エンキ
私達人類にとっては神話ともされる遥か昔、ニビル星は、それはまるで今現代の地球の行末、末路のように滅亡の兆しを見せていた。
高度に発展した科学力、それにより汚染され搾取された彼らの星のオゾン層は破壊され、失われ消滅していく大気により、そこに住まう物の生命全ての存続が危ぶまれていた。
彼らは総力を挙げて打開策を考え、惑星と生命の存続の為に動いた。惑星と生命を守る為の唯一の手段。
それは惑星を覆えるほどの、とてつもなく1※大量の金の粒子のシールドを張り、降り注ぐ宇宙線から惑星を守ることであった。
その為に彼らは惑星を覆う為の金を探す為に、他の惑星資源を得る為に宇宙艦隊を組織した。
アヌンナキはかつての惑星間戦争により消滅した惑星ティアマトの残骸である地球に金が大量に眠っていることを、かつてニビル星を荒廃させた責任を取る形で惑星から追放された前任の王であるアラルからの情報で得ていた。
アラルは、ニビル星を追放された後、火星にたどり着いた。
そこでティアマトの残骸が惑星として再生し、豊かな資源をそのままに美しく存在しているのを見た。
王子の中でも聡明なエンキは、配偶者であるダムキナの父、つまり義理の父であるアラルの情報を分析し、金がある可能性が高いことをニビル星の王であるアヌに進言し、任務に志願した。
ニビル星、アヌンナキの王、アンシャルとキシャルの息子である天空神アヌは、ナンムとの間に産まれた長子、エンキを総司令官に任命し、地球に派遣することになった。
エンキと厳選された随行者達は次の太陽系に近付く時期を見越して、持ち得る限りの最大の戦艦、設備、そしてエンキの持つ科学力を結集した、天命の書版を用意した。
宇宙船に乗り込んだエンキは、飛翔するよう命じた。
アンズーが飛行船の司令官として随行した。
アンズーは天を知る者とされ、彼の名前の由来でもあった。
それが彼が特別に危険な航路開拓に至り、旅路を成功させる為の第一師団に選ばれた理由であった。
彼の家系は王族の血筋でもあり、自身でもそれを誇りに思っていた。
宇宙船は宇宙に向けて、太陽に向けて勢い良く飛び出した。
冥王星を通り越し、海王星を超え、天王星を超え、土星に差し掛かった。
一向は微かな引力を感じながら、その恐ろしくも魅力的な壮大な輪と姿に魅了され称賛した。
アンズーは引力に操舵を奪われないよう指示し、小惑星との衝突を巧みに回避した。
目前には巨大な姿の木星が存在感を示していた。
木星の引力は気性の激しい娘の如く強かったが、アンズーはまたもや上手く切り抜けた。
「この先は砕かれた惑星の残骸が立ち塞がっている」
ティアマトの砕かれた残骸が、小惑星帯となって、罠のように火星への道を塞いでいた。
エンキは自信が開発した装置を稼働させるよう指示した。
エンキが稼働させたのは水推進型の迎撃砲で、数多くの小惑星が回転しながら宇宙船に迫ってきたが、砲台から放たれた強力な水砲によって弾かれていった。
しかしその数は数え切れないほどで、果てしなく感じるほどの時間を水砲で撃墜し続けた。
緊迫した時間を潜り抜け、一同はついに小惑星帯を抜けた。
視界が開け、太陽が眩しくも輝き、船内には喜びの歓声が上がった。
その最中、アンズーが警告を発した。
小惑星帯で想定以上の水が消費され、宇宙船の運航に必要な水分も残りわずかだった。
エンキは天命の書版を使い、火星に補給出来る水があるかを調査した。
すると充分な補給が出来ることが分かった。
宇宙船は一度補給のために火星に立ち寄ることにした。
水を使いすぎ、補給の必要が生じたので、彼らは火星に着陸した。
火星の大気は彼らが適応出来るものではなかったが、豊富に流れる湧き出る水は問題なく活用出来た。
その火星からは地球が見えた。
補給を終えた彼らは地球に向けて離陸した。
以前アラルの発した信号を頼りに、地球の海に着水した。
着水した海は、大陸に囲われるような内湾で、巨大な川が海へと注ぎ込んでいた。
