決してキン○マを伸ばしてはいけない部屋
決してキン○マを伸ばしてはいけない部屋
親友の美沙が一日だけマンションの部屋を留守にするというので、俺が留守番をすることになった。
留守番とはいっても、じつはお願いしたのは俺のほうだ。彼女の豪華なマンションの部屋にぜひとも滞在してみたかったのだ。
「置いてあるものは動かさないでね。ゲーム機は好きに使っていいわよ。蛇口も好きにひねってね。猫とも好きに遊んで。スマホも見ていいし、オ・ナラもしていいわよ。カブトムシを放たれるのは困るけど、鏡は見てもいいし、笹門 優にツッコミ感想をつけられてもべつにいいし、ダジャレも言い放題よ。ドリフも見て大笑いしてもいいわよ。」
俺を連れて、美沙は部屋の中を案内してくれた。
「眺めが最高かよ……」
俺は心からの感想を言った。
「一日とはいえ、こんな部屋で生活できるとは……、勇者みたいだ」
褒められて美沙は嬉しそうに微笑んだ。しかし次には険しい顔つきになると、声を潜めてこう言った。
「ただ……注意してね?」
「え?」
「キ○タマだけは伸ばさないでね」
「伸ばすか、そんなモン!!」
美沙は訳の分からないセンサー類を纏めると、隣の部屋の障子に消えて行った。
考えられる一通りの行動を済ませると、俺はやる事がなくなった。
隣の部屋からは“人体サーモon!”とか、“常時観察モードを開始します”という音声が聞こえて来る。そして、ベッドの傍らには何故か18禁本が出現していた。
俺は堪らなくなり、ベッドに座って○ンタマを伸ばしてしまった。
美沙が血相を変えて駆け寄る。
「もう! 伸ばさないでって、言ったでしょ」
今夜の美沙は、激しかった。
家族が新型コロナの陽性になりました。
私も熱でうなされて、ふとトイレに座ったら「このネタ」が思い浮かびました。