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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。
この連載作品は未完結のまま約2年以上の間、更新されていません。
今後、次話投稿されない可能性が極めて高いです。予めご了承下さい。

The Red herring.~古代魔法を使う力を受け継いだので、宇宙中から命を狙われています~

作者:智郷めぐる
 十年前、パンドラ星では煌珠《ファンジュ》族狩りという悪逆非道な犯罪が横行していた。
 春辰《しゅんしん》の家も例外ではなく、当時二十歳だった姉が誘拐された。
 理由は、煌珠《ファンジュ》族の身体が特異なものだから。
 一度は聞いたことがあるだろう。
 人魚の肉を食べれば不老不死に成れる、と。
 煌珠《ファンジュ》の生体組織も同じ。
 その一部を摂取すれば、誰でも一時的に魔法が使えるようになるのだ。
 しかし、誘拐した奴らの、本当の狙いは違った。
 春辰《しゅんしん》には、嗅覚で感じ取ったものを〈色〉として可視化する能力がある。
 誘拐犯たちが求めていたのは、その能力だった。
(あのとき感じた〈赤い〉におい。あんなにも鮮やかで混じりけのない〈赤〉は、あれ以来、一度も目にしていない。あいつ特有のにおいなんだ)
 姉は幼かった春辰《しゅんしん》をかばい、誘拐犯たちに自らの命を差し出したのだ。
 放火された家で薄れゆく意識の中、ただただ連れ去られる姉の姿が脳裏に焼き付いた。
 時は流れ、十八歳になった春辰《しゅんしん》は、ついに行動に移すことにした。
 姉を探し出し、必ず取り戻すと誓い、家を出た。
 向かったのは、誘拐犯たちがいる〈地球〉。
 しかし、このときはまだ、春辰《しゅんしん》は何もわかっていなかった。
 誘拐事件の裏に隠された、本当に秘匿すべき真実を。
 それを知った時、世界はその力を欲するべく、狙いを定めることとなる。
 春辰《しゅんしん》の、本当の価値《ちから》に。



※平日更新
壱:力を欲して食べるもの
2023/04/27 11:14
伍:ただ腕の届く範囲だけ
2023/05/02 20:00
玖:邪な愛
2023/05/08 19:00
拾:望まぬ祝祭
2023/05/10 19:00
拾伍:金貨よりも軽いもの
2023/06/01 18:00
拾陸:可哀そうな身体
2023/06/05 20:00
拾漆:たまには着飾って
2023/06/09 19:00
弐拾:麗しの益荒男姫
2023/06/14 20:00
弐拾肆:生誕の悲嘆
2023/06/26 18:00
弐拾陸:禍は突然に
2023/06/29 12:43
弐拾漆:美しき永遠の殺意
2023/06/29 18:00
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