19.
鬱病になり栄養失調になり入院してました☆
すみません。まだ続きます。あと2話更新で本編に入ります多分。本編のはじまりはかなり重い話になります。文字にできるか不安でしょうがない。
「ふむふむ。なるほど。つまりは……直感を大事にふぉー!ってやれば移動できると。ちょっとやってみますね。キシュレッテさん。これ、もし失敗したらどうなるか、とかありますか、?」
「……私は失敗したことがないのでわかりませんが、まぁ精々胴体が2つになるかもとだけ言っておきますね。」
え、とびっくりしすぎて言葉が喉からでてこない。これでもし失敗したらせっかく新たな生を得たのに、フェーテ!齢9で死亡!ってなるのか。うわぁ、すごーくださいなぁ。そんなに死が簡単なら以前生きていた時に死を渇望していたあの頃に……まぁ、昔は昔。アレを乗り越えた後に今までの友人に出会えたじゃないか。前向きに前向きに。
「それを聞くと幼い子供にやらせたくないような気がしてきたな。」
「いえいえ陛下。大体は理解出来ましたので問題ないと思います。でももし……もしも胴体が二分割されたらその時はお父さんによろしくお伝えをお願いします!」
「リ、リター殿に?!まぁそれが道理で当たり前のことなんだけれども。いや、リター殿と会話をしてみて理解したがあの方の娘への愛はとんでもない。フェーテ嬢にもしもがあったら……そんなことがあったら、俺……その時首胴体についてるかわかんないな、」
「安心してください。我が王。その時は私が身代わりになります!」
「はははは……お前では無理だ、俺と入れ替わる前に両方クビを斬られる。」
といっても、キシュレッテさんの魔術……空間ぶった切って移動するというのは上手くいきそうな気がするのだ。チュートリアルをガン無視して物語を進めてバトルで余裕の勝利なんてことはザラにあったし!熱意があればできる!
「ではいざ……!あー、そういえば、えっと、行きたい場所を頭の中に思い浮かべればいいんでしたよね?流石に単独で色々なところに行くと帰ってこられなさそうなので、お城の中でなんかおすすめの場所とかあったりしますか?」
「…そうだな。フェーテ嬢、花は好きかな?」
「花…ですか?そうですね。これでも半分エルフの血が混ざっていますので自然は好きです!キノコは嫌いです!」
「はははっ!きのこか。安心してくれフェーテ嬢。きのこ系統は俺も嫌いだ。っと、話を戻そう。花が好きというのであればガーデンに行くといい。ちょうどここの窓からガーデンの入口が見えると思うがこの時期は我が国の国花であるトワイライトフラワーが満開になるんだ。常に暗夜のこの国で光り輝く唯一の花。それが辺り一面に咲き誇っている光景は…いやこの先は実際に見て確かめてみるといい。」
「もしかすると誰かがフェーテ嬢を待っているかもしれませんよ。」
「…わたしを?」
はて、この国で待っている人…いや存在などいたっけ。あぁまさか。
「なるほど。わかりました。行ってみますね。ありがとうございます。御二方。」
一度入口の場所を確認しておかなければ。
先程陛下に言われた窓の奥を見てみると確かにうっすらと門の存在が確認できた。よく西洋で見る扉のようだ。
「…よしっ。」
小さく深呼吸をして覚悟を決める。まぁでも2分の1の確率で胴体と首がオサラバするだけだ。問題ない。だって私主人公のだもんね。ここでストーリーは終わんないしそれに麻雀でも振り込む牌当たるのは10分の1ぐらいの確率だったしいけるっしょ!それくらいの気持ちでいかないとね。
「じゃあ…よいっ!」
足元に空間のアナみたいなものを出現させるイメージでテレポーーート!!!!!!!
ーーー花。そういえば一時言ってたなぁ、
「パパー!夜さ!花育てるわ!アルストロメリア!だから一緒買いに行こうー!」って。
何歳の時の話だっけ。高校生の時で、えっと確か数2習ってた時だから高校2年の時か。今思えば「私」は飽き性だから花なんか育てられっこないのにね。ま、結局買う前に飽きて買わなかったんだけど。なんで買いたいってなったんだっけ。あぁそうだ、その時やっていたゲームが関係していたんだった。ローズマリーとかヘリオトロープとか激アツ!って言ったなぁ。あー懐かし。
寒いね。最近。バイトにも行かず部屋にひきこもっているはずなのに外の様子も情景も変わっていくんだよ。世界は、待ってはくれない。平等に時は過ぎていくものなんだ。
あ、今はサッカーアニメにハマってます。ブルーロックジャナイヨ。