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二十七話





 困惑するクレイ達をギルド本部の柱の陰から盗み見る者がいた。


 狐の亜人、メイジーだ。


 メイジーはニヤリと笑うと大きな胸を揺らしながら去って行く。


 行き先はブラッドファングのギルドだった。


「クレイって子は相当困ってました」


 新入りのメイジーはクスクスと笑って報告する。


 目の前には椅子に腰掛けるライルがいた。


 ライルはニヤリと笑う。


「だろうな。どんな手を使ったかは知らないが、あの能なしに二度もCランクモンスターが倒せるとは思えん。強敵となれば人数を集めるのも苦労するだろうな」


「クスクス。でもかわいそうじゃないですかあ? 今あるクエストのほとんどを他のギルドに受けてもらって、あんな大変そうなのだけ残すなんて」


「ふん。本部とはある程度パイプができたからな。金を積めば造作もない。本来なら三人では受けられないクエストだが、そこも緩和させてもらった」


 ライルは長い足を組み直した。


「これであいつらは一生ルーキーのまま。そんなところに誰もクエストは頼まない。つまりギルドは解散。そうすればマリイも食い扶持を求めて戻ってくる」


「マリイって子、そんなにすごい人なんですか?」


「ああ。まだまだ伸びしろもあった。だがあのクレイにたぶらかされて出て行ったんだ。要注意なのはマリイだけ。それも岩石系のモンスターを充てれば格闘士はかなり手こずるだろう。いくらマリイでも一人でC+ランクは倒せない。もう解散は決まったようなものだな」


 すると後ろからタオルを一枚巻いたエレノアが出てきた。


 うっすらと汗をかき、胸の先は固くさせながら妖艶な笑みを浮かべた。


「戻ってきたマリイちゃんはどうするつもりなの?」


「決まってる。これまで以上に調教し、二度と俺に逆らえないようにしてやる。その時はお前にもやってもらうぞ」


「任せて。亜人の女の子を快楽に引き込むのは得意なの。開発しまくって逃げたくても逃げられない体にしてあげるわ。それまではわたしや他の女の子で我慢してちょうだい」


 エレノアはぺろりと唇を舐めた。


 そこに裸で腰にタオルを巻いた亜人の男、ガルムがやって来た。


 ガルムは後ろから右手でエレノアの胸を鷲掴みにする。


「あんな男のことどうでもいいだろ」


「あん♪ もう。待っててって言ったじゃない」


 エレノアは身をよじらせた。


「待てるかよ。もうすぐダンジョン遠征だ。それまでにこの体を味わい尽くさないとな」


 ガルムは更に左手でもエレノアんも大きな胸を揉みし抱いた。


 突起の部分を引っ張るとエレノアは媚声を上げる。


「そこ、敏感になってるからあん❤」


「ほら。戻って続きするぞ」


 ガルムはエレノアをお姫様抱っこすると置くの部屋へと戻っていった。


 ライルは溜息をつき、メイジーはクスクスと笑った。


「すごい体力ですね。朝からずっとですよ」


「だが奴は優秀な冒険者だ。俺が上に行くには必要なピースに違いない。そして、マリイもまたそうだった」


 ライルは拳を握り、そしてクレイを思い出すとものすごい剣幕で睨み付けた。


「この俺を虚仮にした報いは必ず受けてもらうッ! 絶望して死ね! クレイ!」


 ライルの怒りはしばらく止むことはなかった。


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