第五十六話 追憶の真相
ふと、甘い香りの中には死の匂いが混ざった。
愛屋敷七愛からは、微かながら確実にそれが発せられる。
なにか一つでも上手く行かなければ、このまま死んでしまうのだろう。
僕にはわかっていた、答えは一つしかなかった。
僕は世界の色である崩色を使い、彼女を眠らせた。
そうして、愛屋敷七愛の吐瀉物を片付けて僕は玄関に座り込んだ。
なんだか家の中にいてはいけない気がした、だってここは僕の居場所ではないのだから。
どうしたものか、とため息をついてみる。
「光かぁ」
すりガラス越しに光を感じていた。
太陽光の乱反射が網膜に焼き付いている。
これがまた、とても独特な感覚なのだ。
本当の色が見えないというのは、不可思議で極まりない。
こうして様々な考えごとをしていると、これが当たり前の日常だと言わんばかりに、脳が締め付けられるように軋む。
頭蓋骨の内側から小石が沈んでいくような感触。
前の人は毎日のようにこうして思い悩んでいたのだろうか?
黄昏時まで僕は思考を続けた。
巡らせど巡らせど、僕がなんたるか、前の人がなんたるかが思い出せない。
この肉体に酷似した彼を見つけ出す材料もない。
なにか行動してみるべきではあるのだが、なにをすべきか思いつかない。
そもそも、だ。
会ってしなければいけないことがある、というのは思い出せても具体的になにをすべきなのかがわからないのだ。
頭の中が星のようにぐるぐると際限なく回っている。
ぐぅぅ、とお腹が鳴った。僕はそれに嫌悪する。
食欲というものが嫌いだ。
それは人々に争いを齎すものであるのだから。
思考と空腹がせめぎ合う静かな空間を、脳の痛みを具現化したような軋む音が切り裂いた。
キュリキュリキュリ、っと耳に残る音。
軋む音の先に、影がひょいと覗き込んだ。
現れたのは、男の子であった。
僕と目を合わせれば、眉を吊り上げて僕を睨む。
「おい王雅ァ! オメェ病院抜け出してなにしてンだよ!」
王雅、それが前の人の名前か。
「考えごとをしていたんだ」
「……? いつもの口調じゃねぇな、眼鏡も掛けてねぇし……どうしちまったンだよ……」
前の人である王雅は僕のような口調ではなかったらしい。
そう言われても、僕は王雅がどのような口調であったかなど知る由もない。
だがこれは光明そのものだ。
「とにかく、病院戻れよ。あんだけの重傷を負ったまま出歩くんじゃねぇ。コーニングスのことがショックなのはわかるけどよォ……」
目つきの鋭い男の子は、またその名を口にした。
コーニングス、王雅はこの名を聞くと陰鬱さを増す。
しかしながら、今は王雅のフリをするしかない。
この僥倖を逃すわけにはいかない。
「傷ならもう治ったんだ」
そう言って、僕は服をたくし上げた。
まじまじと肌を見る彼の目は更に怪訝に彩られていく。
「天術で治してもらったのかァ? いつ接触したンだよ?」
僕の心の臓がぴくんと脈打った。
驚いたな、天術を知っているのか。
「起きたらこうだったんだ、それより生還した記念に乾杯でもしようよ」
あの傷、今での文脈から考えると戦いで負った傷だろう。
生還祝いというのは不自然ではない、人はそうしたことをするはずだ。
「……オメェ、またおかしくなってンだろ。まァ、そうだな……ジュースでも飲みながら話聞いてやるよ」
どうやら男の子は飲酒するつもりはないようだ。
酒を飲まないとは珍しい人間だなぁ。
僕と彼はリビングに入り、僕は巨大な銀色の箱を開いた。
これが冷蔵庫だろうと思っていたが、正解だ。
僕は黄色と紫色の簡易水筒……たしかペットボトルを手に取って、黄色を彼に渡した。
