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白翼のハルピュイア  作者: 依空 まつり
五章 魔法戦
129/153

【登場人物】


【登場人物】


ティア・フォーゲル/フォルルティア

羽を奪われ、人に化けて飛行魔術を学ぶハルピュイア。

オリヴァーの力を借りて、飛行用魔導具で飛んだり、跳躍用魔導具で短時間飛行を併用した跳躍ができる。


レン・バイヤー

見習い魔術師代表補佐。頭脳派美少年。

筆記魔術を覚えるだけでなく、魔法戦では作戦立案をしたり、情報操作をしたりと陰で大活躍。

リーダーになるとプレッシャーでパンクするタイプなので、参謀に専念できる代表補佐が適任。


アデルハイト・セビル・ラメア・クレヴィング

皇妹殿下。曲刀使いの〈蛮剣姫〉。

曲刀に魔導具の補助を組み込むことで、氷の魔法剣を習得。

騎乗戦闘に滅法強く、獅子形態のアグニオールをも乗りこなした。

魔法戦では、地形と戦況を把握して仲間達を導く指揮役を務める。


〈煙狐〉/カスパー・ヒュッター(偽)

黒獅子皇の命令で〈楔の塔〉に潜入した三流詐欺師。

魔法戦の観戦中、〈楔の塔〉の重鎮達を値踏みし、どの芸でウケを取るかを真剣に考えていた。

下ネタいけそうなのはローヴァイン塔主。モノマネが受けそうなのはアルト塔主と予想。




☆見習い魔術師


【レーム教室】 近代・古典の両方を扱う才女の教室


ロスヴィータ・オーレンドルフ

とんがり帽子の古典派魔術師。水の魚を操る。

水の魚は威力が高く、また操作精度が極めて高いのが強み。

ただし、術者から離れるほど威力は落ちるので、遠距離攻撃向きではない。


エラ・フランク

見習い代表、眼鏡の優等生。魔力放出が苦手。

今回は筆記魔術で誘導術式を使うことで活躍したが、詠唱魔術の方も諦めていない。

知識を知恵にするための工夫について、考えている。

癖の強い見習い達を、穏やかに諭せるまとめ役。


ゾフィー・シュヴァルツェンベルク

呪術師の名家出身。

五つの呪術をその身に秘めているが、苦しめて殺す呪いしか使えない。

魔法戦には消極的だったが、熱意のある仲間達に感化され始めている。




【ゾンバルト教室】 実用性第一の近代魔術専門教室


ユリウス・レーヴェニヒ

大魔術師ザームエル・レーヴェニヒの息子。運動が苦手。

分割して手数を増やす魔術、遠距離・遠隔など飛ばす魔術が得意。

操作精度はロスヴィータに劣るが、射出速度、飛距離で勝る。


炎霊アグニオール

ユリウスの契約精霊。以前はザームエル・レーヴェニヒと契約していた。

人懐こいので、人を乗せて走るのも嫌ではない。

昔、ユリウスを背中に乗せて走ったら、三秒で落ちたことも気づかず遠くまで走って行ったことがある。


ジョン・ローズ

赤毛のモジャモジャでムキムキさん。

今回の魔法戦は防御結界を担当。敵の攻撃に対し、遅すぎず、かつ味方の攻撃を邪魔しない、ドンピシャのタイミングで発動することの難しさに頭を抱えた。

実際、防御結界を実戦で使いこなすのは、とても難しいと言われている。


オリヴァー・ランゲ

魔物狩りのランゲ一族の人間。ツンツンノッポで〈赤き雨〉の男。

魔術と戦闘の才能はないが、それ以外は優等生。

今回はティアとの合体飛行と、筆記魔術をばらまく係に専念したが、自分にしかできない戦い方を模索中。




【アルムスター教室】 付与魔術を主とし、魔導具作成も行う教室


ルキエ・ゾルゲ

職人気質の頑固娘。

おんぶ紐、筆記魔術を保護する筒(木製・金属製)、画板の盾(ゲラルト専用)の作成や、飛行用魔導具と跳躍用魔導具の調整等をこなし、魔法戦中は筆記魔術を筒に詰めたり、道具を配ったり、ロープを張ったりと、一番忙しい裏方をしていた。


