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プロローグ

 ここには、さまざまなお客様がやってくる。


 魔物と戦い傷をおった勇者様、魔物の戦い腰を痛めた魔道士様、魔物と戦い腕を痛めたエルフ様など。


 そして、別館には魔物が……。



ーーはあ?なに?魔物。


 いや、そっちじゃないわ。


 何で勇者?


 そもそも、ここどこ?


 はあーー?



「すみません、心の声がちょっと漏れました。あっ、皆さん初めまして。俺の名前は、天王寺春てんのうじはると言います。この度、日本の端?いや、何かよくわからない新世界?いや、異世界ってところでホテルを経営させて頂いています。ホテルって言ってもですね。私は、元々……。話が長くなるんで、説明は説明担当の光のようなものにお任せしましょう。では、また……」



 先ほど天王寺様からご紹介を承りました説明担当のソラと申します。

 文字通り私は、現実世界と異世界をつなぐソラの番人をしております。

 天王寺様に変わって、彼が何故ここにやってきたのかを私の方でご説明させていただきます。


 まずは、そうですね。

 この空に映像を流しますね。

 では、どうぞ。


 真っ青な空を切り取った画面のようなものにお城のような建物が映し出される。


 ラブホテルと書かれた看板が映る。


 


 あの日、天王寺様はいつものようにラブホテル【white≪ホワイト≫】にやってきました。


 そう、天王寺様はここの従業員なのです。


 このホテルには、天王寺様以外にフロント係の御影秋人みちかげあきと様、天王寺様が一緒にお部屋をお掃除する馬込美冬まこめみふゆ様と奈良崎夏子ならさきなつこ様がおられます。


 あの日も、この4人で元気に働いておられました。



 ラブホテルwhiteの客室は、20室しかありません。


 閑静な住宅街にひっそり佇むラブホテルです。


 夕方17時から深夜までは4人体制でおこなっております。


 その後、深夜0時を回りますとフロントの御影秋人様と天王寺春様の2人体制に変わります。



 あの日、事件が起きたのは0時を回る頃でした。



 ゴゴゴと何やら変な音がすると馬込様に呼ばれた天王寺様と御影様。

 そして、奈良崎様。


 4人は、その音がする場所に近づきます。


 天王寺様と御影様が確認すると、どうやら、組み上げている水のパイプが壊れかけているようでした。 


 そこで、御影様がスマホからオーナーに連絡をいたしました。


 その間、三人はそれを見つめていました。


 御影様が戻ってきて「オーナーが業者を手配してくれる」と聞いた3人はよかったとホッとしました。


 「じゃあ、戻ろう」と天王寺様が言った瞬間でした。


 ボンッと何やら大きな音がして、振り返った4人にブシャーと水……いやお湯だったかもしれません。


 何かがかかりました。


 そして、目が覚めた彼らはこの異世界ばしょにやってきたのです。


 何故かホテル【white】と共に……。



 この物語は、異世界を舞台にしておりますが戦いものがみたいかたは別のお話をお読みください。


 この物語は、あくまで春夏秋冬……いえ、失礼いたしました。


 4人が、この異世界でラブホテルではなくホテルを経営することになった話しになります。


 あっ、これからも度々、私、ソラが現れますので、その時はよろしくお願いいたします。


 では、天王寺様の心の声から続きをお聞きくださいませ。


 では、また。




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