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怪奇探偵・藤宮ひとねの怪奇譚  作者: ナガカタサンゴウ
藤宮ひとねの怪綺譚
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呪いは既に終わったか

「捜査開始から三日……反応がないね」

「札が剥がされてないって事か」

「うむ……」

 ひとねは口の上を揉んで何やら思考する。

「おかしい」

「何が?」

「墓磨きの呪いは墓が綺麗でないと成立しない。札が貼られていたらすぐさま除去しにくる筈だ。それこそ一晩で」

「じゃあ誰かが追い払ってしまったとか?」

「ふむ、その線の調査が必要か……健斗、頼んだよ」

「いや、だから俺よりお前の方が手っ取り早いだろ」

 ひとねは悪びれもなく開き直った様子で踏ん反り返る。

「私は行かないと言っただろう。強情だな、君は」

「いやいや……」

 強情なのはどっちだよ。


 *


「さて、と」

 また一人で墓場に向かう。やはり綺麗な墓は豆田さんの物のみ。

 つまり、他の人は来ていない可能性が高い。

 念のため確認したが札も貼られたままだ。

 このまま札が貼られているならば呪いは成立しない。つまり事件解決と言ってもよくなるのだが……

「ううむ」

 さて、どうしようか?

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