フィン・ノール

魔術師見習いでは、ゾフィーと彼が最年少。足が悪く、すり足で歩く。

鈍臭いし不器用だが、皆の役に立つべく、率先してできることをする。

最年少の彼が頑張るからこそ、年上の仲間達が奮起していることを、フィンは知らない。


ゲラルト・アンカー

前髪が長い少年。宿舎ではレンと同室。

戦うことが大嫌い。やりたくないことは沢山あるのに、やりたいことが見つからない思春期。

それでも、やりたくないことから全力で逃げるために戦うべく、一歩踏み出した。





☆〈楔の塔〉塔主


メビウス

首座塔主。銀髪長身の剣士。

古代魔導具〈離別のイグナティオス〉の使い手。


ミリアム

首座塔主補佐。修道服の金髪美女。

信仰に厚い。

蔵書室の元室長で、リンケ室長の前任者。


エーベル

第一の塔〈白煙〉塔主。

いつも微笑んでいる穏やかなおばちゃん。


ローヴァイン

第二の塔〈金の針〉塔主。隻腕の老人。

声がデカくておっかない。フレデリク達の師匠。


アルト

第三の塔〈水泡〉塔主。サバサバした老婦人。

芸術家肌。〈楔の塔〉では古株で、カペル老人とは長い付き合い。




☆第一の塔〈白煙〉の魔術師(塔主:エーベル)


メルヒオール・ジョン・ヘーゲリヒ

指導室室長。金髪おかっぱ眼鏡おじさん。

近代魔術派なので、古典派幹部の多い第一の塔〈白煙〉では肩身が狭い。

今回の見習い達の奮闘ぶりに大変満足。講評は辛口だが、合間合間でしっかり褒めた。


アンネリーゼ・レーム

指導室所属。前髪が短い親切なお姉さん。魔力器官を損傷している。

討伐室室長ハイドンの元ライバルでフレデリク達の先輩。


ゾンバルト

指導室所属。爽やかクソ野郎先生。

悪い大人が大好き。


アルムスター

指導室所属。ビクビク先生。

魔法戦の観戦中にビクビクしていたのには理由が……?




☆第二の塔〈金の針〉の魔術師(塔主:ローヴァイン)


フレデリク・ランゲ

討伐室所属。飛行魔術が得意なニコニコノッポさん。

元々は戦いが嫌いで、敵の攻撃から逃げていたら飛行魔術が上達した。

ティアとの魔法戦で誰かと競うように飛ぶことの楽しさを知り、ティアをライバルとして認める。


ヘレナ

討伐室所属。フレデリクの同期。水の魔術の使い手。

聖女ヘレナと言われており、古代魔導具〈嗤う泡沫エウリュディケ〉の使い手。

大量の泡を操り、魔力を帯びたものを泡で包んで破裂する。魔物の群れと戦わせると、泡が連鎖的に破裂し、驚異的な破壊力となる。


リカルド・アクス

討伐室所属。フレデリクの同期。斧が武器。

土属性の魔術の使い手で、土の壁を生み出すことができる。

この土の壁を、突進力のある敵から身を守る盾にしたり、ヘレナの泡で包ませて破裂させるなど、状況に応じた戦い方もできるが、普通に斧を振り回すのが一番強い。


ダマー

討伐室所属。顔に大きな×印の傷がある男。鞭使い。

ティアの抹殺を図るも、何者かの介入で失敗。

介入者の記憶は封じられ、気がついたら寝ていた状況に気味の悪さを覚えている。




☆第三の塔〈水泡〉の魔術師(塔主:アルト)


カペル

管理室室長。発明家のおじいちゃん。

宿舎はあまり使わず、管理室に寝泊まりしていることが多い。

魔法戦の観戦室に酒瓶を持ち込んで、魚の干物をかじりながら野次を飛ばしていた。


ウィンストン・バレット

管理室所属。長距離飛行が得意。隣国で長距離飛行国内記録を残した。

純粋に空を飛びたいというティアの想いを尊重し、応援している。


リンケ

蔵書室室長。長い髪を編んだ上品な女性。

本に封印した魔物を使役する。ゾフィーの指導役。






☆〈楔の塔〉の塔主、室長


首座塔主:メビウス(剣持ち)

首座塔主補佐:ミリアム(修道女)


第一の塔〈白煙〉 塔主:エーベル(おだやか曲者おばさん)

総務室:シャハト室長(エーベルの腹心のダンディ独身の方)

財務室:アイゲン室長(エーベルの腹心の妻子持ちおじさんの方)

指導室:ヘーゲリヒ室長(金髪おかっぱ眼鏡)

医務室(第二分室):マイネ分室長(だらしないお姉さん)


第二の塔〈金の針〉 塔主:ローヴァイン(おっかなおじいちゃん)

守護室:ベル室長(恋バナ大好きお姉さん)

討伐室:ハイドン室長(ライバルに片想い中)

調査室:ディール室長(穏やか紳士)

医務室(本室):トロイ室長(強いおばあちゃん)


第三の塔〈水泡〉 塔主:アルト(芸術家)

整備室:──

管理室:カペル室長(発明家。自分の欲望に忠実ジジイ)

蔵書室:リンケ室長(上品なおばさん)

医務室(第一分室):──


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