表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
森命  作者: 漆黒の剣士
1/1

ーTHE First storyー

プロローグ                                          私は294年、地球という星で赤子として生まれた。この地球の人々は皆優しく、楽しい人生を送った。そしてそこから、32年後、326年、私は皆の周りで息を止めた。しかし、何もこの世に残したものはなかったのだ。だが私は、この世に残った。皆から見えない存在でだ。誰にも気づかれないとは寂しいものだ。皆、私の隣を声をかけず通り過ぎていくだけで声もかけてくれないのだ。私の目からは涙がこぼれだした。そこから時代は進みだした。10年………20年と時代が進むにつれ、周りの景色は変わっていった。そうして300年の終わりごろの事だった。ヤマト王権という所が同じ人間を殺めていった。なぜ同じ人間が殺しあわないといけないのか?疑問だった。どんどん時は過ぎた。私の大好きだった森は、次々となくなっていく。そして街になってゆく。しかしまだ森はほんの少し、人間によって守られていた。こんな人間もいるのかと、私は嬉しかった。しかし、1945年空から何かが降ってくる。何かが降ってきたと思った瞬間だった。その周りは火の海となり、人間は次々と火に当たり息を引き取ってゆく。森をすぐに見たがもう……遅かった。森は火により草は灰となり立派な茎も倒れてゆく。私は涙が止まらなかった。人間は兵器と呼ばれる物を使って、同じ人間を殺めていくのだ。私が泣いているときに、強い光を放つ人間がこちらを見て言った。「お前がこの国を救ってみないか?」と。私は喜んでそれを受け入れようとしたときだった。「ふ……やはり人間とは甘い生き物よのぉ…」黒い光が私を包み込み、私は……私………は……私の記憶はどこかへ飛んだ。自分の体から、記憶が抜けだす感覚。「ふふふふふうははははははは!!」私はそこから愚かな人間を殺す、魔王へと姿を変えたのであった。

「さぁ、始めよう。世界を森だけにする計画を…………。」       

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