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二十八話



 ギルド本部から戻ったクレイは意気消沈していた。


 泣き言を言いながら買ってきたテーブルに突っ伏している。


「終わった……。もう無理だ……。僕らだけでギアゴーレムを倒すなんて不可能だよ……」


「なにを絶望しておるんじゃ?」


 事情を知らないシャーロットは尋ね、理由を聞いて笑った。


「カッカッカッ! いきなりCランクとはのう。童貞坊やにはきつかろう」


 シャーロットはひとしきり笑うとアリアとマリイを見た。


 二人は買ってきたメイド服を取り出している。


「それはなんじゃ?」


「帰りに色々と買ってきたんです。これはシャロちゃんの分ですよ」


「これで誰かが来ても怪しまれることはないんじゃない?」


 メイド服を渡され、シャロは口をへの字にする。


「こういったひらひらした服は好かんのじゃがなあ」


 予想通りの答えにマリイは笑った。


「言うと思った。でもこれなら誰が見えても奴隷に見えるでしょ」


 アリアは優しく頷く。


「亜人の場合、誰かの所有物でない方が危ないですしね」


 シャーロットは腕を組んでそっぽを向く。


「ふん。妾になにかしようものなら消し炭にしてくれるわ」


「そうなったら大問題ですから」


「……しょうがないのう」


 シャーロットは不本意ながら観念した。


 二人と共に奥の部屋へ行くと着替えて出てくる。


 胸元が大きく開いたメイド服からは大きな胸がこぼれそうになっている。


 スカートはかなり短く、少し動いただけでなにも履いてない中が見えそうだった。


 白いハイソックスで太くて柔らかそうな太ももが窮屈そうにしていた。


 袖はなく、腕を上げると綺麗なわきと大きな胸が横から見えた。


 カチューシャとカフスにはフリルがあしらわれており、首元には首輪が見える。


 シャーロットは不満げだったが、アリアは満足そうだ。


「とってもかわいいですよ」


「当たり前じゃ。妾はなんでも似合うからの。にしてもやっぱりこの首輪は気に入らん」


 シャーロットは首輪に触れて鬱陶しがる。


 するとさっきまで塞ぎ込んでいたクレイと目が合った。


 クレイが恥ずかしそうに視線をずらすとシャーロットはニヤリと笑った。


「どうやら気に入ったみたいじゃな。ご主人」


「い、いや……。でも似合ってると思うよ……」


 クレイはドキドキしながら笑顔を作る。


 ちらりと横を見るとアリアも新しく買った服を着ていた。


 真っ白なブラウスにコルセットを付け、ミニスカートを履いている。


 窮屈そうな大きな胸がコルセットのせいで更に強調され、スカートからは尻尾が出て、後ろに回るとお尻に紐の下着が食い込んでいるのがよく見えた。


 上は下着を着けていないのでブラウスの上からでもうっすらと胸の先の膨らみが確認できた。


 ブラウスは胸の下が空いているタイプなので柔らかそうな胸がそこだけ露わになっている。


 さすがにいつまでも安物の麻の服では可哀想だと買ってあげたが、とても似合っている。


「アリアも似合ってるよ」


「ありがとうございます」


 二人を褒めるクレイを見て、マリイは口を尖らせた。


「あたしもなにか買えばよかったなあ。もっときわどいのとか」


「あはは……」


(これ以上目のやりどころに困ると身が持たないかも……)


 クレイは膨らんだズボンを手で隠しながら苦笑いを浮かべた。


 さっきまで落ち込んでいたクレイだが色んな意味で元気になった。


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