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灰となるまで、復讐を.  作者: 氷上 冬華
1.0 前日録及びプロローグ
16/38

16.

フェーテさんは恐らく思想が強いです。

「⋯え?い、今フェーテ、なんて?」

きっと自分の娘からよほど信じられない言葉が飛び出たのだろう。家に引きこもっているからといって別に友達がいない訳では無いというのに。

(コイツ フェーテノオヤジャナカッタラ タブンシバイタ)

宙に浮くせーれーさんからなんか危なそうな発言が今なんか聞こえた気がするがとりあえず聞かなかったことにしておく。

「友達だよ。お父さん。一言一句わたしの言った言葉覚えているのにさっきのだけ聞こえてなかったの?」

「い、いやいや。聞こえたよ?聞こえたから驚いたんだよ。そうか、フェーテにも友達が⋯」

何度もくどく言うようで本当に申し訳ないがわたしにも友達はいる。エルフの友達が!いる!んだよ!

「⋯初めまして。というべきでしょうか。わたくし、誇り高き魔族の王の配下が1人⋯」

「そういう堅苦しいのは今は必要ないよ。フェ⋯うちの娘と友達になってくれたんだ。ありがとうね。名前、教えて貰ってもいいかな?」

「はい。わたくし、ナデュラ・ロバーグ。と申します。ご息⋯こほん、フェーテとは今日友達になりました。よろしくお願いします。」

「ご丁寧にどうも。そうか、うんうん。まぁ僕なんかまともな友達この歳になってもいないから、フェーテは凄い!本当に!流石、僕の子供!」

「…でしょ!まぁフェー、将来はフッ軽の超絶ニートになる予定だからね!頼れる友達は今のうちに作っておくのがいいんだよ!」

「フッ軽…?」

フッ軽とはフットワークが軽いという意味だが、前世は頭が良いけど頭が悪かったから特に意味は無い。なんなら、フットワークという言葉の意味すらわからない!

「ま、まぁ愛想振りまいて働かないで生活したいっていう意味…ってことにしといて、お父さん…あとお母さんにはこの話ナイショね!多分怒られる!」

「」

ニートというのは本来どこの世界でも煙たがられるものだ。男のニートならまだ一億歩譲って許されるかもしれない。でも女は違う。特にこの世界、コンティネントでは女は家を守るものとかいう昭和の風習が強い。それはどこの国でも同じことで、「嫁」という漢字が女に家と書くから女は家にいないといけないのか!というしょうもない夫婦喧嘩(本人たちにとっては戦争)はしょっちゅうあると同族(エルフ)から聞いたことがある。ようは女は早く男と結婚して子供を産んで国を守る男を量産しろという感じだ。モラルもクソもない。それを是とした歴代国王も頭おかしいと思っている。それって男尊女卑だろ!平等プリーズ!現クーグレイス国王はまともな人だからいいけれど弟の方は点でダメ。女を奴婢のように見ているらしいから極悪人っぽい顔してるね絶対。社会情勢とか知らないだろうになんでそんなことを言えるかって?そりゃ、愚痴を言っている人がたまに家に来るからですよ!

「…フェーテ。思考を巡らせるのはいいと思うけど仮にも国王の弟を悪く言い過ぎると不敬罪で殺されるかもしれないから言い過ぎには気をつけて。」

何故わかる。まさか貴様エスパ…

「違う、単純に分かりやすそうな顔をしているからなんとなく言ってみただけ。」

「…キミ、やるやん?」

「キャラ崩壊。物語だったら炎上案件ね。」

「あははー。やっぱりナデュラ、キミ前s…」

「黙ってくださいフェーテ。それ禁句ですよ。」

なんか気がついたらうぉーって書くタイプだからあのキャラなに話してたっけとか忘れる時があるんですよね。なんか色々混ざってたらすまん。幼少期は結構キャラぶれぶれですよ。まぁ子供だからねしゃあないね。普通とは違う人達ばっかだからね!それではまた1ヶ月後くらいに会いましょう。

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