僕の前にはたくさんのバラが咲いて、僕の後には道ができる。
僕は底抜けのポジティブ人間だ!
生きてきた中で、一度も悩んだことがないほど僕はポジティブ
に全ての事を変換できる!
生きていく中で、ストレスを感じない事は素晴らしい!
僕の道は何処までも続き、ドキドキ・ワクワクするような未来が
僕を待ち受けていると信じている。
悩まない僕は、相手の気持ちがよく分からない時もある。
僕自身が悩んだことがないのだから、相談に乗ってあげられない。
『先輩、俺の悩みを聞いてくださいよ。』
『あぁ、いいよ!』
『仕事で失敗して、あの時の俺はどうしてたらよかったんですかね?』
『悩むな! 終わった事を考えても仕方ない! ポジティブに行こうぜー!』
『・・・先輩って? 悩んだことってないんですか?』
『ない!』
『今まで生きてきて、一度も?』
『ないよ!』
『あるでしょ! 一度ぐらい!』
『ない!』
『今の世の中は、“ストレス社会”ですよ! 悩み事がないって?
頭がおかしいとしか俺には思えないです!』
『頭? おかしいかもな~! アハハ~』
『笑って誤魔化さないでくださいよ!』
『いやいや? 本当に悩み事がないんだよ。』
『・・・じゃあ、もういいです。』
『えぇ!?』
『相談する人を間違えました。ありがとうございました。』
『ちょ、ちょっと待って!』
『いいです! 他の先輩に相談するので!』
『・・・はぁ、そうかよ!』
『はい!』
僕の職場の後輩も呆れるぐらい僕はポジティブ人間なのだろう。
まともに、後輩の悩みも聞いてやれないダメな先輩。
それでも、僕はいつもポジティブに物事を考える。
僕は悩みごとがない!
いつか? そんな僕の事を後輩の“彼”にも分かってくれる時が来るだろう。
全ては、明るい未来の為に僕は生きていく。
・・・またこの話とは別の話だが。
2日前に、4年も付き合っていた彼女から僕はフラれる。
理由は? 僕のこの考え方らしい。
やたらとポジティブで、悩んだことのない僕を彼女は頭でも強く打って
おかしくなったと思っていたらしい。
頭を強く打って、考え方自体おかしくなったのだと思っていたらしいのだ。
『いつもいつも、なんでそんなに“前向きに考えられるのよ!”』
『悩んでどうするんだよ! 人生は前向きな方が楽しいじゃないか!』
『頭がおかしいんじゃないの?』
『なんで、そうなるんだよ!』
『いつも、ヘラヘラして頼りなさすぎるのよ! 本気で私たちの事を
考えてくれてもいいんじゃないの!』
『考えてるよ!』
『じゃあ、ちゃんと口で言ってよ!』
『いつも僕達は一緒さ、前を向いて進んでいけば未来は明かるよ!』
『・・・何? その考え方は? 意味わかんないし! 未来が明るい
かは、仁次第じゃないの!』
『“僕次第?”』
『私との未来よ! 結婚とか家族とか子供とか、そういう事よ!』
『今は考えられないよ!』
『じゃあー別れましょう!』
『いやいや? 少し待ってよ!』
『もう無理! 散々仁の事、私は待ったからもう無理よ!』
『考え直してくれよ、ちゃんと話を聞けば僕の考えてる事がよく分かるよ。』
『もう答えが出たから、“さようなら!”』
『・・・・・・』
彼女と4年も付き合っていた僕はフラれた。
それでも、僕は落ち込んだり悩んだりしない!
何時ものように、僕は前向きに生きていく。
いつだって!
“僕の前にはたくさんのバラが咲いて、僕の後には道ができる。”
どんなときも僕はいつだって、前向きに捉える事が出来るんだ!
僕は悩ましいし、落ち込まないよ。
だから僕の人生は! いつだってバラ色なのさ!
最後までお読みいただきありがとうございます。




