってない…そんないつも通りの会話。そうだ、あの時はまだこれが「いつも通り」だったんだ。
このままでよかった。このままが良かった。
これだけで、十分だった。
あまりに幸せな夢だったので、朝起きるのが億劫だった。
なんとなく憂鬱な1ーBの教室に向かう。
同じく6ーA出身で今も同じクラスの友達と話しながら、みんなと違うこの学校に向かう。
大好きな…卒業式で歌った曲を口ずさみながらすっかり歩き慣れた道を歩く。
これが、いつも通りになってしまったから。
あの時に、「さよなら」を言ったつもりでいた。
でも、まだできる気がしないから。
きっと、いつかまた会える。
そんな叶うはずのない淡い期待を胸に抱いて、今日も校門をくぐった。