彼らは見た目が魚のような宇宙服を着て外に出た。
そして今から2※約44万5千年前、3※魚座の時代、地球の、現在のアラブ、ペルシャ湾の河口付近に一機の巨大な宇宙船が降り立った。
エンキ率いる一団は、前もってアラルから大気の情報を得ていたが、万が一の事も予想し抜かりなく改めて、地球の大気組成、地質を分析し、生存、活動に関して支障が出ないようにあらゆるデータを取った。
すると、大気は本当に彼らの体質には適さないものの環境には適応出来ることが分かった。
偶然か必然か、ニビルの衛星とティアマト星の衝突の際に、ニビルに関連する成分やDNAが混在したことにより似通った星となっていたのだ。
彼らは早速、エリドゥという拠点基地を作り、大地、海中と金の抽出を開始した。
地球に降り立ったエンキとアヌンナキ達は母星との違いに驚愕する事となる。
太陽のあまりの眩しさに、世界のあまりにも色鮮やかなコントラストに、海に沈む陽の光と空の色の変化に、あまりにも早くまた訪れる朝に驚いた。
そして作業を開始したアヌンナキ達に、早速予想だにしなかった難関が差し掛かった。
地球とニビル星の自転速度の違いにより4※体内時計が狂わされてしまう為、作業が効率的に捗らなかったのだ。
寿命が長く、体感時間も人類とは異なる彼等にとっては数年であろうか、異様に早く入れ替わる昼夜に翻弄されながらも、作業を始めて1万5千年の月日が経った頃、作業を従事しているアヌンナキから不平や不満が募るようになった。
再びニビルが周回軌道で太陽系に5※近付く際に、現状の状況の報告をするようアヌより王命が降った。
エンキはニビルへの一時帰還の任務として優秀なパイロットとして随行したアンズーを任命した。
宇宙船の事を知り尽くしたアンズーは、宇宙船の整備の際に、本来あるはずの武器が搭載されていない事に気付いた。
エンキが破壊的な兵器は不要と考えていたのもあるが、かつてニビル星の王位を巡る争いの中で使用された兵器で、環境は破壊された。
過度に発達した物質文明と争いの成れの果てにより母星は滅びつつある。
エンキはアヌとの話し合いによる判断で、地球にこのような兵器を持ち込むことは不要だと考えた。
「これであの小惑星帯を抜けるとでも!?
とても正気の沙汰とは思えません」
アンズーは憤慨して言った。
「武器なしではさすがに持ちません! 安全に通過するなど不可能だ!!」
「兵器を使用してはならない」
とエンキは言った。
エンキは武器の使用を禁じる誓約を任務にあたる際にアヌに誓っていた。
宇宙では暗黙の了解として、ある一定の理に反した武器を使用することが禁止されていた。
これは絶えずより高位次元の相互監視されており、特に他の惑星が絡む範囲での使用は、自身もろとも淘汰されてしまう危険性もある為、アヌンナキとしては自制しなければならなかった。
その時、やりとりに見かねたアプガルが言った。
「私が行きます。きっと小惑星帯を抜けて、ニビル星に辿り着いて見せます」
エンキは承諾し、
「よくぞ申し出た。そなたに大いなる導きが共にあらんことを」
エンキはアプガルには伝えなかったが、天命の書版により彼の乗る船を遠隔でサポート出来るようにプログラムしていた。
この天命の書版が後に波乱を生むことになるとはまだエンキ自身も知る由もなかった。
こうしてアプガルがニビル星に一時帰還することとなった。
1※ Monoatomic goldと呼び、放射線をも防ぎ、地球では人工衛星や宇宙船などに使われている。
2※ 179万年前〜40万年辺りに来た説は濃厚とされ、島根県に砂原遺跡という120万年前の最古の遺跡がある。
つまり、アヌンナキ到来以前に文明が存在した可能性すらある。
3※ 魚座の時代の象徴として、水のスペシャリストというのもあったがエンキは魚を関連して描かれることが多い。
