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プロローグ

 

プロローグ



 俺は平日の睡眠時間を取り返すかのように、休日はお昼近くまで起きない。先に言っておく、これは妄想だ。続ける。美人の彼女が鼻歌交じりに朝食か昼食か曖昧な食事を用意してくれている。そして、包丁で長ネギを切る小気味の良い音で目を覚ます。繰り返しになるがもう一度だけ言う。これは妄想だ。再度続ける。味噌の香りで自然と身体が起き、おはようと軽く挨拶をして朝食をとる。これがまた美味しい。実際のところ、味噌はあまり得意ではないが妄想のためご都合主義だ。午後は買い物をしたり、映画を見たりして過ごす。きっと映画の趣味は合わないだろうが、俺が歩み寄る。それくらいの甲斐性はあることにしたいので、今度はご都合主義の介入を阻止する。また、別の休日には友人と出掛けることもあるだろう。友人との時間は何よりも大事にすべきであると俺は考えている。



-俺はそんなくだらない未来を想像するのがたまらなく好きだったのだ。





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