MPポーション
公園で1時間ほど読書をしたところで基礎レベル・薬師レベルともに5になった。一度ログアウトして休憩してから薬師ギルドに行くことにした。
「すいません。薬師レベルが5になったので、MPポーションの作り方教えてもらえますか?」
カウンターのお兄さんは笑顔で迎えてくれるが、さっきのクエストで取られたポーションのことを思い出すと少しだけ憎らしくなる。
「はい。ミーナさんですね。薬師レベル5確認できました。魔力草をお渡ししますので、MPポーションを作ってください」
MPの作り方を教えてもらいにきたのにっと思いながらも作製画面を確認すると、さっきまで出来なかったMPポーションも作れるようになっていた。HPポーションと比べ時間がかかったが、無事にMPポーションが出来上がりお兄さんに見せた。
「確認できました。レベル10になったら、また来てくださいね。レベル5になったので、受けれるクエストが増えました。受けていかれますか?」
やりがいのあるクエストであることを期待しつつ、どんなものか聞いてみるとにっこり笑って
「魔力草を使ってMPポーションを作製するクエストです」
「やりません!」
と被せぎみに答えて急いでギルドを後にした。クエストって何のためにあるんだろう。
クラン会議室に戻り、作ったポーションを全て納入して魔力草を10個買った。
薬師ギルドで作った時は2分15秒程度かかった。1時間だと53個作れることになる。
順調にできることが増えていくのが楽しくなってきた。
手持ちの薬草・魔力草をすべて作製して納品し、ログアウトした。