アヌンナキの宇宙船服も、鷲の頭に魚の胴体のような見た目をしており、ギリシャ神話のポセイドンや、日本での海神、古代メソポタミアでの七賢人アプカルル、バビロニアのオアンネスとも関連してくるとも考えられている。
オアンネスは紀元前300年頃のベロッソス著の歴史書に登場する半人半魚の神。
アッシュールなどから出土された紀元前14世紀頃の銘板の欠片に、七賢人アプカルルの神話が彫られ、彼らが人類に文明をもたらしたとされる。その内の1人が後に登場してくる七賢人であり半神のアダパである。
4※ 彼らにとっての1日は地球時間での7日に近く、それにより、働く過程で6日働き1日休むという1週間の概念が生まれた。旧約聖書にも記述に、
1日目、暗闇がある中、神は光を作り昼と夜が出来た。
2日目、神は空天を作った。
3日目、神は大地を作り、海が生まれ、地に植物を生えさせた。
4日目、神は太陽と月と星を創った。
5日目、神は魚と鳥を創った。
6日目、神は獣と家畜、神に似せた人を創った。
7日目、神は休んだ。
とあり、後世にも影響を与えている。
その派遣され、労働に従事したアヌンナキが”天使”、”鬼”、”仏”である。地球は彼らにとって自転速度が速すぎて適応難しい。アヌンナキの身体は、母星の大気組成や重力に違いにより、我々から見るととても巨大で、丈夫な体躯を持っていた。説にもよるがその身体は十数メートルにも及び、聖書や北欧神話に登場してくるネフィリムともされる。世界中から巨人の骨が発掘されているが、スミソニアン協会の圧力により隠蔽されているともされる。日本でも、ダイダラボッチの伝承が各地に残っており、太田窪等、土地の由来にも影響を与えるほどだ。しかしここでは考察がずれてしまう為、巨人の話はまた改めて考察しよう。
5※ ニビル星は太陽系の他の惑星とは異なり、それはまるで横から見ると十字を切るような動きで縦に大きく楕円を描くように周回している。3600年周期で太陽と地球に最も近付くとされる。実際太陽系には、十字を切るように楕円形に周回している惑星が存在することが分かっており、それはプラネット9、惑星Xと呼ばれている。ニビル星は、プレアデス星人によって作られ、移住が行われたともされる。ニビル星人はプレアデス星人の派系だと考えられており、ニビル星人のテクノロジーや特殊能力はプレアデス由来の物という説も存在する。
6※ イギギとはニビル星出身のアヌンナキに所属する別種族であり、巷ではグレイ星人ではないかとされている。グレイ星人は器であり、アバターの役割があるとされたり、生殖機能がなく、人類の母体を用いて繁殖するとの説もあるが真相はまだ謎のままである。
ここからは本編に関係はあるが、脱線してしまう為、予備知識として書いておきます。
かつての地球は大気の比率が今とは異なり、窒素の量も多く、生物も今現代の炭素主体の生物ではなくシリコン主体のそれに適応した物であった。重力は軽く、木は高く太く聳え立ち、恐竜を始めとする生物達は巨大で、太古の地球を走り回り飛び回っていた。
オゾン層には水分の膜がシールドのように覆い、有害な紫外線や宇宙線から地上を守っていた。
生物とな環境に適応することで生存し続けていた訳で、そもそも人間の身体を構成しているのは鉱物と考えられるという見方もあり、人間を構成する78%は水分で、残り22%はミネラルとされる。水は上空では冷やされ氷の結晶となり、それは科学的にも鉱物と分類され、有機物に必須の炭素も鉱物、タンパク質の材料である窒素も元は隕石に含まれていた窒素鉱物からなる。
水は、記憶媒体として最適ともされ、DNAの記録、地球の記憶そのままが残っているという説もあり、オカルト界隈だと水辺に幽霊が出やすいというのも、人から念や波動、電磁波として水や、磁場の強い土地に伝わったものが記録されたとの見解もある。神社でもお馴染みの大祓いの神は水を中心に司り、古来からの神事も水が用いられる。
