表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

2/19

朝起きたら天使がいて一目惚れしたと思ったら自分だったので脱ぐ。、

初手ブクマ6に星52つありがとうございます!! 

誤字報告ありがとうございます!

 夏休みのある日、目を覚ます。視界は真っ暗ですぐに布団を被って寝ていたんだと悟り僕は上半身を起こす。視界を遮った布団が無くなるとカーテンを閉め忘れた窓から太陽の光が差し込み部屋の中を照らす。前日部屋を掃除したおかげか見える限り雲がない晴天からの光のおかげか部屋が特別綺麗に見えた。


「んーーーーー」


 陽を浴び手足を伸ばす。指の先まで温まるのがわかると目が完全に覚める。


「?」


 体に違和感があるな。熱なのかな? 熱っぽい感じはしないけど一応測っておこう。

 布団から出て引き出しを開けて体温計で測る為に寝間着の下に腕を潜り込ませようとすると服装が違うことに気づいた。あれ? 服装が違う? どうしてだろう。もしかして寝間着と間違えて別の着ちゃったかな。でも黒い服なんて持ってなかった気がする。あってもこの白い線が入ったやつは見た覚えすら無い。

 足取りがいつもより軽い。足も細く見える。痩せたのだろうか? そもそも全体にある違和感が体調不良とかそんな感じじゃない。むしろ好調だ。


「あれ?」


 特に胸と下半身に違和感がある。胸が膨らんでるように見える。もしかしてぶつけた所が腫れたのかな。なら触らないでおこう。今は痛くないけど悪化でもしたら困る。下半身はなんだろう、少しスースーする。


 寝室を出て顔を洗おうと洗面所への扉を開く。鏡を見る。


「……………綺麗」


 鏡に映っていたのは透明感のあるような、その人だけ世界が違う美少女。声も含めて一瞬にして恋に落ちた。手を伸ばせば触れられそうで、鏡に手を着く。手が合わさって冷たい感触が一枚の板の超えられない境界を伝える。  


 眼の前の少女が鏡合わせに動くので今見ているのは鏡だと思い出し自身の頬に軽く手を置く。温もりが伝わる。  




 僕だ。




 この美少女は僕だ……………………… 


「女の子になってる!!!」


 手を上げる。鏡の自分も手を上げる。指鉄砲。鏡も指鉄砲。勝利のポーズ。ジャンプ。シャドウボクシング。


「フュー○ョン! は!」


 足の裏から指先までピッタリと左右対称になる。人差し指が勢い良く鏡に激突する。


「〜〜〜〜〜ッ!!!」


 その場でうずくまって指を抑える。痛い。突き指した。


 でもこれで確信した。今僕は謎の美少女になってる。どうしてかわからない。もう一度鏡を見る。涙目の女の子が映っていて可愛い。じゃなくて本来あるべき姿が写って無い。これが漫画とかによくあるtsって言うものなのかな。だとしたら………………


 ツバを飲む。違和感の強かった胸と下半身。正確に言えば股。


 ドキドキする。上を一枚脱ぐ。肩出しの左右非対称の服。その下には細く肩にかかるような腰辺りまでしかないノースリーブの黒いルリジューズに近い。シャツの意味合いがあるのか素っ気なく感じる無地で上着のようにチャックがある。上半身の感覚でわかる。上はもうこれ一枚しか無いと。つまりこれを脱いだら、この膨らんだ胸が露わになる。


 美少女の胸。勝手に見ても良いものだろうか? いや、今は僕の体。何の問題もない。そう、問題は無い。


 ゆっくりとチャックを下ろす。完全におろしきると楽に脱げた。



 上半身の全てが露わになる。膨らんだ胸は巨乳と呼ぶには小さく、どちらかと言えば貧乳寄りだ。それでも充分に揉める大きさはあると思う。  


 モミ………モミ。


 柔らかい。自分の体なのに恥ずかしくなってくる。鏡に映る自分は顔が赤く呼吸が少し荒い。スカートにまで手が伸びる。


 スカートはどうやって脱ごう……………横に目立たないような小さなチャックがある。これを下ろせば。


 今から見るものを考えると小さいチャックの音が物凄く大きく感じる。おろしきるとスカートは例外なく床に落ちる。僅かに水色の入った白い下着だけになる。膨らんで無いのが見えて既に性別が変わっていることに実感が湧いている。だからこそこの布一枚を取ったら見えるものがわかる。モザイクのかかった動画や同人誌で見たが本物は見たことがない。


「スー、ハー」


 死ににいく覚悟を決めるかのように深呼吸をする。パンツを下ろす。完全に裸になった。既に見えていた肌は透明感があって、穢れが無い透き通った肌。 

 顕になった下半身も同じことが言えた。全てがツルっとしていて、胸だけじゃない。全て触りたい。アフロディーテに並べる体。いや、大人びて無い分天使というべきなのかな。


 同人誌とか、触りたいとか考えてたら、シたくなって来た。女の子は男の子の数倍気持ちが良いって聞いたことがある。


 ドキドキと期待しながら大事な部分。やってみよう…………どれぐらい気持ちんだろうか。


「〜〜〜〜〜ッ////」



 体の力が抜けてその場に座り込む。


「はあ、はあ、」


 これ以上は無理。


 急いで脱いだ衣類全てを着る。買った覚えも着た覚えもない(元)異性の服なので着るのに手間どる。


 本当に女の子になっちゃった。これからどうしよう。いきなり性別が変わって見た目も変わったら僕だとわかってもらえないだろうな………………本当にどうしよう。バイトとかあるし、学校だって、ましてや親に何て説明しよう。そもそも戸籍とか大丈夫なのかな。


 不安が一気に押し寄せてくる。解決方法なんて知らない。「父さん母さん僕は瘉」「瘉は男だお前は誰だ通報だ」


「どうしよう」


 これからどうやって生きよう。そうだ! 僕がそうなったんだから少なくても他にもなっている人がいるはず!


 急いでスマホを手にとって検索してみる。けれどいくら調べど調べど出てくるのは小説漫画、性転換手術。求めている情報は一切出てこなかった。


「………………………………………どうしよう」


 それしか言葉が出ない。どうしよう。どうしよう。わからない。何をすれば良いのか。


「……………………煌なら、僕が瘉だって信じてくれるかな」


 電話をしてもきっと「間違い電話です」て言われそう。メールで呼ぼう。























「と言うわけ」


「おう、朝一番にメールしたと思ってたが随分と堪能してんじゃねえか」


良かったらブクマ、感想、高評価、レビューお願いします。


煌の親友。性転換した後の姿がすっごい好み。性的興奮が凄かった。


瘉(美少女)の見た目は当然好み。特に声。ずっと聞いていたいと思っている。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