Steel-Tower
掲載日:2015/05/27
朝日を背に、地面と空を繋ぐ。
どこまでも上っていけそうな。
フェンスの向こうの、赤い花。
両手を広げて、手招きしてる。
世界中を、繋いでいる。
地面の下から、命を吸い上げ。
空の上から、干からびていく。
海の底。
山の頂。
暗い世界でも。
その輝きを、奪っていく。
僕らを見下ろしている、赤く光る目。
遠くから見てもわかるくらい。
ゆっくり、ゆっくり、瞬いて。
尖った指先。
白い、爪。
風を切って、叫んでいる。
ごうごう、びゅうびゅう。
ミシミシときしむ背骨が、きっと。
悲鳴と共に、海の向こうに、僕たちの声を、届けに行く。
暑くなって。
夏の日差しに焼かれて。
やさしさも忘れた、ゆがんだ顔で、世界を睨むようになった。
黒く曇った空の下。
ピカッと、充電と、冷却をしたら。
やさしい顔に、戻れるから。
もう少しだけ。
並んでいよう。
手を広げて。
繋がっていよう。
読ませていただきました。
何となく、書いてみました。
イメージの背景は、黒い。




