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『手のひら。』  作者: 日向理
7/64

Episode.8、Episode.9


6がつ7にち


ママとおそと ごはんたべた


もぐもぐ おいしかった





















「…ふぅ、できた~」



「あっ」


…やっぱり時間はかかっちゃうなぁ



「キーボードを見ずに打てる人がいるなんて、

 信じられない」



「ん~~~~~っぅ!」




    「でもそれ使えるだけでも凄いと思うわよぉ」

「わっ!?」


「…吃驚したぁ…お早う御座います^^」


 「驚かせちゃったみたいねぇ笑」

 「おはようございます^^」


 「それにしても随分早くきてたのね」

「早くお仕事覚えて、慣れないとって思って」

 「真面目ね~、藤森さん」



 「ウチはちっちゃな会社だし、

  社長も貪欲な人じゃないから

  そんなに頑張らなくても大丈夫よ!」


「でも雇って頂けただけでも私、

 とても感謝しているので」


「少しでもおチカラになれればなと思ってるんです」

 「それ使えるコが寿退社しちゃったから、

  うちとしてはそれだけでも大助かりなのよぉ!」

 「ほら、私も社長も古い人間でしょ?」

 「『ハイテク』には弱いのよぉ 笑」


「前の方は家庭に入られたんですね」

 「寿退社って言っても『できちゃった婚』ってやつで

  何しろ急だったからバタバタしちゃってたのよ!」


「そうだったんですね」

 「募集もね、私も社長も

 「ウチみたいな安月給で来てくれるかねぇ」なんて」

 「あんまり期待しないで出したから」


 「社長がした面接も、一応形だけって感じだったし」

 「よっぽど酷いひとじゃない限り、

  ウチとしては雇うつもりだったのよぉ」


 「それが藤森さんみたいないい人が来てくれたから」

 「二人して宝くじが当たったみたいに喜んだのよ!」

 「「やったー!!」って 笑」


「ふふっ 笑 」

「そう言ってくださると私も嬉しいです^^」

 「だからそんなに根詰めなくても大丈夫よ!」


「ありがとうございます^^ 」

「根詰め過ぎない程度に頑張ります!」

 「やっぱり真面目ね~、藤森さん^^」

「そうですかね 恥」




 「お茶でも飲む?」

 


      「今淹れてくるわね」

「あ、ありがとうございます!」


      「いいのいいの、気にしないで!」

         私も飲みたかったから」






「そういえば文江さん」


                「ん?なになに?」


「今日はいつもより荷物が少ないんですね」



                    「・・・」





              「あーーーーーー!!」

「!?」

「吃驚したぁ…」



          バタバタバタバタ…!



 「どうしましょ!」

 「電車に忘れてきちゃったわー!!!焦」  

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