神、示して申すと事象を表しており、大地に畝る火と水で火水、カミとなり、水蒸気となった水は雲となり、氷となり、雷を作り出し、神として鳴り、雨としてまた降り注ぐ。母なる海として地球の生命を育む為の循環システム、事象そのものであり、人々の記憶と魂を量子レベルで循環させる。
人は土人形であり土から生み出されたとアフリカのドゴン族やネイティブアメリカンのホピ族、南半球の土着民俗であるマオリやアボリジニと広く数々の神話で語られている。解釈にもよるが、言い伝え通りに土から捏ねて作られたという可能性も無きにしも非ずとも思うが、まぁ今とは比べ物にならない科学力や人智を遥かに超えた文明を築いていたとしたら想像すら難しいとは思うが、科学的に、SF映画にあるようなカプセル型の容器で地球の組成物や生物元に培養して人類を創り出したと考えると個人的には腑に落ちる。
それを、人は何者か大いなる存在によって、地球を構成する鉱物、土、水から造り出されたと表現したと考えると不思議と辻褄が合うのだかそれはまた機会があれば詳しく改めて話そうと思う。
また今から途方もなく昔の話、宇宙ではドラゴン族と蛇族が争っていたとされる。ドラゴン族が蛇族を、宇宙の果てまで追い詰め、蛇族は散り散りになり、ドラゴン族が勝利したとある。ドラゴン族に監視、管理されながらも、火星や地球に侵入し、彼らは密かにテリトリーを広げていった。ラケルタファイルのレプティリアンによる証言によると、蛇族はアヌンナキよりも遥かに前、誕生したばかりの地球に辿りついたのだった。それは、まだアヌンナキが地球に降り立つずっと前のことだった。アヌンナキでさえ、プレアデスをルーツに持ち、それ以前は辿りきれないほど長い宇宙の歴史に埋もれてしまっている。砕かれる前の地球にいた知的生物は何だったのであろうか。それは今となっては分からないことであり、輪廻転生や仮死状態による臨時体験、前世の記憶がある者、チャネリングによる天啓や、幽体離脱によりアカシックレコードにアクセスしたという証言、マオリのワイタハ族やアメリカのホピ族等の話しをまとめると、ある程度信憑性があるのではないかと思ってしまう程度には証言が一致している。地球人の魂の故郷はプレアデスや、オリオン座、シリウスが関係していると言うし、日本人の魂は金龍の生まれ変わりとの話もある。そもそもアヌンナキの話には奴隷労働者として描かれることも多いレプテリアンは、蛇族であり、アヌの第一子のエンキは、アヌがまだアンツを娶る前に、ニビル星から蛇族が支配する惑星を探検したときに出会った、帝国の姫だったイドとの間に儲けた子である。イドは、ニビル星に移り住み、ニムルという名で呼ばれるようになった。
もともと蛇族とドラゴン族は、何故だか分からないが犬猿の仲とされる。同じレプテリアンのグループの中でも、彼ら両種族にとって共通するのは、彼ら特融の頑固さとしぶとさである。その冷酷さきわまりない強さで、星から星へと移動しながら争いを永遠に続けているとされる。そして、彼らの戦いの舞台が地球に移動したのは、ニビルの時間軸からすると、およそ2000シャル(1シャル3600年)、地球時間で720万年前のこととされる。
2ちゃんねるに上がったスレで有名な話しでアカッフォとアストラル界の話がある。アストラル界で地球人の魂はアクァッホと呼ばれ、火星に住んでた地球人に似た他の宇宙人に似ているらしく他の生命体からは好まれていないような印象だったというのだ。これは他の話でもある、かつて滅びた火星のネフィリムの身体に、プレアデスの魂が宿った話に繋がるような感覚がある。
アストラル界の空間は絵の具のようで、距離、時間、大小のルールが物質世界とは異なる。アセンション移動が可能でワープ空間のようなイメージらしい。筆者も一度重病を患った際に近い感覚を体験したことがあるが、この世界で生きているとそれはとても違和感であり、言葉にするのは困難だ。
