カリスマ
掲載日:2026/03/16
カリスマ
天才性とは、カリスマ性である。期待を集め人々を魅了し、自らをも魅了する性質。程度。嘘である。今考えた。もうこの文章に期待はないだろう。最初から集まっていなかったら、辛いものだが、どうだろうか。期待は一瞬にして地に堕ちる。やはり私に期待はない。私に魅了されているのは私だけになってしまった。残念極まりないな。
「あなたとはもう働けない」
こう言われたことが昔あったことを思い出した。外回りを終えてすぐだったか。左耳にいきなりそんな言葉が飛び込んできたものだから驚いて、どう返事をするか迷って、でも虚勢を張ろうとして、黄色信号を無視するように、進んでしまった。
「そうですか」
と言ったはずだ。止めようと思ったけれど、止めれなかった。
「あなたとはもう働けない」
今でもたまに思い出す。
やはり私に、期待などなかったのだと。