「それじゃあ、音頭を取ってもらおうかな。君は僕の名前と君自身の名前をフルネームで言って、生還に乾杯と言うんだ」
「はァ? ほんとにどうしちまったンだよ?」
「いいからいいから」
男の子は深いため息を吐いて、今度は大きく冷たい空気を吸い込んだ。
「長内王雅と、大江戸大和の生還に、乾杯……」
そう言って、互いにジュースをぶつけた。
期待していたような軽快な音も鳴らず、彼はペットボトルの蓋を回す。
僕はその真似をしながらも、その名を噛み締める。
長内王雅、そうか。
深淵で泣く君の名は長内王雅って言うんだね。
そして、喉を鳴らしながらジュースを飲む彼は大江戸大和か。
ぼんやりと、古ぼけたように記憶が滲む。
長内王雅は彼と共に戦っていた、謂わば相棒であったくらいの記憶しか蘇らない。
まだだ、もっと記憶を辿らなければ。
「なァ、コーニングスのことだが……オメェのせいじゃねぇよ。元々俺が信用すんなつったんだ、だからなに一つだってオメェのせいじゃねぇ」
「ありがとう」
「……オメェ、本当に王雅かァ?」
うん? なぜ怪しむ?
なにを間違ってしまったのだろう?
長内王雅は、気遣いをしてもらっても感謝をしない人間なのだろうか?
僕の中の長内王雅は自罰的に苦しみ続けているだけだ、こういうタイプの人間は感謝すると思ったのだけどな。
「僕は長内王雅だよ。病院で目覚めてから記憶が薄いんだ」
「……王雅はそんな澄んだ目はしねぇ、コーニングスが死んだばっかのこの状況ではな。嘘をつくな」
「じゃあ君には僕がなにに見えるというの? 長内王雅以外の誰に見えるの?」
もし、違う人間に見えるというのならば。
僕の目的である酷似した彼の可能性もある。
「オメェは──王雅が言ってた別人格なンじゃねぇのか?」
そう来たか、と僕は肩を落とす。
僕の存在を長内王雅は知覚していたのか。
「違う違う、ちょっとコーニングスのことがショックで動揺しているだけだよ」
嘘をつく、ということに胸がちくりと痛む。
でも本当のことを言えば、真実も知れなければ大江戸大和も傷ついてしまう。
誰一人、幸せにはなれない。
「小物社長と頼成が説明と謝罪したいつってたけど……断るわ。どっちにしろ今のオメェには会わせられねぇ」
「どうして?」
「王雅だとしたら手遅れなほど、おかしくなっちまった……ショックが増すだけだろ。乗っ取られちまったンならオメェに会わせてなんになる? 王雅にするべき謝罪をオメェが横から掻っ攫うことになるじゃねぇか」
見た目には似合わず、しっかりとしているようであった。
言いたいことはわかる。
でもそれが、僕を、ひいては長内王雅を救う手立てになる可能性だってある。
「駄目だね、今すぐ呼ぶべきだ」
「ほォ。じゃあ王雅らしく説明してみろよ」
本当に頭がいいなこの子は、言動の誘導を仕掛けてくるとは。
……しかし付き合えはしない、出来ないものは出来ないのだ。
ただし、愛屋敷七愛の病院での言葉やピエール、そして大江戸大和の情報を統合すれば見えてくるものはある。
「コーニングスの死に関与している話だからね、僕はそれで動揺しているけど上手く思い出せない。きっとその真相を聞かなければ、ずっと記憶に蓋したままストレスでもっと壊れてしまうよ」
彼の顔には、煮えたぎる怒りがそのまま焼き付いていた。
一歩踏み出せば、理性を引き千切る勢いで襲いかかってきそうだ。
「もういい……もういい! 王雅ごっこは終いにしろォ、我慢の限界だ!」
その言葉はどうも確信を持っているように見える。
ならば、覚悟の上か。
