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人生歌集・風 その一  作者: 多谷昇太
第一章 人は風
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「アラビアンナイト」

「アラビアンナイト」


魔女の云ふ「さあどうかしらね?」は忘れかぬこれぞまさしく究極の呪ひ


久方の光おぼゆる映画かなアラビアンナイトに躍るやこの胸


誰か知る「アラビアンナイト」その主題「小栗判官」に同じゅうすと


かにかくに古今東西隔てなく述ぶる真理はひとつと知れり


千夜越え仕舞ひの一夜に目覚めしか千のベールをめくりめくりて


われはもや見ずやこの仕儀わがことと暴王の沙汰われにてしかず


わが妃シェヘラザードぞ愛しかる千夜超えつつをば覚ませり


悟らずやシェヘラザートはわが良心と忘れ果ててゐたり!


再びの暴王などにならずぞよと妃に云ひつつなほ怖れゐたり


われはもやランプの精に頼みてし魔女の呪ひを永遠とわに閉じよと


※上記十首はスマートフォンで映画「アラビアンナイト」を見たあとの感想です。三首目の「小栗判官」の方は某宗教団体の映画鑑賞会で拝見しました。この2つの映画の主題は同じだと思いますが、私に云わせればシェヘラザートも照手姫もわが内に宿る良心の寓意ですね。そしてそれぞれはまた“みなせ80号”内の拙作「ロビタやロビタ」における魂の結婚相手のミキだと思います。私は早く彼女を私の心の中に見入出さねばなりませんが、しかしその為にはこのわが暴王ぶりをまず、是正せねばならないでしょう…。





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