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年下

太郎さんとの連絡を終え、メンバーが狩りに出発するのを見送る。なぜかジャネットさんも私の横に立って見送りをしている。



「あれ?狩り行かないんですか?」



「うん。明日模試だから、ここで勉強することにしたんだ」



「じゃあ、明日のイベントに出られないんですか?」



「イベント開始時間には間に合うから参加するよ。ボク一人レベル低いから、どうなるか分からないけどね」



「がんばってくださいね」



「うん、ありがとね。今はイベントに浮かれている場合じゃないんだ。成績下がったらマスターに怒られちゃうから頑張らないと。一番年下のくせに、一番しっかり者なんだよね、まったく……」



「え?マスターって年下なんですか?」



「うん、高1だよ。知らなかった?」



面倒見の良い頼れるお姉様だと思っていたのに、年下だったなんて……みんなに心配されてる自分と比べて落ち込む。きっと自信がないせいで頼りなく見えるんだよね。




どうしたらいいのか悩んでいると太郎さんからメッセージが送られてきた。



「ミーナさんのおかげで、情報料たくさん貰うことができました。ありがとうございます」



「私はただクランマスターに伝えただけで、何もしてないですよ」



「ミーナさんが伝えてくれたおかげです。今度お礼したいんだけど何がいいですか?」



「私も認定書の情報を知ることが出来たから、それで十分ですよ。作製時間短縮はすごく嬉しいです」



「検証の結果ではクエスト50回達成で取得できたそうです。あと認定書を貰うとわかる情報なんですが……クエストには貢献度があって、HPポーションが1・MPポーションが3なんです」



「MPポーションの方が効率が良いんですね」



「認定証の取得が貢献度によるものなのか検証して結果を教えてもらうので、分かったらまた連絡しますね」



「ありがとうございます。イベント終わったら、私も試してみますね」



イベントまではポーションの大量生産をすることを優先したい。イベントが終わったら、認定書とマイホームのどちらを先に目指そうか……

最終的に認定書を取るなら、早く取得してしまった方が良いんだよね。メンバーが使う分のMPポーションを納品しつつクエストを優先するというのがベストかな。

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