「……わかったよ、僕は長内王雅じゃない。でも長内王雅を知りたいんだ、協力してはくれないだろうか?」
「テメェは、王雅を返すつもりはあるんだな!?」
仄かに希望の色が宿った瞳を見て、僕は頷いた。
ようやく正解を引けたようだ。
愛されているなぁ長内王雅は。
それでも塞ぎ込むということは、コーニングスなる人物の死はよほど大きなものだったのだろう。
やはり、争いなんて悲しみばかりだ。
「わァった、信じるしかねぇしな……社長と頼成を呼ぶぜ」
大江戸大和は小さな板を取り出した。
連絡に使うデバイスだろう、それを使い、すぐに来るようにと促している。
僕は満足してジュースを口に含んでみた。
思わず涎が滴り出る美味しさに舌鼓を打ってしまう。
これが飲食か、忌々しき食欲に類する行為か。
病み付きになってしまう気持ちもわかる……皮肉なものだ。
僕と大江戸大和は隣り合わせに座り、その人たちを待った。
……ほどなくして、彼らはやってきた。
髭を僅かに携えた男性と、大江戸大和と同じくらいの年の頃に見える女の子だ。
バツの悪そうな顔で、少しばかり似た面影を持つ二人であった。
彼らを対面に座らせると、大江戸大和は溢れんばかりの殺意を男に向けた。
よくないなぁ、話をするという時に。
「まず……大江戸武蔵くんの件から話すのが筋だろう」
男は言った。
大江戸大和の家族かなにかだろうか?
そこから話されても困るな。
「いや、事の顛末を最初から、かつ詳細に頼むよ」
「……わかったよ」
この男もどうやら僕の語り口に違和感を覚えたらしい。
そんなに長内王雅は特徴的な人物だったのだろうか?
「まず私はエクソテックス社を立ち上げ、ある女性の家に婿入りをした」
男が言葉を落とす度に、灰色の記憶が立ち上がった。
飛谷隼人は婿入りした。
頼成隼人へと名を変えながらも、会社を切り盛りしていた。
ある日そうしているうちに、地下オークションで王衣という指輪を落札する。
それは会紡機を含む様々な情報を含む、情報物質であった。
地平線よりも遠く──僕は驚愕していた。
僕の記憶と長内王雅の記憶の双方にその名があった。
会紡機、呪神のあれに……長内王雅や大江戸大和は会紡機戦に参加していたのだ。
「あの日語ったように、王衣から得た情報で無尽蔵の動力源……アニマ・リアクターを作り出し──」
そうして、エクソテックス社は裏で軍事産業の顔を持った。
各国の国軍にパワードスーツを売り捌いていると、競合他社の存在を知ることとなる。
それがバイオテクロノジー製薬会社であるエレインコーポレーションであった。
つまりエクソテックス社もエレインコーポも、互いに裏の顔を持っていた。
そして王衣の対となるように、エレインは隕石に付着していた地球外生命体を手にした。
生体寄生共生体である。
人の遺伝子情報を元に、強化調整を施した情報を寄生生命体に注入する。
その後人体に寄生をさせると、つまりは人間を思うがままの存在へと進化させられることに等しい結果を手に出来た。
「ゲノム強化剤はそうして作られ、その第一人者が大江戸武蔵……君の兄だ」
「……」
男がそう言い、大江戸大和は奥歯を噛み締めながら視線を落とす。
「最初こそ、エレインはただの競合他社だったが──」
頼成蘭世。
飛谷隼人の隣で悲しげに手を握る彼女だ。
飛谷隼人とその妻の元に生まれ落ちた彼女は、生まれつき足がなかった。
この日のためにエクソテックス社を立ち上げたのだ、運命なのだ、とすら彼は思った。
生まれたばかりの彼女のために、オーダーメイドの義足をいくつも作る。
それでも、彼女は周囲に受け入れられはしなかった。