話を戻し、2ちゃんねるの話を引用すると、やはり地球は酸素も今より濃く、温暖で、重力も軽く、水は地表を覆っていなく、ケイ素を主体とした生き物で溢れていたということだ。アストラル界に訪れていた人の話しによると、過去の地球人は今とは違う方法で天体観測をしていた。チャネリング、もしくは高度な技術を用いていたのか。そして火星人か、ニビル星人が人類を作ったということらしい。戦争目的か、労働力目的として金やケイ素からなる水晶や巨大樹を伐採し採掘する為に、4種類の人型の生物が創られた。中でもレプティリアンは2メートル以上のトカゲ型でアクァッホに1番近いとされ、他に猿型の人類がいたとされる。月は異物で人工物とされ、今現代でもホログラム説、宇宙船説と様々な意見が飛び交っている。かくして、地球上では2種類の人類が発展し文明を作った。エンリル系統のレムリアン、アトランティアン系統のエンキとも捉えられる。アヌンナキが地球に訪れてからしばらくは、宇宙母船に住み、必要な時に拠点に降りてきたとされる。紀元前8,000年くらいにはアクァッホも地上の今の中東地域に住むようになったが、2つの人類は争い、紀元前7,000年ごろまで争いをやめなかった。アクァッホは介入し争いをやめさせようとした。アクァッホは火星への再建を志していたが紀元前6,000年ごろにはアクァッホもそれぞれの勢力の後ろ盾として争うようになった。アフリカと中東二つの地域を中心とした戦争は、核兵器に災害兵器とで一気に激化。インドの神話のマハーバーラタにも描かれている。モヘンジョダロやハラッパーノは滅亡した痕跡が残り、核の痕跡、高温にさらされたような痕跡が残る。アフリカ、中東側は滅亡し、多くの大地は荒廃し砂漠となった。とどめを指すように、最後レムリア側が水を爆発的に増やす兵器を使用。アトランティアン側は、洪水兵器を使用されたことに気付かず、大津波によりアトランティスは水没。紀元前5,000年頃には大洪水によりほとんどの文明は滅びた。それがノアでありウトナピシュテムの方舟伝説、伏犠と女媧の伝説へと繋がる。空にアクァッホ達は逃げ、あまりの惨状にらどうしようか考えていたら、トカゲ型巨人の人類をつれて別の星に行っていたアクァッホが、以前より高度な技術を携え帰還し、洪水兵器を回収し、被害は打ち止められた。戻ってきたアクァッホは、責任を取るよう、元々地球にいたアクァッホを置いて地球から去って行った。アクァッホは紀元前4,000年ごろまでは地上に降りず、連れてきた一部の人類を教育した。人類の短い寿命で教育するのは難しかった。その人類を降ろして、火星再興に向けて発展させようとしたころには、一度滅びかけた人類も再び以前の文明を見様見真似で再現しようとし、農耕や建築など再び盛り上がりを見せていた。エジプトの壁画ぇ太陽が手を伸ばすように見えるのは宇宙船から降りる光、つまり記述や口伝にあるのは宇宙船のことで、日本付近が拠点だった。幣立神宮にある伝承によると、五色人として世界に文明を築くように世界に派遣された。アクァッホは母船にいた人類を各地上に下ろしたが知識のみ与え、道具は持たせなかったとされる。それはまた過ちをまた引き起こさない為である。その一部がシュメール人であり、地上に文明をもたらした。アッカド人(神の血族ではあるものの置き去りにされた民族、カナン族、ニムロデ、つまりマルドゥク、ダビデの血族、アシュケナジー系ユダヤ人)は空に逃げた人類とアクァッホに対して根に持っておりシュメール人を征服してしまう。その後アクァッホは度々地上に介入するも、当時優れていた後のマヤ文明の人類と仲良くなり、結構な人数を母船に連れて行った。アクァッホは人類が本格的に宇宙に興味を持った段階で干渉をやめた。ピラミッドは別の異星人の入れ知恵とも言われ、フリーエネルギー、宇宙船の発着に利用していた可能性があるとのことで、本編ではこの後ピラミッドも登場してくるが、私はアヌンナキが関わったと思っている。
