表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

6/32

留守番

リリアンを見送ってステータス画面を開いた。

読書のまえに……この画面を使いこなせるようにならなきゃね。一つずつ確認していきます!



ヘルプボタンを押してみたら、マニュアルが出てきた。この世界の成り立ちから地図・街の施設やステータス画面・戦闘や作製スキル・スキル外で出来ること。健康被害防止のために4時間ログインし続けると、その後1時間ログインが出来ないこと。プレイヤー同士のトラブルがあった際の報告義務など。思いのほか沢山の情報が得られた。チュートリアルがこの画面を出して消すだけっていうのも納得してしまうね。

公式掲示板の情報も集めないといけないよね。スレッドが多すぎて全ては読めないけど、ポーションの情報だけでも集めたい。







「ミーナ、ただいまー」



振り向くとリリアンと綺麗系お姉さまがいた。



「彼女が、うちのクランマスターだよ」



「初めまして。【paradisum】のマスターの葵です。よろしくお願いします」



さすが綺麗系お姉さま、花が咲いたような笑顔付きのスペシャル挨拶ありがとうございます。



「ミーナさん。まずクランの代表として、あなたに報告しなければいけない事があります」



一転、お姉さまの表情が真剣になり周囲の空気まで張り詰める。



「【paradisum】は様々な情報を集め協議を重ねた結果、あなたの加入許可が出ました。おめでとうございます!」



「ありがとうございます……?」



いつ情報集めてたの?つい数時間前にゲーム始めたばっかりだったのに……さっきまで放置されてたのが加入のためのテストだった?やっぱり、ゲームこわい……



「それで仮加入の条件が基礎レベル3なんだけれど。いくつになった?」



リリアンに聞かれてステータス画面を見せる



「さっき終わって基礎と薬師、両方とも2に上がったよ」



「じゃあ、マスターとポーション2個トレードしてくれる?」



トレードをし作製をセットするとマスターが心配そうに声をかけてきた。



「大丈夫だった?リリアン、暴走してたよね?」



「はい、かなり暴走してましたよ。久しぶりだったので、戸惑いました」



「そうなの?ゲーム内ではずっと暴走してるよ。今日だって無駄にやる気だったから、みんなで注意したのにやっぱり意味がなかったのね。まったく……」



私とマスターの会話を聞き、視線を逸らすリリアン。最近落ち着いてきたと思ってたのに、ゲーム内で暴走してたのね。

それにしても、マスター。お姉さまのイメージが・・・少し砕けすぎじゃないですか?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