「あの日の戦いで言ったように、私は生まれつき貧乏でね、いじめにいじめられたさ。だからこそ──この子がそんな思いをすることが耐えられなかった」
外骨格であるエクソスケルトンや義足の技術を高めても、なんの解決にもならない。
ならば、エレインコーポからゲノム強化剤を盗み出すしかない。
この頃から、飛谷隼人は憑りつかれたようにゲノム強化剤を求め始め、妻から不信を買い離婚されてしまう。
親権を取ることも出来なかったが、飛谷隼人は頼成蘭世を大切に想う気持ちはなくならなかった。
それに応えるように、エレインコーポレーションから産業スパイとして大江戸武蔵が送り込まれてきたのだ。
「私にとって彼こそ希望そのものだった」
「なにが希望だ……ッ!」
大江戸武蔵を懐柔するように自社社員を送り込み、持ち込まれたパソコンからもデータを吸い出し、ありとあらゆる手を尽くしてゲノム強化剤の情報を洗った。
すると彼は、二本のゲノム強化剤を秘密裏に保有していることがわかった。
飛谷隼人は、そのうちの一本を盗み出すことに成功する。
そしてもう一本が、大江戸大和に投与されたのだろう。
「しかし、いくら調べても従来のゲノム強化剤は──先天的なものには効果がなかった。あくまで強化しか出来ない」
これでは頼成蘭世の先天性四肢障害をどうにも出来ない。
その道にエレインコーポが舵をきることも考えられない。
ゆえに、敵対的買収を通じてエレインコーポレーションを掌握するしか道は残されていなかった。
そうして、反政府ゲリラやテロリストにすらパワードスーツの取引を持ち掛けた。
「しかし我が社の取引や秘密裏にゲノム強化剤を持ち出した武蔵くんは、我が社とエレインコーポ、その両方から狙われることとなった」
「だから、兄貴を殺したってのかァ!」
「……ああ、恐らくは死んでいるだろうが……我が社から放った刺客も死の確認はできていない」
大江戸武蔵は、それに気づいていたのだと後にわかったのだ。
エレインコーポの取引していた米軍に亡命をする策を立てていた。
刺客によって腹部に銃弾を撃ち込まれたが。
「米軍のヘリに連れ去られていったと、報告を受けている。その後ヘリはアメリカへ飛び立ったそうだ」
「──じゃあ、兄貴は生きている可能性はあンだな!?」
「……私にも、わからないんだ」
しかしながら、生きていれば我が社の情報がどこかに漏れていてもおかしくない。
そう飛谷隼人は付け加えた。
話を聞いて──長内王雅の記憶は全て蘇った。
しかし長内王雅に直接関わる話ではない、だからその時の感情や思考までは読み解けなかった。
まるでそれは、情報だけを準えただけで体感ではない。
それでも話の顛末の予想はつく。
機密軍事提携やテロリストなどにパワードスーツを売っても金は足りない。
そこで会紡機戦だ。
会紡機を売れば莫大な富が手に入る……世界的大企業をも容易く手に出来るほどの権力と金なのだろう。
エダーク財団へと繋がっていったのだ。
アニタ・コーニングス。
エダーク財団の特務エージェントにして、長内王雅に恋をした女性。
僕には恋という感情はわからないが、長内王雅にとっては自身を受け入れてくれたと死で証明されたようなものだ。
きっとそれは、途方もない絶望なのだろう。
「あの日、俺はテメェを見逃した……! 俺は散々……散々王雅に講釈垂れて、俺が人を殺す背なんて見せられねぇと思ったからだッ!」
大江戸大和は獣のように吠える。
「本当に、すまない……会紡機戦が終われば、出頭する……」
「出頭? ンなもんで済ませるかよッ! 王雅が戻らなかったら、テメェを生かしておく理由なんてねぇ!」
それもそうだろう。
