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Schizophrenie

支離滅裂、乱雑無章

作者: 裕弼

愛さえあればというけれど、

愛を知らなきゃはじまらない。

愛さえあればというけれど、

愛せる人がいやしない。


愛さえあればと彼が言い、

金さえあればと彼女が言う。

愛さえあればと君が言い、

愛せる人か?と僕が問う。


君が愛した話さえ

僕が好んだ詩さえも

心に刻んでいたとして

死んでしまったら残らない。


死にたいと願うのは、

生きたいと願うのは、

消えたいと願うのは、

振り返るための言い訳。


泣きたい。

死にたい。

壊れたい。

絶望しかない。


支離滅裂な言動と、自己矛盾が解決する

驚愕の真実は周知の事実で。


死に向かって生きるのは

決められたルールに従っているだけ。

決められたルールを破るには

死に向かって生きていくだけ。


ぐるぐる、ぐるぐる

くらくら、くらくら


吐き気がする。

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