ラケルタファイルの話しが出たので、1996年12月16日、スウェーデンにて地球の先住民レプティリアン女性のラソタへのインタビューの話を書いておく。レプティリアンが地球に住み始めてしばらくして、エロヒムという宇宙人が地球に訪れた。類人猿を進化させることを目的とし、地球に訪れ、地球というエロヒムにとっての実験場であり、類人猿の動物園に住むレプティリアンを面倒な存在と考えた。光の種族という割には太陽光が苦手で日光を避ける傾向があり、日光を愛するレプティリアンからすると真逆の存在と考えられている。人間は他の種族に敵対意識を持つように作られ、それはレプティリアンや他種族に対しても同じであるとのことだ。人間は姿の見え方の認識を誘導されるスイッチが創造の際、エロヒムにより脳に設定され、レプティリアンや他の宇宙人、エロヒムが見せたい姿を人間に見せる際や、擬態する際に利用されている。人間は個別での環境適応、意志が弱く、創造時のプログラミングを打破すれば色々な制約から解放されるともラソタは語った。
ある時エロヒムは一万人から二万人の人類の祖先を連れ、何百年も地球から離れていた。その後エロヒムは地球に進化した人類を連れてきてはまた何千年も地球から離れた。連れて来られた人類の祖先とレプティリアンは問題なく共存していたが、人類はレプティリアンの技術と飛行体を恐れた。長い月日が経ち人類の心と進化した頭脳、身体構造が道具と火を扱えるレベルに達したと判断したエロヒムは、二万三千年間の間、七回に渡り地球を訪れ、人間のある部分の進化を進めた。役70万年前に地球で暮らしていた、はじめに進化した人類は技術と対話を用いていたが、しかしこの遺伝的に進化した人間は、レプティリアンとの接触を避けるようになった。エロヒムによりレプティリアンは嘘つきで邪悪な存在と脳に植えつけられた為であるとも考えられる。
何世紀か後にアルデバラン人は初めの創造物を消滅させることにした。
という。この進化を促した人間のある部分とはおそらく脳、松果体であろうか? シュメールやエジプト等の古代文明遺跡や壁画やペトルグリフ、ミケランジェロの絵画等数々の美術品や現代にも身につけられる装飾品等、松ぼっくりに似た松果体をモチーフにした物は沢山存在している。エジプト神話のホルスの目、プロヴィデンスやウジャト、またはウアジェトは松果体を象るともされ、ピラミッドの内部構造も脳の構造、王の間は松果体が位置している所と一致しているとされる。プロヴィデンスは、神の全能の目、キリスト教によると、全ては神の配慮によって起こっているとされ、摂理、天帝とも訳され、神により人間は造られたという根底を表してもいる。ホルスの目であり右は太陽、ラーの目、左は月、ウアジェトの目とされる。ウアジェトの目は、欠けた月が再び満ちるように、失ったものを回復させる、完全なるもの、修復されたものという意味がある。エジプト神話での、ホルスの左目であるウアジェトの目は、ホルスが父オシリスの仇であるセトを討つ時に失われた。その際この左目はホルスの下を離れ、エジプト全土を旅して知見を得た後、知恵の神にして月の神、時の神であるトートによって癒され回復した。その為ウアジェトの目は全てを見通す知恵や癒し、修復、再生のシンボルとされた。またホルスが癒された目を父オシリス神に捧げたというエピソードから、供物のシンボルともされたがこれはおそらくこの後に出てくる話にも繋がるが捻じ曲げられ改竄されたとも考える。また、守護神としてのウアジェトの性質から、守護や魔除けの護符として用いられ、ツタンカーメンにウジャトの目の胸飾りが添えられたように、死者に添えられることもある。フリーメイソンやイルミナティの掲げるシンボルに関わりがあるとするが、それ以前にエチオピアを始めとする世界各地の遺跡からから出土した遺物にこの三角形に目を象った彫りが入れられ、ブラックライトで照らすと光り、さらには磁力すら持ってるという今の考古学では説明の使わない事象が起きている。考察は尽きないがまたの機会にして本編へと話を戻そう。