彼の兄を亡き者にしようと企み、アニタ・コーニングスを殺し、それが長内王雅の喪失に繋がった。
「ごめんなさい……今の話を聞いてわかってもらえたと思います、全部私のせいで、お父さんはおかしくなっちゃったんです……」
頼成蘭世の唇が震え、言葉より先に喉の奥で小さな嗚咽が揺れた。
ずっと押し黙っているのかとも思ったが……それよりも、この子もこの子で自罰的だなぁ。
記憶や話において、この子に落ち度はないと僕は感じたのだった。
「それでも、オメェの親父だろうと俺ァ──!」
「頼成蘭世、君が言うべきはそんなことじゃない。大江戸大和に言うべきことがあるだろう?」
僕は殺人の許容などできない。
彼女は大江戸大和に恋をしていたはずだ。
果ては愛に繋がる恋で、彼を止めろ。
気持ちを言葉に包んで、間接的にそう言った。
愛ならば僕だってわかるのだ。
「私、大江戸くんを好きになっちゃ駄目でした……ごめんなさい」
ごめんなさい、ごめんなさいと連呼しながら彼女は、ぽろぽろと涙を流した。
飛谷隼人も大江戸大和も絶句してそれを見た。
あぁ、違うのになぁ。
ただの告白でいいのになぁ。
悲しみの連鎖が続くばかりだなぁ。
と思うと、僕の感情は陰りを見せた。
長内王雅はこんな環境にいたから心を痛めてばかりだったのだろう。
内心まではわからないが、長内王雅の言動も記憶にある。
彼はとっくに、心を病んでしまっていた。
その上で身も心も焦がしながら戦っていたのだ。
「こっちからも頼んだことだけど、殺すとか誰が悪いとかの話はうんざりだ」
僕は一旦、会話に幕を降ろす。
必要な情報は回収できた。
長内王雅の記憶には、この顔に酷似する彼と出会っている様子もない。
「テメェは他人事だからそう言っていられるだけだッ!」
「大江戸大和、君が言うべきはそんなことじゃない。君は今、愛の告白をされたのだ……飛谷隼人は許せないのだとしても、頼成蘭世は別人だよ。応えなさい」
まったく持って、理解が出来ない。
そうまでして、陰鬱な会話をしたいものなのだろうか。
「この状況で、答えを出せって言うのかよ! ふざけンなッ!」
これがいけない、もっともいけない。
聡明な大江戸大和さえも気づかないものなのか。
今抱える情緒を尊重する、それは良いことだ。
しかし、苦しいだけの雰囲気や空気感というものを維持する理由になってはならない。
怒りがあるのは理解できるものの、僕はどうしてもそう考えてしまうのであった。
誰しもが幸福へと目を向けるべきなのだ。
僕に出来るのはその手助けだけ。
「いいんです、私なんて……そんな価値ないんです」
頼成蘭世もそう言った。
これはいよいよお手上げだ。
人は他人や自分を傷つけなければ気が済まないのだ。
「そう。人には人なりの事情というものがあるからしょうがないね、一旦お帰り願おう。整理して、冷静になってからまた話せばいい。ね?」
そう言うと、飛谷社長は気難しい表情で。
頼成蘭世は泣いたまま立ち上がった。
「大丈夫、大江戸大和は優しい少年だからね。きっと君の気持ちに答えを出してくれるから」
僕の声は届かぬように、頼成蘭世は目を伏せたまま、飛谷隼人と共に玄関から出ていった。
「まったくまったく……」
残った大江戸大和を尻目に、僕はため息をつく。
「テメェはイカれてやがンな……王雅を取り戻す算段はついたかよ?」
「もうちょっとだね」
どうやら僕の目的はまだ果たせそうにない。
長内王雅が出会っていない人間に接触できることはないだろう。
ならば僕は。まずなによりも先に。
みんなと、彼自身のために。
──長内王雅を救いたい。




